娘が留学しているUGA(ジョージア大学)が冬休みに入ってから1週間後、クリスマスと年末年始を一緒に過ごすために渡米した。
今回の足はデルタ航空の羽田→アトランタ直行便。留学出発時のヒューストン乗り継ぎ(しかも別切り)に比べると、直行便はとても精神的にも肉体的にも楽だ。
娘から頼まれた生活用品、本、映画のDVDなどをスーツケースに詰め込み、規定の23キロ未満になんとか収めた。
1|羽田→アトランタ:デルタ航空直行便
およそ13時間のフライトで、無事アトランタ空港に到着した。
デルタ航空は羽田空港(HND)からハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(ATL)への直行便を運航している。
エコノミークラスの預け荷物は通常1個・23kgまで無料(運賃クラスにより異なる)。
アトランタはアメリカ国内線の一大ハブで、国内各都市への乗り継ぎも充実している。
2|Mobile Passport Control(MPC)で入国審査を時短
前回の入国審査(留学出発時の帯同)は驚くほどあっさり済んだが、今回はMPCを初めて使ってみた。
専用レーンにはほとんど人が並んでおらず、審査官と対面するまでは早かった。審査官は終始にこやかで、やり取りはこんな感じだった。
「何しにきたの?」 「UGAに留学している娘とホリデーバケーションをしにきました」 「いいね。娘さんの専攻は何?」 「英文学です」 「いいね、良いホリデーを」
あっという間に終了。
娘の専攻まで聞かれたのは意外だった。そこで詰まっていたら、もっと質問が続いたかもしれない。おかげでかなり早く空港の外に出ることができた。
MPCとは
Mobile Passport Control(MPC)は、米国税関・国境警備局(CBP)が提供する公式アプリ。アメリカ市民以外(ESTA利用者を含む)も使用可能で、アトランタ(ATL)をはじめとする多くの主要空港で対応している。
使い方の流れはこうだ。
- 出発前にアプリをダウンロードし、旅券情報・渡航目的などを入力しておく
- 機内または到着後、入国審査に向かう前にアプリ上で顔写真(自撮り)を撮影する
- 申告内容を送信(「Submit Now」をタップ)するとQRコードが発行される
- MPC専用レーンに並び、QRコードと旅券を審査官に提示する
- 審査官との対面は通常通り実施されるが、専用レーンは空いていることが多い
注意点として、MPCを使っても審査そのものはなくならない。
英語での受け答えが必要で、渡航目的・滞在先・滞在期間などは事前に整理しておきたい。また、写真の撮影・申告内容の入力は機内でも可能だが、送信(Submit)は着陸後でないとできない。
3|空港内移動:The Plane Train
入国審査を終えたら、国際線ターミナルから各種シャトルバスが発着する国内線ターミナルまで移動する。これには「The Plane Train」を使う。
The Plane Trainはハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港内を走る無人地下鉄(APM)で、国際線ターミナル(Concourse F)から国内線の各コンコース(A~E)を結んでいる。無料で24時間運行。
スーツケースを持っていても乗りやすく、案内表示も明瞭だ。
グルームシャトルなど空港外バスの乗り場は国内線ターミナルのGround Transportation(地上階)にある。
4|Groome Transportation でアセンズへ
アセンズ行きのシャトルは今回も Groome Transportation(グルームトランスポーテーション)を予約した。
予約サイトでは「国際線到着の場合、入国審査の時間を考慮して飛行機到着から3時間後のシャトルを推奨」とある。それに従っていたが、MPCのおかげで実際には1時間もかからずに乗り場に到着してしまった。
ちょうど来ていたアセンズ行きのドライバーに「予約より早いが、空席があれば乗せてもらえないか」と交渉してみると、会社に電話で確認のうえ乗車させてもらえた。
約90分ほどの乗車でシャトルはUGAの敷地内停留所に到着。着いた頃にはすっかり日が暮れていた。
Groome Transportation 利用ガイド
Groome Transportationはアトランタ空港(ATL)とアセンズ間を結ぶ乗り合いシャトルサービス。UGA構内のGeorgia Center(1197 S. Lumpkin Street)に停車する。
予約は公式サイトから可能で、現地払いもできるが事前予約が確実だ。
国際線到着便の場合は入国審査・荷物受け取りを考慮して到着から3時間後の便が推奨されているが、MPCを使えばさらに早く出られる場合もある。
余裕をみて到着から2時間半~3時間後での予約が現実的だろう。
早く着いた場合はドライバーへの直接交渉も不可能ではないが、保証はない。
5|UGAの寮と再会
大学の敷地内にはすでに入っているのに、寮までが思いのほか遠かった。
重いスーツケースと手荷物を抱えて休み休み歩き、30分ほどかかった。
UberかLyftを呼べばよかったと少し後悔しつつも、節約を優先した。(停留所から寮まで距離があって荷物が大きい場合、Uber・Lyftの利用が現実的だ。キャンパス内でも問題なく使える)
やっと寮にたどり着き、LINEで知らせると玄関まで迎えにきてくれた。
暗証番号か学生証がないとドアが開かない。4ヶ月半ぶりの再会。元気そうで、安心した。
娘の部屋には古い映画のポスターや昭和っぽい小物が並んでいた。
いかにも娘らしい「自分の城」が、アメリカのジョージア州の一角にできあがっていた。

個室はかなり広かった。自宅の自室の3倍以上は広い。
今晩と翌日は娘の寮に泊めてもらう。娘の寮は個室あり、4人でリビング・キッチンを共有するタイプ。
ゲストの宿泊は日数制限があるが基本的に可能で、他のルームメイト全員の同意が必要。
冬休み中はルームメイトが全員帰省・旅行中のため、今回は娘一人の貸し切り状態だった。
6|翌日の行き先はイートントン
翌朝はアセンズの街のエンタープライズレンタカー(Enterprise Rent-A-Car)で車を借り、ここから約100キロ離れた小さな町、イートントン(Eatonton)へ向かう。UberやLyftで行くこともできそうだったが、小さな町なので、帰りは呼べないかもしれないと聞き、レンタカーで行くことにした。
おそらく日本人観光客がほとんど訪れることのない町だ。
だがそこには、娘がジョージア州にいる以上、絶対に行かなければならない場所がある。
イートントンはジョージア州パトナム郡の小さな町で、『ブレア・ラビット』の原作者ジョエル・チャンドラー・ハリスの生地として知られている。
その物語はのちにウォルト・ディズニーの映画『南部の唄(Song of the South)』の原作となり、東京ディズニーランドをはじめとするスプラッシュ・マウンテンのモデルになった。
町にはUncle Remus Museum(アンクル・リーマス・ミュージアム)がある。
アセンズから車で南西に約1時間(約90~100km)。イートントン訪問の詳細は次の記事に続く。

アメリカでは超有名なガソリンスタンド
そして、赤いキャップのビーバーがいる、かの有名なガソリンスタンドにも行く。
