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USディズニーの必要旅行日数


アナハイムにあるカリフォルニア・ディズニー・リゾートとフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド。
この2つのディズニー・パークに遊びに行くならどれくらいの旅行日数が必要なのか。

まずアナハイムのカリフォルニア・ディズニー・リゾート。
パークはディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの2つなので、一日ずつ遊びに行くとして2日間。
ロサンゼルス空港に日本から到着する飛行機は、午前中、早めに着く便も多いので、体力に自信があるなら到着日に片方のパークで遊んでしまうということも可能だ。
とするとディズニーだけを目的に行くなら、最低旅行日数は2泊4日(アメリカは日付変更線の向こうなので帰りは必ず機内泊となる)でもOKということだ。
現実的には1日目は疲れているだろうし、移動と買い物にあてるつもりで3泊4日だろうか。
アナハイムから近くはないが、ロサンゼルスにはユニバーサルスタジオ・ハリウッドがある。ここが本来の映画スタジオを公開、テーマパークにしたものなので本当の意味での、というか、まさに元祖ユニバーサル・スタジオだ。
ディズニー目的の人ならテーマパークが好きな旅行者だと思うので、せっかくここまで来たのならユニバーサルスタジオにも行くべきだと思う。すると一日追加で4泊6日。
移動日、ディズニーに2日、ユニバーサルに1日。
これでテーマパークは十分に楽しめると思う。更に日数をかけるならアナハイムから近いナッツベリー・ファームに行ったり、ロサンゼルス観光をしたりも出来る。

カリフォルニア・ディズニーリゾート

全体の規模は東京ディズニーリゾートよりもコンパクトなカリフォルニア・ディズニーリゾート

オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドは本当に遊び尽くそうと思えば10泊しても足りないと感じる人が多いと思う。
せっかく15時間以上もかけてフロリダ半島まで出掛けるのだから、出来るだけ長い滞在をするのが理想だが、そうも言ってられない人が大半だと思うので、最低どれくらいで行けるのかを考えてみた。
まずオーランドはアメリカ国内で乗り継いで計15時間以上の道のりだ。午後早めに到着する便も存在するが、夜到着という便が大半。なので、移動だけで1日を使ってしまう。
それにウォルト・ディズニー・ワールドの4大テーマパーク(マジックキングダム、エプコット、ハリウッド・スタジオ、アニマル・キングダム)に一日ずつかかるとして最低5泊7日だ。
時間の無い人は東京ディズニーランドと似た部分の多いマジックキングダムを外すとか、1日に2パーク廻るスケジュールを立てるとかで旅行期間を圧縮する人もいるが、せっかく遠いフロリダまで行くのにそこまで忙しいスケジュールはお薦めできない。
時間が無いならカリフォルニア・ディズニーリゾートに行った方が余裕を持って遊べるし、満足度は高いと思う。

4大テーマパーク以外にも2つのウォーターパークやダウンタウン・ディズニー(間もなくディズニー・スプリングスという名称になる)等、時間をかけて遊びたい場所が多い。
冬場ならウォーターパークは外せるだろうが、夏場に行くならタイフーン・ラグーンかブリザード・ビーチのいずれかには行きたい。
冬場でもダウンタウン・ディズニーや周辺での買い物等に当てられる日があればぐっと余裕が出来る。
なのでディズニーワールドを楽しむ為のお薦め最低旅行日数は季節に関わらず6泊8日。

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しかし悩ましいことにオーランドには他にも魅力的なテーマパークや観光施設が多い。
有名どころではまずユニバーサルスタジオ・フロリダ。しかもユニバーサルスタジオにアイランズ・オブ・アドベンチャーと、パークが2つある。
それぞれにハリーポッターエリアがあり、アイランズ・オブ・アドベンチャーにはUSJと同様のホグズミード村とフォービドゥン・ジャーニーがあり、ユニバーサルスタジオにはここにしか無いダイアゴン横町とエスケープ・フロム・グリンゴッツというライドがある。
この2つは実際に動くホグワーツ特急で移動出来、それ自体もアトラクションライドになっている。

ダイアゴン横町

現在オーランドにしかないダイアゴン横町。

そしてシーワールドもショーとライドが充実していてオーランドの人気テーマパークだ。
更にケネディ・スペース・センターがある。もしロケットや宇宙開発に少しでも興味がある人なら、せっかくここまで来たなら是非行きたい場所だろう。
宇宙にあまり興味がない人が行っても、感動した、行って良かったという評価の高い観光施設だ。

この中から一つだけ選ぶとしたらテーマパークとしての面白さと規模でユニバーサルスタジオになる。
費用はかかるがエクスプレス・パスを使えば、一日で2つのパークの主なアトラクションを楽しむことは可能(閑散期ならエクスプレス・パスを買わなくても)。
なのでWDWの6泊にもう1泊足して7泊9日あればいい。

WDWもオーランド自体も何日かけても遊びきれないほど面白い場所だ。(テーマパーク等が好きな人にとってだが)
出来る事なら10日間以上は滞在出来るスケジュールで訪れた方がいいと思うが、とりあえず、私の個人的な考えではあるが、最低必要旅行日数は7泊9日(WDWだけでいいなら6泊8日)だ。

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インタラクティブキューライン


東京ディズニーランドでもスタンバイ時間が常に長い「ピーターパン空の旅(Peter Pan’s Flight)」。
アメリカのディズニーでもこの人気は同じで、あまり待たないアメリカ人でも常に60分前後のスタンバイの列を作っている。
なのでファストパス+の対象アトラクションとして候補になるが、オーランドのマジックキングダムではキューラインが改装され、インタラクティブキューラインになったとのこと。
(オーランドのマジックキングダムではピーターパンにファストパスが設定されているが、何故か東京ディズニーランドではファストパス対象から除外されいる)

新しいキューラインはオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドではどんどん増えているインタラクティブキューラインと呼ばれる物で、触ると動いたり、色が変化したりという仕掛けが施されているもの。
東京ディズニーランドのトゥーンタウンにある仕掛けを想像して貰うと分かりやすいかもしれない。(実際にはあれよりかなり凝っている)
ああいった仕掛けがスタンバイのキューラインに施されているわけだ。
現在東京ディズニーランドにこのインタラクティブキューラインは無いが、ウォルト・ディズニー・ワールドでは新しいアトラクションにはもちろん、以前からあるアトラクションにも、比較的スタンバイの待ち時間が長いものから徐々に導入されてきている。(ホーンテッドマンション、プーさんの冒険、ビッグサンダーマウンテン、7人の小人のマイントレイン等)
予約が可能なファストパス+の導入で、以前より長い待ち時間を要するようになってきたスタンバイへの配慮から続々導入を進めているらしい。

ピーターパンのキューラインにはダーリング家の内装が再現され、稼働する装置とプロジェクションマッピングを使用して、ピーターパンの影と遊べたり、子供部屋を飛び回るティンカーベルがいたりといった、かなり凝った仕掛けになっている。キューラインを離れる際にはピクシーダストがゲストに振りかけられる。(実際にはゲストへの映像投影と思われる)
アトラクションの内容は東京ディズニーランドとほぼ同じだが、東京のキューラインはただの列なので、待ち時間の印象は全く異なると思う。

Peter-Pan-Interactive-Queue

飛び回るティンク。立体的な映像と、ティンクの動きに合わせて動く仕掛けで作られている。

インタラクティブキューラインはファストパス+を使うと体験出来ないので、東京ディズニーランドでは観られない仕掛けを観たいという場合にはスタンバイで並ぶしかない。
とは言っても60分以上待つ様な場合、インタラクティブな部分がずっと続くわけではないので、素直にファストパス+で乗ってしまった方がいい場合もある。
提案としては、60分前後、もしくはそれ以下の待ち時間が通常のアトラクションで、インタラクティブキューラインを持つ場合はスタンバイで、90分以上の待ち時間が予想されるものや、通常のキューラインしかないアトラクションはファストパス+でといった計画がいいかもしれない。

haunted-mansion

ホーンテッドマンションのインタラクティブキューラインもかなり凝った内容で人気。

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今後のWDW拡張計画


フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドの今後の拡張計画で大きなものをいくつかご紹介。

まず直近ではダウンタウン・ディズニーがリニューアルオープンしてディズニー・スプリングスという名称に変更される。
段階的にオープンして完全オープンは2016年の予定。
既に計画部分の多くがオープンしているので、2015年の旅行でも新しいディズニー・スプリングスの殆どを体験出来る模様。
ただ、工事は続行中なので駐車場が一時的に激減しているなど、付近の渋滞が予想される。ディズニーからもこのエリアへの移動には余裕を持つようにアナウンスされている。

内容としてはエリアの再構築、既存店の拡張とリニューアル、新規店舗のオープン等。ディズニー公式の商業、飲食、レジャーエリアという位置づけだったダウンタウン・ディズニーに、フロリダの文化というテーマを全面的に加え、再構築されているらしい。

  • 以前プレジャーアイランドと呼ばれていたエリアがザ・ランディングというエリアになり、まず高級レストラン「The BOATHOUSE」が拡張オープン。次いでアメリカ版、料理の鉄人である森本シェフによる「森本アジア」、ステーキハウスの「STKオーランド」がオープン。その他、Erin McKenna’s Bakery NYC、Havaianas、Sound Lion等新規店舗が続々オープン。
  • 屋外エリアとしては上記のザ・ランディングの他にザ・タウンセンターというエリアが作られ、遊歩道沿いにショップやレストランが配置される。
  • 世界一広いディズニーストアのワールド・オブ・ディズニーが更に拡張される。
  • ウェストサイドのエリアは階層化され、下の階層では日陰、上の階層からは良い眺めが提供できる場所になるらしい。ここはエンターテインメント施設が中心となる。

次はディズニー・アニマルキングダムの新エンターテインメントと拡張計画。

現在4大テーマパークのうち、夜間のエンターテインメント・ショーの提供が唯一無いのがアニマルキングダム。(マジックキングダムではエレクトリカル・パレードやウィッシュ、ハリウッドスタジオではファンタズミック、エプコットにはイルミネーションズがある)
遂にアニマルキングダムにも他のパークと同等以上のナイト・エンターテインメントが作られる。その名もリバーズ・オブ・ライト(Rivers of Light)。
水上で行われるショーで、フロートランタン(灯籠)とウォータースクリーンを組み合わせた視覚効果がメインになる。投影される映像は自然と動物をテーマにしたものらしい。
ウォータースクリーンを使うということなので、ファンタズミックやカリフォルニア・アドベンチャーのワールド・オブ・カラーに似た感じかと想像するが、なんと、音楽は生演奏で提供されるとアナウンスされている。
(動物が近くにいるので、大音響では行えないということもあると思う)
パーク閉園時間に合わせて開催されるキャッピングショーとのことなので、それはイルミネーションズやウィッシュ等と同じで、ショー時刻はアニマルキングダムの閉園時間に設定される。
スタート時期は未定だが、予想では2016年中。

リバーオブライト

RiversOfLightのイメージ画像。やはりワールド・オブ・カラーに似ている。

アニマルキングダムでは大規模なアトラクション・エリアとなるアバター・エリアの工事も進行中だが、これのオープンは2017年。
かなり大きなエリアに大規模アトラクションが建設されるらしいので、工事期間もそれだけ長い。
なぜ今頃アバターなのかと思う人もいるだろうが、2017年に映画「アバター」の続編が公開される。この映画の公開の後にエリアをオープンさせる計画の様だ。
メインとなるアトラクションは最新のテクノロジーが惜しみなく投入されるとのことで、現在世界最高ライドと言われいるユニバーサル・スタジオのハリー・ポッターを意識していると想像出来る。ライドとしてはそれを凌ぐものを提供し、ホグズミード村の代わりに、衛星パンドラの風景がエリア全体に広がるわけだ。

ということで、計画中の全てをちゃんと体験したいなら2017年の夏頃以降にオーランド旅行を計画した方がいい。
とは言っても、その頃には更なる拡張、新規計画が発表されていると思うので、実際には行けるときに行くべきだと思う。

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