カメラ」カテゴリーアーカイブ

旅行カメラその4(DMC-GX7)


海外旅行には撮りたい風景がたくさんある。レンズ交換式の一眼レフを持っていれば、海外旅行こそ出番なわけだが、これがとても重い。
EOS Kissシリーズの様な軽量小型の機種でも良いレンズを組み合わせるとレンズの重さと大きさでボディの小型軽量は相殺されてしまう。
昔はそれでも頑張って重い一眼レフを持って行っていたが、とうとう重さに耐えられなくなり手放した。
それ以来、出来るだけ高画質なコンパクトデジカメを選んで使用する様になったが、レンズ交換が出来るカメラの魅力は忘れられない。暗い標準ズームレンズを付けるのなら、画質的には最近の高性能、高画質コンパクトで十分なのだが、明るい単焦点レンズが使えるカメラの吐き出す絵はコンパクトデジカメでは真似が出来ない。

そんなわけでやはり一台はレンズ交換が出来るカメラを所有していたいと思い、手に入れたのがパナソニックのLUMIX DMC-GX7。

DMC-GX7

14-140mmの高倍率ズームを付けているが、単焦点レンズの使用がこのカメラの主な使い道

これは所謂一眼レフ機ではなくミラーレス一眼というタイプ。その名の通り一眼レフにあるべきミラーがない。一般的にミラーレスは通常の一眼に比べて動き物(スポーツや走り回る子供等)に弱いと言われているが、最近は動き回る被写体もそれなりに撮れるレベルになってきた。
パナソニックのミラーレス機が搭載するセンサーは、一眼レフに搭載されているフルサイズやAPS-Cよりも小さいフォーサーズというサイズだが、明るいレンズなら十分にボケるし、暗所性能も以前に比べればかなり上がっている。
ミラーレスの利点はなんと言ってもボディの小ささとレンズの小ささ。ボディだけで見ると、一眼レフの小型な物とそれほど変わらない場合もあるが、レンズは同じ明るさであれば圧倒的に小さく軽い。なのでトータルではミラーレスはかなり小型軽量になる。(APS-C以上のセンサーを採用しているミラーレス機はこの限りでは無い)
それでいて画質は一眼レフと十分に勝負できるレベル。(写真を仕事にでもしていない限り)

重いのは困るがレンズ交換はしたいという場合にはマイクロフォーサーズ規格のミラーレスがレンズの種類も多く、最善の選択肢。
レンズ交換はしなくてもいいという場合には高級コンパクトデジカメにも十分な機種は存在するので、ミラーレスを選んだからにはレンズにも拘るべき。ミラーレス一台でいくなら便利な標準ズームや高倍率ズームも必要だが、それに合わせて明るい単焦点レンズを一本は持つべき。
コンパクトデジカメやズームとは一線を画す絵を実感出来ると思う。お薦めは20ミリ〜25ミリ(35ミリ換算で40〜50ミリ)のF2.0より明るいレンズ。オリンパスでもパナソニックでも、マイクロフォーサーズのカメラとレンズを製造しているメーカーから何種類か出ている。(ただのフォーサーズとマイクロフォーサーズの違いはレンズのマウント。現在はマイクロフォーサーズのみしか製造されていない)

DMC-GX7

パナソニックの単焦点レンズLUMIX G 20mm/F1.7 II ASPHで撮影

DMC-GX7はマイクロフォーサーズのミラーレス一眼としてはやや大きいボディサイズだが、その分高機能な機種。見え方の素晴らしいファインダーと背面液晶はアングルを変えられる可動式、タッチAFで自由に指でピント位置を選べる、パナソニック機としては初のボディ内手振れ補正(パナソニックはレンズ内手振れ補正を採用している)も付いて、オリンパス製等の手振れ補正の無いレンズで手振れ補正が可能等々。機能的には全部入りと言っていい機種。
デザインも往年のレンジファインダーを思わせるもので格好いい。

DMC-GX7

ビューファインダーにポップアップ式のストロボ、アクセサリーシューと無い物がないという完全装備。

デジタルカメラは昔のフィルムカメラと違ってモデルチェンジが早い。このDMC-GX7もすぐに後継機が出てくるのだろうが、劇的に画質向上がされるような変化が無い限り、買い替える必要はないと思える完成度だと思う。
多分4K動画撮影は搭載されるだろうが、編集環境も視聴環境も整っていないので暫くは不要だし。


旅行カメラその3(DMC-LX100)


かつては重い一眼レフに高倍率ズームレンズを付けて旅行に持って行ったりしていたけど、歩き回る事の多い旅ではかなりしんどかった。
一番楽なのはポケットに入るコンパクトデジカメだけを持って旅することなのだけど、画質のいい写真も残したい…。
小さくて高画質ということになるとソニーのRX100シリーズが一番理想に近い。実際、最近はそれを持って出掛ける事が一番多いが、一眼レフの画質を知ってるとそれでも物足りない事がある。
風景を撮ってる限りではRX100M3で十分なのだが、ポートレイト風のスナップでは1インチセンサーのRX100M3では背景ボケに満足出来ない。でも大きくて重いのはしんどい…。

そんな時に登場したのがパナソニックのLUMIX DMC-LX100というコンパクトデジカメ。
ポケットに入るほど小さくはないが、小さなバッグにもすんなり入るくらいの大きさ。小型のカメラなので重さも気にならない。
そんな感じの手頃なボディサイズにミラーレス一眼で採用されているフォーサーズセンサーを搭載している。この大きさのセンサーになれば明るいレンズを付ければ十分なボケが得られる。
で、レンズはライカブランドでF1.7-2.8という明るさの24-75mmズーム。
つまりミラーレス一眼に高額な大口径標準ズームを付けているとの同じ。

これは現時点ではかなり理想の旅カメラ。なので、購入。

LX100

別売りの開閉式レンズキャップを付けた。これでレンズキャップの取り外しの煩わしさが無くなる。

lx100

これくらい背景がボケてくれれば十分

昔のカメラの様にシャッター速度のダイヤルやレンズの絞りリングが付いているのも特徴で、普通のコンパクトデジカメでは液晶を見ながらメニューを辿っていかなければならない撮影設定を瞬時に操作出来るのも魅力。
とても見やすい電子ファインダーも付いているので液晶が見にくい晴れた屋外での撮影もばっちり。
ストロボ(フラッシュ)が搭載されていなくて外付けでしかも別売りというのは一般受けしない仕様かもしれないが、私は雰囲気を損なうストロボ撮影が好きでは無く、ストロボをほとんど使用しないので不要。
これだけの大きさのセンサーと明るいレンズに手振れ補正まであるのだから、普通の明るさがある室内や、ある程度の夜景ならノーフラッシュで十分撮影出来るはず。

LX100

絞りリングがAならシャッター優先AE、シャッターダイヤルがAなら絞り優先AE、両方Aならオート、両方A以外ならマニュアルという昭和のカメラ的な分かり易さ。

動画性能も優秀で、4K動画まで撮影出来る。
まあ、4Kを快適に編集出来る様なパソコンを持っていないし、TVも4Kではないので、普通のハイビジョン撮影が出来れば十分なのだが、4K動画から写真を切り出し出来る4Kフォトという機能には興味がある。連写とかを使わなくても4Kで動画として撮影しておけば、そのシーンの中から好きな一瞬を写真として高画質で切り出せるというもの。
欲を言えば、写真を切り出したら、元の4K動画を普通のハイビジョン動画に変換出来る機能とかがあれば良かったが、残念ながらそれは出来ない。
やはり今のところは動画は普通のハイビジョン設定で撮り、写真で連写をしたい時は素直に連射機能を使うのが無難か。

75ミリまでのズームはやはり望遠側が物足りないが、F2.8なんて明るさのズームレンズはこの辺が限界なので仕方ない。しかも普通は全域F2.8だが、DMC-LX100の広角側は更に明るいF1.7なのだ。

価格もコンパクトカメラとして考えれば安くはないが、ミラーレス一眼にF2.8通しの24-70ミリズームをセットで買うよりは遙かに安い。

サイズと重さが旅行中の快適さを決める事は確かだが、画質も出来るだけ最高のものを求めたいと思うと、現時点では旅のカメラとして最高の機種になると思う。
ルミックスのLXシリーズは従来から高性能、高画質なコンパクトデジカメのシリーズなのだが、LX100で一気に他社をリードした。きっとソニーあたりも追随してくることだろう。
そうそう買い替えることは出来ないが、今後も楽しみだ。


旅行カメラその2(DSC-RX100M3)


最近旅行時に必ず持って行くのがソニーのサイバーショット DSC-RX100M3というカメラ。
このカメラのシリーズは最初のDSC-RX100から使っているが、二代目のM2は見送ってM3の登場で初代と入れ替え。

rx100m3

ツルッとした外装で滑りやすいので、純正のグリップを付けた。これで持ちやすさは完璧アップ。

RX100シリーズが優れているのは、ポケットに入るコンパクトデジカメサイズに1インチという大きな撮像素子を搭載していること。現在は他にキヤノンのG7 Xとか同様のデジカメも登場しているが、初代RX100が登場した当時は画期的だった。
そしてシリーズ3代目のDSC-RX100M3では同程度のコンパクトサイズを維持したままファインダーまで搭載した。
私の様な昭和な人間にとって液晶では無くファインダーで撮影できるというのはとても大切。手振れ防止にはファインダーに接眼して撮るのが一番理想的だし、液晶が見えづらい晴天の屋外では接眼出来るファインダーがあるかないかで使いやすさが大きく変わる。
更に理想を言えばファインダーが光学式ならベストだけどこれは仕方ない。(DSC-RX100M3のファインダーは電子ファインダー)
あと、小さなサイズにファインダーを納めるために、必要な時だけポップアップ、更に指で手前に引き出して使う形になっている。この操作がちょっと億劫な為、通常は一般的なコンパクトデジカメ同様、背面液晶で撮影し、必要な時だけファインダーを使うというスタイルになってしまう。

大きな撮像素子の何がいいかと言えばもちろん画質。
ちょっとした一眼レフに迫る解像度と絵の深みを出してくれる。もちろんトータルではより大きな撮像素子を搭載しているカメラの画質を超える事はないが、ポケットに入るコンパクトな外見から想像する画質レベルは超えているということ。もちろん動画の画質も素晴らしい。

rx100m3

解像度は素晴らしい。広角側の解像度だけで比べたら十分に一眼レフ並み。

このデジカメの欠点は詰め込まれてる技術に比例したかの様なズッシリとした重さ。明らかに一般的なコンパクトデジカメよりもズッシリと重い。(外装がプラスチックではなく金属ということもあるが)
そしてサイズに不釣り合いな値段。同じ値段でエントリークラスのデジタル一眼レフのレンズセットが買えてしまう。(時間が経てば価格はどんどん下がるだろうし、いずれ型落ちとなればより安価になるだろうけど)まあ、値段は小さなボディに大きな撮像素子やファインダー等を入れ込んだ技術料と、高品質な明るいレンズや外装素材等の料金と考えれば納得するけど。
あと、いくら画質が一眼レフに迫るとはいえ、多くのミラーレス一眼が搭載しているフォーサーズセンサーや一眼レフのAPS-C、フルサイズセンサーとかに比べれば1インチセンサーは小さいので、背景を大きくぼかした撮影はさすがに出来ない。(近接ではそれなりにぼけるけど)
ボケの綺麗なポートレイトとかにはやはりミラーレスや一眼レフが必要。

レンズは24-70mm F1.8-2.8のZEISSバリオ・ゾナーT*でとても明るい。大きめ撮像素子や手振れ補正機構と相まって、暗所でのノーフラッシュ撮影が楽に出来る。
ストロボを焚くとどうしても雰囲気が変わってしまうので、基本屋内でもストロボOFFが好きな私には有難い。
広角側24ミリは旅カメラとしては十分だが、望遠側70ミリは足りないと思うシチュエーションもある。しかしこれ以上望遠側を伸ばすと明るさを維持できないだろうし、画質にも影響するだろうから、このカメラのコンセプトを考えると仕方がない。
望遠側が欲しいならもっと安いコンパクトデジカメに300ミリ超えの製品がたくさんあるので、それと使い分けるか、画質や暗所性能には目を瞑って24〜300ミリ超えのズームを搭載したデジカメを選ぶのがベター。

RX100-M3

コンパクトであるということは持ち出しやすいということ。これは重要。

あと、背面液晶は可動するので上方向にひっくり返すと液晶を見ながら自分撮りが可能。スマイルシャッター(笑顔になったことを自動検出してシャッターを切る)も搭載しているので、今流行のセルフィースティック(自分撮りの棒)とかでの自撮りが楽に行える。
液晶を見て自分(達)を入れ込んだ構図を確認してから笑顔になると、自動で写真を撮ってくれるので大変便利。
あと、専用のスマホアプリをi PhoneやAndroid機にインストールすれば、スマホ画面にカメラの画面を映し出せ、ズーム操作やシャッター操作もスマホから出来る。

ポケットやバッグに無理せず入る大きさで、出来るだけ高画質のデジカメを旅に持って行きたいと思う人には、今現在ベストなデジカメだと思う。