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アメリカのスーパーマーケット


アメリカに行く度に必ず一度は行くのがスーパーマーケット。
アウトレットや普通のショッピングモールではフードコート以外にあまり興味が無いので、とにかく買い物の主体はスーパー。
滞在中のちょっとしたつまみや飲料を買うことはもちろん、おみやげも大抵はスーパーで買う。
おみやげの定番はアメリカらしいお菓子の類い。
ホテル併設の売店や、観光地の土産物屋を利用するよりもはるかに安く済むし、品揃えも豊富で見ているだけで楽しい。

アナハイム旅行

アメリカのスーパーは大きくて広い。それだけで楽しい。

スーパーを利用する上でいつもネックになるのが車の有無。
アメリカのスーパーは基本的に車で買い物に行くことを想定して作られているので、徒歩や公共の交通機関では利用しづらい。そもそもホテルから徒歩圏にスーパーがあるとすればかなりラッキーだ。もしバス等の公共交通機関がホテルの目の前からスーパーの目の前まで走っているなら、それもかなりラッキー。

レンタカー利用なら問題ないが、車が無い場合は工夫が必要になる。
巨大で品揃え豊富、更に何でも大きいスーパーに行って、買い物した荷物がちょっとで済むはずがない。この帰りの荷物をどう運ぶか。
両手に袋を提げて頑張って持ち帰るというのもアリだが、かなり辛い。アメリカのスーパーのポリ袋は日本のそれに比べてかなり品質が悪いので、あまり長距離を運ぶと破れてしまうし、とにかく持ちづらい。この場合にはエコバックを買った方がいい。
どのスーパーでもその店(チェーン)オリジナルのロゴの入ったエコバックを安く売っている。
これはちょっとしたお土産にもなる実用品だ。
エコバックをレジに持って行くと、その場で使う物としてその中に入れてくれることが多い。もしくは「このエコバックを使うか」と聞かれるはずだ。

作りのしっかりしたエコバックを使えばかなり楽にはなるが、それでも重い。
なので、機内持込可能サイズ程度のキャリーバックを使うという手もある。これより大きいと目立ちすぎるし、公共のバスに乗せて貰えないこともある。
もちろんスーパーの買い物の為に持参するのではなく、旅行の手荷物として利用するキャリーバックの中身を空にしてスーパーに持って行けば良い。
これにリュックでもあればほぼ全ての買い物を収納出来るはずだ。
飲料等の重い物をキャリーバックやリュックに入れて、入らない物は手に持つというスタイルでもかなり楽になる。

スーパーでの買い物の仕方は基本的に日本のスーパーと似ているが、微妙に違うところもある。
以下の点が主な相違点だ。

  • 旅行者にはなかなか難しいが、たくさん買うほど安くなる物が多い。例えば3つ買うと1つ無料なんていう売り方をしている商品を多く目にする。
  • 日本の様にポイントを貯める会員制度はみかけない。会員はその場で安い会員価格で買えることがほとんど。これは旅行者には有難いシステムなので、買い物の量によっては、最初にカスタマーサービスで入会しておくことをお薦めする。(店によってだが、かなり大きな価格差だったりする)
  • レジは買い物の量によって分かれている事が多い。エクスプレスと書かれていたりするレーンは量の少ない人専用だ。具体的に何点以下の人が並べると書いてあったりもする。買い物点数以外に現金専用等が分かれている場合もある。
  • レジは大抵ベルトコンベアになっている。前の人の買い物と混ざらないように、セパレーター(棒状の区切る道具)を置き、その手前に自分の買い物を自分でカゴ(カート)から出して置く。自分の会計になればコンベアが進んで品物がレジ前に流れていく。
  • レジ係はバーコードを読ませながら、その場でどんどんポリ袋に品物を放り込んでいく。袋詰めは基本的にレジでやってくれるので、自分でする必要は無い。
  • ほぼ全ての客がカード払いだ。カードは自分でリーダーにスライドさせる場合も多い。レジのモニターに専用のペンでカードと同じサインをする。(太い線になるのでとても書きにくい)
  • カートは駐車場まで持って行ける。車の場合は車のトランクに買い物を積んで、付近のカート置き場に戻せば良い。車以外の場合は店の出口付近でカートを戻す。

スーパーで買うおみやげに迷ったら、お薦めはノンシュガー等の低カロリーの菓子類だ。
お菓子売り場には大概専用ののコーナーがあって、様々な低カロリーの菓子((Low Calorie Snacks)を売っている。飴等なら日本でもノンシュガーは珍しくないが、チョコレート等は珍しいはずだ。更に珍しい脂肪分ゼロ(fat free)のポテトチップスなんてのもある。


アメリカでのマナー


日本人は一般的にマナーが良いと言われている。
しかしそんな評価がされるようになったのは最近のことだと思う。
私が海外に行き始めた頃は日本人どおしでも評判のよろしくない、所謂「日本人団体旅行客の横暴」が問題視されていた。ちょうど昨今の中国人観光客の様な状態だ。
ここらへんは社会の成熟に関係があるのだと思うが、せっかく評判の良くなった状態は是非とも維持していきたいと思う。

外国とはいえ、そこは同じ人間どおしなので、常識的な行動をしている限り、神経質になることもない。ただ、日本の状況とは異なる点もあることは事実なので、いくつかアメリカでのマナーを列記してみる。

レストランで一人一人が別々に支払うのはマナー違反。

よく日本人は割り勘ということをするが、これをするならテーブルで自分達で行って、店にはまとめて払うべき。店側に計算させるようなことはしない。

ウェイター(ウェイトレス)を大きな声で呼んではいけない。

遠くにいる場合は声を大きくしなきゃ分かってもらえないと思うかもしれないが、あちらはちゃんと気にしているので大丈夫。ちゃんと見て軽く手をあげれば気付いて貰える。

スープをいただく時は音をたてない。スープ皿を持ち上げない。

これは分かっている人は多いと思うが、とにかく食事中に口から音の出ることは嫌われるので、注意。お味噌汁の様に持ち上げて飲んだりしないように。

ナイフとフォークの使い方はあまり上品にしなくても良い。

フォークの背中にライスを乗せて食べる日本人は器用だと思われるだけで、悪い事ではないのだが、そんなふうにして食べるアメリカ人は滅多にいない。ナイフとフォークを両手に持って食べるのはいちいち切り分ける必要のある料理だけ。それも最初に切ってしまったら、ナイフは置いてしまってフォークのみで食事をする人が多い。もちろんフォークの背中に乗せたりはせず、すくって食べるライスの様なものはスプーンと同じようにして食べる。

食べ物を他の人に回す場合は時計回りが暗黙の了解。

相席になるディナーショーとかで、そのテーブルの人で分け合う物は、時計回りに回せば良い。誰かが最初にとったら、そこから左へ廻ってくる。

鼻水をすする音はいやがられるが、かむ音は大丈夫。

食事中に音を出さないというマナーがあるにも関わらず、なぜか鼻をかむ音はOKの様で、レストランでも皆遠慮無く豪快に鼻をかむ。しかもハンカチで。(ティッシュは持っていない人が多い)すするよりはその方が良いらしいので、鼻をすする音を出すくらいなら、遠慮無くかんでしまおう。

レディファーストは想像以上に徹底されている。

有名な話なので知っていると思うが、かなり徹底されている。これを出来ない人はちょっとおかしな人と思われるので注意しよう。当たり前の行為なので、女性は「サンキュー」と言って遠慮せずに優先して貰おう。

手を口に当てて笑わない。手を口に当てるのは咳やクシャミをする時だけ。

日本では上品な行為だが、アメリカというか、日本以外では、笑う時に口を隠すのはかなり奇異に見えるらしい。

エスカレーターでは左側に立ち、右側を空けておく。

東京と同じと覚えておけば間違い無い。まあ、前の人達を見ればすぐ分かると思う。

手動で開けるドアは後ろの人の為に押さえておく。

これは最近は日本でもする人が多くなったが、アメリカではずっと当たり前の行為。日本では直後に人がいなければドアを押させる人はいないが、アメリカではかなり間隔があっても後ろから来る人がいれば押さえて待つ人が多い。(もちろん大都市ではこの限りでは無い)

とにかく謝る

アメリカは訴訟大国なので滅多に謝らないという噂があるが、あれは嘘。もしくは交通事故等の特種なケースの話。彼等は多分、日本人よりもよく謝る。どんなに混んだ場所でも誤って人を押してしまったり、ぶつかってしまっりすれば必ず「ソーリー」と謝る。混んでいるのだから仕方ない等という風に無言で知らん顔する人は滅多にいない。劇場や映画館等で座っている人の前を通るときも必ず「エクスキューズミー」と声をかける。無言で通ったりするのは変な人。

アメリカでの挨拶

これも日本人以上に挨拶を交わす。特に観光地なんかでは見ず知らずでもよく挨拶を交わす。エレベーターで一緒になった時、ただ道をすれ違う時に目が合った時、とにかく挨拶。店に入った時も店員は「いらっしゃいませ」ではなく「気分どう?」と言ってくる。黙っているのは変なのでちゃんと挨拶は返そう。「気分どう?」と聞かれたら、実際の気分に関わらず「グッド」でいい。
店員から品物を受け取った時も必ず「サンキュー」と言おう。あちらではお客様は神様ではなく、「売ってくれてありがとう」「買ってくれてありがとう」というフィフティーフィフティーの関係だと知っておこう。

他人に物を渡す時、軽く投げて渡したりする事は一般的に行われる。

失礼な行為に見えるが、それが普通なので失礼だ等と憤慨しないように。

警察官や警備員との記念撮影。

いかつい警官やガードマン等と一緒に記念写真をお願いしたいという場合、大抵は快く応じてくれると思うが、その時にしてはいけないことがある。それは彼等が携帯している拳銃側に立つこと。
腰のホルスターは目立つ(かなり大型の拳銃を下げている事が多い)ので、すぐに分かると思う。その反対側に立つようにしよう。

トイレの順番待ちは入り口付近で。

日本でも最近はこういうふうにしていると思うが、アメリカでは以前からこれが普通。間違っても個室ドアの前まで行って出てくるのを待ったりしないように。
入り口付近を先頭にした列で待ち、先に来た人から順番に空いたトイレに入る。男性用も同様。

トイレのドアは開けっ放しにしている家が多い。

旅行者が個人の家に行くことはあまり無いと思うが、もしそういう機会があった時は注意しよう。トイレのドアが閉まっていれば使用中、それ以外は開けておくという家が多い。トイレを借りたときにドアが開いていればほぼ間違い無くそういうことなので、自分が出たときも開けておこう。

ハワイ旅行

路上パフォーマーの写真を撮るなら、必ずチップを。それもマナー。

以上、一部を除けば日本人でも合点のいくマナーが多いと思う。
旅の恥はかきすてなんてことは言わずに、郷に入れば郷に従えで旅をしてほしい。


スマホやPCを海外で使う


海外でもよほど辺鄙な場所で無い限りはスマホや携帯での通話は日本と同様に行える。(通話料金は高いし、発信側にも受信側にも通話料がかかることに注意)
もちろんメールの送受信やSNSの利用、Web閲覧などのデータ通信も行えるのだが、これをどのような方法で行うかが問題。
選択を誤ると高額なデータ通信料を払うことになる。

私の場合、ドコモのiPhoneを使っているので、ドコモの話になるが、海外でデータ通信を行う場合の選択肢は以下の通り。(2015年2月現在)

  1. 海外パケ・ホーダイを使う
  2. 海外1dayパケを使う
  3. 海外WiFiレンタルサービスを使う
  4. ホテルや現地のフリーWi-Fi環境のみを使う

1と2はドコモが提供するサービス。

1の海外パケ・ホーダイは1日単位の2段階料金で、20万パケット(約24.4MB)までは1,980円、それを超えると2,980円になる。まあ、2,980円で一日無制限に使えると理解すればいい。

2の海外1dayパケは24時間、渡航先により980円・1,280円・1,580円のいずれかの料金(アメリカ本土の場合は980円)で30MBまで使える。30MBを超えても使えるが、通信速度が送受信時最大16kbpsに制限される。アメリカに行く場合は980円で24時間、30MBまで使えると理解すればいい。16kbpsに制限されてしまうと、テキストメールの送受信なら何とか使えるというレベルで、それ以上のことはほぼ出来ないレベルの速度なので、実用性が無い。

3の海外WiFiレンタルサービスの場合は、滞在中ずっと借りることになるので、レンタル料の相場で考えると1,000円×出発日、帰国日を含めた旅行日数が、使っても使わなくても費用としてかかる。通信料は基本的に無制限、もしくは毎日動画をがんがん観るようなことをしない限りは問題にならないくらいは使えると思っていい。(過剰な使用をすると制限がかかる場合もある)

4の場合はいつでも自由に使えるというものではないが、一日一回程度、どこかでデータ通信が出来ればいいという人なら問題ない。無料のWi-Fiスポット(スターバックスなど)に出向いて通信を行うわけだ。ホテルの場合はロビーでのみ無料Wi-Fiを提供していたりもする。部屋でも無料Wi-Fiが使えるホテルならラッキーだ。有料の場合はかなり高額に設定されているケースが多いのでお薦めできない。が、滞在中に一日か二日使えればいいというのなら、有料でも使用する意味はあるかもしれない。

海外旅行用Wi-Fiルーター

ホテルの部屋に有線LANがあるなら、それをWi-Fi化するのは簡単。安価な製品で可能。

日本にいる時と同じ感覚でデータ通信を自由に使いたい、現地で観光情報の閲覧や地図アプリ等を頻繁に使う予定があるというのなら、4は論外なので、1〜3の選択肢しかない。(オーランドのWDWでは、ほぼ全域でWi-Fiが提供されているらしいのでこの限りでは無い)

1の欠点は料金が高いこと。その変わり無制限に使えるし、レンタルWi-Fi機器の様な余分な物を持ち歩く必要が無い。
2の欠点は30MBで制限がかかってしまうことだ。30MBというのはかなり微妙なデータ量で、超えないという人もいるだろうが、Webサイトの閲覧等をある程度行えばあっけなく超えてしまう。
3の欠点は使わない日にも料金がかかることと、スマホもう一台分くらいの荷物が増えること。その代わり、複数台での接続も可能だ。

あくまでも私の考えだが、お薦めは以下の通りになる。

  • 現地の無料Wi-Fi等も併用してローミングの通信量を抑えられるなら、安価で手軽な2の海外1dayパケ。
  • 滞在中、使う日には結構使うが、全く使わないという日の方が多いというなら、使わない時にデータローミングをオフにする事を前提に1の海外パケ・ホーダイ。
  • ほぼ毎日それなりに使う、尚且つ同行者もスマホのデータ通信を行う、もしくはノートPC等の他のWi-Fi機器も使うというのなら、3の海外WiFiレンタルサービスが一番便利だしお得。

今年行くオーランド旅行では、滞在中の約半分がWDWなので、この間はWDWが提供するWi-Fiが使えるはず。残りの滞在中のデータ通信をどうするかなのだが、WDWでMy Disney Experienceを使用するのが、一番データ通信を行う時で、あとはそこまで使わないのではないかと思う。
滞在中の約半分もいる場所の全域にWi-Fi環境があることを考えれば、全日分の料金が発生する海外WiFiレンタルサービスは除外される。
行き帰りに泊まるオーランド空港と、インターナショナルドライブのヒルトン、ユニバーサルスタジオのロイヤルパシフィックと、全ての宿泊先に無料Wi-Fiがあるらしい。(ホテル情報を見た限りでは)
となればデータローミング量を節約する事も容易なはずなので、海外1dayパケを選択する予定。
ちなみに、海外1dayパケは事前申込みが必要。