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ディズニー・マジカル・エクスプレスの利用


オーランド空港からウォルト・ディズニー・ワールドに向かう場合や、逆にWDWからオーランド空港に行く際に無料で提供されているシャトルバスサービスがディズニー・マジカル・エクスプレス。直営リゾート宿泊予約があることが利用条件。

往復での利用が可能だが、もちろん行きと帰りの片道でも利用出来る。
到着時はまっすぐWDW直営リゾートへ、帰国時はWDW直営リゾートからまっすぐ空港へという利用が基本。裏技になるが、ディズニークルーズ乗船時に、早くポートカナベラル港に着くために利用することも出来る。リゾートから港へのシャトルバスは遅めの到着になってしまうので、早く到着出来る空港からのシャトルバスに乗り継ぐために使うわけだ。

マジカル・エクスプレスは当日のリゾート予約さえあれば、空港から予約無しでも乗車出来る。
オーランド空港ターミナルBサイドの1階(AサイドとBサイドは3階で繋がっている)にディズニー・マジカル・エキスプレス・ウェルカム・センターという名称の受付があるので、そこでリゾート予約番号等を伝えれば乗車出来る。この時に帰りの航空券を提示して帰国時のマジカル・エクスプレスを予約しておくことも出来る。

日本を出発する前に事前予約しておくことも勿論出来る。
ネットで予約の際、航空便情報は番号だけを入力。UA1234なら1234だけでOK。
便名さえ誤りなく記入しておけば、利用便のフライト変更等があった場合もちゃんとマジカル・エキスプレス側で変更、対応してくれる。(米系の航空会社はフライトの変更が日常的に起きる)
ただし便名そのものが変わってしまうと「航空機情報が不明」となってしまうこともあるので、そのような連絡がマジカル・エキスプレスからあった場合はリゾートのフロントやゲストリレーションズに相談しよう。
JALやANAのコードシェア便で到着、出発の際にはそのままの便名ではなく、AAやUA等のアメリカ航空会社での便名を入力する必要があるので、事前に調べておくこと。(JALやANAの便名でも予約出来てしまうが、トラブルの元)

ディズニー・マジカル・エキスプレス

マジカル・エキスプレスはディズニーが運営しているのではなく、実際にはミアーズが運航している。

帰りはチェックアウト前日の午前中までに部屋のドアノブにマジカル・エキスプレス乗車の案内が届けられている。通常は搭乗便出発の3〜4時間前の乗車時間が指定されている。
指定時間の10分前にはバス停で待つ様にしよう。
もしこの案内がチェックアウト前日の午前中までに届かない場合にはフロントに確認すること。
帰りは利用航空会社によってAサイドかBサイドのいずれかに降ろしてくれるので、航空会社を伝えればいい。(この際もANAやJALでは分からないので、実際に搭乗する米系航空会社を伝える)

最後にアメリカ人でも迷うドライバーへのチップについて。
基本的に必ずしも必要ではないのだが、スーツケースの積み卸しをしてくれるので、個数によって支払うのが自然だと思う。降ろした荷物を引き取る際に1個につき1〜2ドルが相場だろう。

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準備その20・ESTAの取得 (オーランド)


アメリカに3ヶ月以内の観光目的で行く場合にはビザは不要。代わりに必要になるESTA。
一度取得しておけば2年間有効だが、今回オーランドに行くに辺り切れていたので取得し直し。

パッケージツアー等では代行してくれる所もあるようだが、もし余分な代行手数料を取られるなら自分でやった方がいい。又、最近ではネット上にもESTA申請代行業者なるものが多数存在するようで、中にはあたかもESTAの公認サイトであるかのような表現、デザインを施した紛らわしいものもある。
これらは自分でやれば5〜10分で終了する作業を代行するだけで代行手数料を得ようとするもので、利用する価値は無い。
そもそも代行業者に伝えなければならない情報を入力する必要があるのだから、最初からESTAの公式サイトでそれらを入力するのと何処に手間の違いがあるのか分からない。代行によるメリットが不明だ。2015年6月現在、ESTAの申請手数料は一人14ドルだ。

ESTAの公式サイト「ESTAオンライン申請サイトでは日本語にも対応している。

ESTA

これが公式サイトの画面

申請時に必要な情報は氏名や住所、国籍、出生地等の他にパスポート情報、緊急時の連絡先や米国内での連絡先等だ。米国内連絡先は滞在予定のホテルの住所や電話番号でOKだ。(複数箇所に宿泊の場合はメインの場所だけで大丈夫)
あとはお決まりの質問に対するイエスノーをチェックすればいい。
入力作業自体はどんなに遅い人でも10分もあれば終わるだろう。手数料はクレジットカードで支払う。
現在ESTA申請の際にグループを作成することが可能になっているので、任意のグループを作っておけば、家族や同行者の申請を一度に行って(連続して行って)、手数料を纏めて支払うことも出来る。

申請が完了してから何も問題の無い人は数分で渡航認証許可となるはずだ。
ESTAの控えは特に必要では無いが、万が一のトラブルに備えてプリントしておくか、最低限ESTAの申請番号を控えておくことをお薦めする。
申請番号はESTAの有効期限を確認したり、情報を編集したりする際に必要になる。
ちなみにパスポートが変わった場合はESTAは有効期限内でも取り直しとなる。又、更新や継続といった概念は無いので、有効期限の2年が過ぎて、再度渡米する際には新たに新規で取得する必要がある。

ESTAの取得が出来ないと渡米にはビザが必要になるので手間がかかる。心配な場合は旅行に出発する一ヶ月前には申請しよう。とは言っても多くの人は即座に渡航認証許可となるはずだ。
どんな人が認証されないかと言えば、まず間違い無いのは質問事項の回答にイエス(はい)の項目があった人だろう。
過去に米国の出入国でトラブルのあった人や、前科のある人は保留状態が長引く可能性が高く、最終的に不許可となる場合もある。そうなったら米国大使館や領事館でビザを申請するしかない。

我々は何の問題も無く、申請から数分で渡航認証許可となった。
前回の渡米は2013年のハワイで、その時ももちろんESTAを取得しての旅行だったので、今回のオーランド旅行での乗り継ぎ地、シカゴでは初体験の自動入国審査マシーン(APC: Automated Passport Control)が使えるはずだ。
ESTAでのアメリカ入国で、過去(2008年以降)既にESTAでの入国歴がある場合は、米国内の主要な空港でAPCと呼ばれる自動入国審査機が使えるようになっている。日本語にも完全対応でかなり便利との評判だ。

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WDWバリューリゾートから各パークへの所要時間


出来るだけ安くオーランドのWDW旅行をする場合、多くの人が選択するであろうWDW直営のバリューリゾート。バリュークラスのリゾートの特徴としては部屋がシンプルで外廊下、レストランはテーブルサービスが無く、フードコートのみといった事の他に、ディズニー・トランスポーテーション・システム(各パークへの交通機関)がバスのみといったことがある。
そしてパークのバス停はもっとも遠い位置にある場合が多いということも知っておく必要がある。

では各バリューリゾートから各パークまではバスでどれくらい移動に時間がかかるのか。
まずは最安値のオールスターリゾート(スポーツ、ミュージック、ムービー)の場合。

  • マジックキングダム 23〜30分
  • エプコット 20〜26分
  • ハリウッド・スタジオ 18〜24分
  • アニマルキングダム 22〜28分
  • ブリザードビーチ 13〜19分
  • タイフーン・ラグーン 20〜27分
  • ダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス) 23〜30分

オールスター系列は各リゾートを順番に廻るバスや、直行するバス等があるために、どちらのタイプかによって所要時間に開きがある。

ポップセンチュリー・リゾートからは

  • マジックキングダム 22分
  • エプコット 15分
  • ハリウッド・スタジオ 15分
  • アニマルキングダム 20分
  • ブリザードビーチ 13分
  • タイフーン・ラグーン 19分
  • ダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス) 12分

アート・オブ・アニメーション・リゾートからの所要時間はポップセンチュリーと同じ。

以上は平均所要時間で、朝夕の渋滞時は若干増える可能性もあるし、空いていれば早くなる。
バスの出発間隔は平均20分毎だが、各パークの開園時と閉園時は増便されているので、20分も待たされることはないはずだ。(ただし乗る人も多いので乗り切れず、次の便を待つ可能性はある)
11時頃から夕方にかけては逆に便数が減るので最長で30分ほど待たされる可能性もある。
更にウォーターパークとダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス)へのバスは便が少ない傾向があることも知っておく必要がある。

各パークのバス停はデラックスクラスのリゾートが最もエントランスに近く、バリュークラスのリゾート行きのバス停はもっとも遠くになっている事がほとんどなので、バリュークラス宿泊者はバス停とパークのエントランス間を10分ほどは歩かされる可能性がある。(行きと帰りではバス停が異なる場合もあるので注意)

以上を考慮して最長の場合の所要時間を考えてスケジュールすれば、ほぼ希望通りの時間までにパークに到着出来るはずだ。
例えばオールスターリゾートからマジックキングダムに行く場合なら、宿泊している部屋からバス停までの時間(仮に5分)+バスの最長待ち時間(パーク開園時なら20分)+所要時間(最長30分)+バス停からエントランスまでの時間(10分)で、計1時間5分を見ておけばパークエントランスに着けるということになる。全てを最長で計算しているので、ほとんどの場合はこれよりも早く到着出来るはずだ。

WDWのバス

プリファード棟でないとバス停まで10分以上歩かされる部屋もあるので、出来るだけバス停に近い部屋をリクエストすることも大事。

キャラクターダイニングがあるリゾートに行く場合、どこかのパークで乗り換えで行くことになるので、そのパークまでの所要時間と、パークから目的のリゾートへの移動時間を足せば良い。
1900パークフェア(グランド・フロリディアン)、シェフ・ミッキー(コンテンポラリー)、オハナ(ポリネシアン)ならマジックキングダムから行くのがベストだろう。
マジックキングダムからはモノレールやボート、バス、或いは徒歩と移動手段が多くあるが、モノレールを使うとしてもっとも時間のかかるグランド・フロリディアンまでが17分だ。
なので、マジックキングダムまでの最長所要時間に30分を足しておけば、予約時間に遅れること無く到着出来るはず。

早朝のキャラブレ予約の場合、朝6時頃からキャラブレ専用のバスが走っていることも知っておこう。このバスが何時頃に来るかはリゾートのフロントで教えて貰える。
パークに向かう人がほとんど居ない時間帯に走るバスなので、行き先表示に関係なく、目的のレストランがあるリゾートまで行ってくれることもあるので、その方面行きのバスが来たら、ドライバーに聞いてみよう。

移動時間は混雑具合や時間帯によって変動してしまうし、夏場ならスコールの影響で停止してしまうということもある。最悪の場合を考えるとどんどん早く出発するしかなくなってしまうので、ある程度は割り切って計画するしか無い。

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