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国際線 飛行機の選び方


個人旅行で飛行機を予約する場合の選択基準は何を優先するかで様々。
料金、加入しているマイレージプログラム、サービス、機材等々、人ぞれぞれ優先することが違う。
私の場合の優先順位は1料金→2座席配列→3マイレージプログラム(つまり航空会社)。
やはり安いに越したことはないが、子供と窓側2席を使いたいので、座席配列も重要。この二つの要素を満たしている便があれば、あとは加入しているマイレージプログラムから選ぶ。
多少の値段差なら座席配列を優先させるし、マイレージ加入の有無も目を瞑る。要は優先する3条件を考慮しながら、バランスで選択する。
飛行機が直行便ならどの航空会社の便でも所要時間に大差は無いが、到着時間や帰国時の現地出発時間も選択する際に考慮することになる。乗り継ぎ便なら所用時間も。この辺は便利な便ほど高いのが普通。

飛行機は出発日と帰国日の組み合わせで料金が変わる。同じ出発日でも帰国日をいつにするかで大きく違ったりするので(逆も)、旅行に使える日数から、最短何日以上、最長でも何日以内と決めて、その範囲で最も安い料金の組み合わせを探す。
最低の料金の組み合わせと希望するベストな日程との差額がそれほどでもなければ、もちろん希望する日程にする。

料金は常に変動するので、その時点で最安であってもその後にもっと安くなるということもある。もちろん逆に高くなることもあるので、こればかりは運次第。
キャンセルや変更がきくなら、安くなっているのを発見したら変更してしまえばいいのだが、格安の航空券は変更もキャンセルも不可という場合が多い。
この辺は予約時点の料金を納得したのだから諦めるしか無い。
国際線の予約開始は航空会社によって多少違うが、330〜355日前。
早くとれば希望の席を選び放題なのは勿論なのだが、料金がころころ変わることと、機材変更で席が変更されてしまう可能性があることは覚悟しなければならない。
急な機材変更はどうすることも出来ないが、事前に機材変更が決まっていれば、その時点で席を再指定出来るので、出発日まではたまにネットで予約便の状況を確認した方がいい。
(時間が変更されることもあるので)

航空券の予約と購入はネットで行うのがベター。
各航空会社の様々な便を、料金、シートマップを一度に見ながら比較出来るし、同じ事を電話予約でやろうとしたら手間と時間がとてもかかる。
注意点として料金は各種税金や燃油サーチャージを含んだ総支払額で比較すること。
デルタ航空は子供料金での予約が電話でのみしか出来ないこと。(大人料金での比較をしておけば子供料金も大凡算出できる。2歳以上12歳未満は大人料金の75%)

飛行機

キッズミールや制限食等のオーダーもネットから出来る

ローコストキャリアを使う場合は、何が含まれていて何が含まれていないのかをちゃんと確認すること。(オーストラリアと日本の間で運行しているジェットスター等)
ローコストキャリアの場合は機内サービスは飲み物も食事も有料、預け入れ荷物も1個から有料だったりするので、希望するサービスを自分で決めることはもちろん、行きと帰りの荷物の重量等まで自分でちゃんと予想を立てて予約しないと、思わぬ出費が増えてしまう可能性がある。


ホテルの会員プログラム


ホテル利用の出張が多い人なら、チェーン展開しているホテルグループのポイントプログラムや会員プログラム(メンバーシップ)に登録しているとことと思うが、趣味や観光でも定期的に旅行をするなら入っておきたいホテルの会員プログラム。

日本でも海外でも利用する機会を考えると、ヒルトン、ハイアット、シェラトン系列の会員にはなっておいた方がいい。私もこの3つのメンバーシップには登録している。
ハワイやグアム、アメリカ本土にはこのホテルグループのホテルが山ほどあるし、日本でもTDRのオフィシャルホテルをはじめ、全国主要都市に展開している。

プログラムの名称はヒルトンが「ヒルトンHオナーズ」、ハイアットが「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」、シェラトンが「スターウッド プリファードゲスト」となっている。
いずれも入会は無料。ホテルでの申込み用紙への記入や、各ホテルのサイトで簡単に入会できる。

宿泊毎にポイントが貯まって、貯めたポイントを利用して部屋のアップグレードや無料宿泊が出来るというのはどのプログラムも共通。提携航空会社や提携レンタカー、提携クレジットカードの利用等々、ホテル利用以外でポイント加算することも出来る。

はっきり言って無料宿泊をゲット出来るまでポイントを貯めるにはかなりの利用が必要。年に一回、数日間の宿泊程度では貯まらない。それに楽天トラベルやじゃらん等の格安プランを利用するとポイント加算無しなんてことも多い。
そしてポイントには有効期限があるので、1年以上1回もポイント加算対象になる利用(宿泊やレンストラン利用、提携会社のサービス利用等)をしないと、それまでのポイントがリセットされてしまう。(1年に1回でも利用すると全てのポイントが更に1年延命される)

それじゃ入会しても自分には意味が無いと思うかもしれないが、ポイントを貯めるという本来の目的以外でも入会した方がお得なことがある。
各ホテルグループ毎に内容は異なるが、会員プログラムにのみ提供しているサービスがあるからだ。

例としては(それぞれのプログラム毎に違うが)

  • 専用チェックインカウンターがある(混んでいるとき一般のラインに並ばずにすむ)
  • 無料でチェックアウト時間が延長できる
  • 会員専用ラウンジでの軽食サービス
  • ホテル内施設(レストランやプール等)の料金が割引される
  • 新聞朝刊のデリバリー

利用回数が増えて、会員のランクが上がると、更に色々なサービスが提供される。
入会は無料なのだし、利用したい、利用するかもというサービスが一つでもあるなら入会しておく意味はあると思う。
空室がある時にホテルが無料で部屋をアップグレードしたりしてくれることもあるが、そういう場合にも会員と非会員なら会員が優先される。

グアム旅行

グアムではハイアットに泊まった。ハワイではハイアットとヒルトンに、次のオーランド旅行でも空港のハイアットとインターナショナルドライブのヒルトンに泊まる

ヒルトン、ハイアット、シェラトンにはそれぞれ系列ホテルがあるので、特に欧米への旅行の際には選択肢が増える。系列ホテルもそれぞれのメンバーシップの対象なので、ホテルの名称が違っていても系列を確認した方がいい。
グループに吸収されたり離脱したりということもあるので、都度確認した方がいいが、一例をあげると次の通り。(ヒルトングランドバケーションの様に、名称にヒルトン等と入っていれば分かると思うので、分かりにくいもののみを列記)

ヒルトン系列(ヒルトンHオナーズ)

  • コンラッド
  • ダブルツリー
  • エンバシースイート
  • ハンプトンイン
  • ホームウッドスイーツ
  • ウォルドルフ・アストリア

ハイアット系列「HYATT GOLD PASSPORT(ハイアットゴールドパスポート)」

ハイアットは基本的に「パークハイアット」や「ハイアットリージェンシー」の様に名称にハイアットが含まれるので分かりやすい。例外としてアンダーズ (Andaz)がある。

シェラトン系列「スターウッド プリファードゲスト」

  • メリディアン
  • ウェスティン
  • セントレジス
  • アロフト
  • エレメント

旅行を趣味とする私でも今までに手に入れた無料宿泊は、ハイアットゴールドパスポートでハワイのハイアットリージェンシーワイキキ2泊のみ。スターウッド プリファードゲストは無料宿泊1泊分くらいは貯まっていたのに、うっかりしてて失効してしまった。
今現在集中して貯めているのはヒルトンHオナーズ。しかしなかなか貯まらない。


アメリカドルの使い方


慣れない外国通貨を使いこなすのは面倒という人も多いと思う。
確かに海外旅行でそれなりの額の買い物や飲食をする時は、クレジットカードを使うのが一番便利。
しかし一切現金を使わずに過ごすと言うことも出来ない。
多くの人は日本で現金を円から現地通貨に両替してから出掛けると思う。この時に、あるいは事前に最低限の通過の種類と大体の価値(日本円に換算しての)は頭に入れておこう。

USドルの場合は以下の通り。(両替は紙幣のみ、硬貨への両替は出来ない)

  • 100ドル札
  • 50ドル札
  • 20ドル札
  • 10ドル札
  • 5ドル札
  • 1ドル札
  • 25セント硬貨(クォーター)
  • 10セント硬貨(ダイム)
  • 5セント硬貨(ニッケル)
  • 1セント硬貨(ペニー)

他に1ドル硬貨や50セント硬貨(ハーフダラー)も存在するのだが、日本の二千円札同様、滅多に見ることはないと思う。100セント=1ドルになる。
硬貨はその種類を言うとき、日本の様に10円玉や100円玉という言い方はせず、通称のクォーターやペニー等と呼ぶのが一般的。
価値は常に変動するわけだけど、基本、1ドル=100円程度と考えて、それより円高なら1ドルは100円よりちょっと安い、円安なら100円よりちょっと高いくらいの捉え方か頭の中で換算しやすくていいと思う。(勿論大きく変わればこの限りではないけれど)

両替するときは紙幣に替えることになるわけだけど、券種を選べるなら出来るだけ100ドル札への両替は避けた方がいい。まとまった額を両替する時は100ドル札を完全に避ける事は出来ないとは思うけど、100ドル札はそれを超える、もしくは近い額の買い物の時でないと使いにくい。
大型の店なら大丈夫だが、小さな商店やタクシー等で少額の支払いに使おうとすると「お釣りが無い」と言われたり、稀に「100ドル札は受け取らない」なんて言われたりすることもある。
使える場合でもいちいち偽札判定をしたりするので手間がかかる。
100ドル札は使えるところで早めに使ってしまうのが一番。お釣りをもらって少額の紙幣に替えてしまおう。
逆に1ドル札はチップで常に必要になるので多めに入手しておいた方がいい。

アメリカドル

日本の千円札に相当する使いやすい紙幣は10ドルではなく20ドル札だと思う。これで払うと丁度良いというシチュエーションが一番多い券種。

ドル札は1ドルから100ドルまで全部同じ大きさなので間違わない様に注意しよう。常に券種毎にまとめておいた方がいい。バラバラに混ぜて持っていると、大きさや色では分からないので間違いやすくなる。券種毎に色は違うのだが、かなりくたびれた札もあって、色が変わってしまってたりする。(日本のお札に比べ、紙もインクの品質も良くない)
私は20ドル札以下の必要と思える分をポケットに、それ以外の札を財布に入れておくことにしている。(アメリカ人は財布からお金を取り出す人が少ないので、それに習って)

硬貨で必要性が高いのは25セント(クォーター)。
コインランドリーはほぼ全て、その他の自動販売機の類いでもクォーターのみ使えるという場合が多い。バスでも1ドル25セントなんて運賃の場合はぴったり持っていないとお釣りは貰えない。
コインランドリー等は25セントで使えるわけではなく、1ドル分やそれ以上のクォーターを入れなければならないので、枚数が必要だ。
親切な施設なら両替機があったりするが、無い場合も多いし、あっても使えないケースがしばしば。
この辺は日本では考えられないくらいの不親切さなので、自分で常に心がけておくことが大事になる。(バス等で小銭が無くてまごついていると、後ろの人がかなりの割合で小銭を出してくれたりするという、逆に日本では考えられない親切さもあるのだが)

海外旅行では現地通貨に慣れないために小銭が上手に使えず溜まってしまいがちだが、硬貨は日本円への再両替は出来ないし、そもそも邪魔で重くなる。
旅行中ならクォーターは出来るだけとっておくとして、それ以外の小銭は積極的に無くしていこう。
方法は簡単。会計の際、ある程度小銭が貯まってしまったら、貯まった小銭を全部レジ前に出して、そこから使える分をレジの人に取ってもらおう。指で硬貨の種類毎分けて、使える分を取ってくれる。
旅行の最後は空港のコンビニやお土産物屋さんで、この方法で可能な限り小銭を無くしてしまうといい。空港では小銭が邪魔になる外国人旅行者が多いので、こういう払い方をしている人を多く見かける。店員さんも慣れてるはずだ。
もちろん慣れてくれば自分自身で積極的に硬貨を使っていけるので、お店の人の手を煩わせる必要はないのだが、もし慣れることが出来ず、溜まってしまう様なら上記の方法で。

最後にトラベラーズチェックについて。
以前はレートがお得で、紛失しても再発行が可能なトラベラーズチェックを現金の代わりに海外旅行に持って行くという方法もあったのだけど、日本では販売が終了してしまった。
使う時に1枚1枚サインをしたり、パスポートをチェックされたりが面倒で、私は使っていなかったけれど、選択肢が減ってしまったことは残念。