アナハイム」カテゴリーアーカイブ

アナハイムからLAXへ…帰国[ベガス・ロス旅行記24]


帰国日。アナハイムからLAX(ロスアンゼルス国際空港)までは昔ながらのスーパーシャトルを予約した。タクシーは高すぎる(チップ込みで100ドルちょいはかかる)ので、スーパーシャトル以外に検討したのはUberやlyft等のライドシェアとディズニーランド・リゾートエクスプレス(ディズニー周辺のホテルと空港を結ぶシャトルバス)なのだが、ディズニーランド・リゾートエクスプレスは便数が多くなく、更に最寄りのバス停まで行かねばならないということで除外。ライドシェアは乗りたい時にホテルまで来てくれるので便利だが、乗るべき飛行機が決まっているということはホテルを出発するべき時間が決まっているということなので、10分刻みくらいでピックアップ時間を指定出来る混載のスーパーシャトルで問題ないし、最も運賃が安い。(アナハイムからLAXまでチップ込み、2名で計42ドルだったので、3名以上ならライドシェアの方が安くなるかもしれない)

スーパーシャトル

青い車体が目印ですぐにスーパーシャトルと分かる。

スーパーシャトルは昔からあるドアトゥドアの空港送迎サービスだが、以前は電話で予約をするかホテルのコンシェルジェに予約を頼むかしかなかった。しかし今ではネットから簡単に配車予約が出来て、チップまで含めてカードで前払いしておくことも出来る様になったので便利になった。

supershuttle アプリ

予約や予約変更、予約したシャトルの現在位置を確認出来るスマホのアプリも提供されている。

予約しておいたスーパーシャトルは指定されたピックアップ時間の5分前には来てくれた。
我々がアナハイムから乗る最後の客だったようで、私達を乗せたシャトルはまっすぐ空港へと向かった。同乗のお客さんは3人連れの日本人グループのみ。

LAXでは利用航空会社のターミナルでそれぞれ降ろしてくれるのだが、我々はアメリカン航空なのでターミナル4で下車。そこで私達が降りると一緒に乗っていた3人も降りてしまったのだが、ドライバーは「貴方たちはユナイテッドだからターミナルが違うよ」と言っている。
自分達の荷物を自力で降ろそうとする3人をドライバーはしきりに制して「まだ降ろさないで、ユナイテッドでは無いのか?アメリカンなのか?」と聞いているのだが、3人は何故かそれに答えない。
もしや英語が理解出来ていないのかと思い、日本語で「ユナイテッド航空ではないんですか?」と聞くと「そうです」とのこと。ならばターミナルはまだかなり先ですよと言ったのだが、何故かそこから先は私のことも無視して強引に荷物を降ろしてしまった…。
一人が「ユナイテッドはどこだろう」とか言っていたので、車は利用ターミナルを順番に廻ってくれるという事を理解していない様子に見える。
ドライバーは「ここでいいんだね」と言って運転席に戻ってしまったし、私が「ここで降りていいんですか?ユナイテッドだと7か8なのでずっと向こうですよ」と言ってもあまりちゃんと聞いてくれないし、返事もない。(何故無視されるのか謎…日本語で会話していたので日本人だと思うのだが…)
仕方なく、彼等が無事辿り着く事を祈ってお別れした…。まあ、一番遠いターミナル8だったとしても、まっすぐ歩けば15〜20分くらいで着くと思うので、多分大丈夫だろう。

LAXは混むという印象が強いのだが、自動チェックイン機をはじめ、様々な事が合理化されてきたおかげなのか、チェックインも保安検査もかなりスムーズに通過。全員が靴を脱ぐ必要があるなど、かなり厳しい米国の検査だが、もう皆慣れているせいか全員が予め準備をしているのでどんどん進んで行く。この辺は国際線ばかりのトムブラッドレーターミナルとかの方が混雑するのかもしれないが、とにかく今回の旅行は入国も帰りも予想していた時間の半分もかからなかった。(たまたまタイミングが良かっただけかもしれないが)

搭乗まで時間がかなり余ったので、着いた時同様、屋内(エアサイド)の専用通路(ターミナルコネクター)を通って、ターミナル4から賑やかなトムブラッドレーターミナルに移動し、暇を潰すことにした。
娘がここに来て和食が食べたくなったというので、CHAYAという店でうどんをいただいた。改装される前のトムブラッドレーターミナルにはもっと手軽に、日本国内で食べているものと遜色のないカレーライスやそば、うどん等を食べられる店があったのだが、その店はもう無い。
改装後のトムブラッドレーターミナルは必要以上にお洒落な感じになってしまった…。

トムブラッドレーターミナルのうどん

キツネとタヌキのうどん?米国にしてはかなり控え目な量で値段は10ドル超え。味もちょっとぼんやりしてた…。

余裕をもってターミナル4に戻り、帰国便の搭乗を待つ。定刻に搭乗を開始し、ほぼ定刻出発。
今回は飛行機もとてもスムーズだった。
行きは羽田からの便だったが、帰りは成田着。
そういう世代なのだと思うが、やはり成田空港の方が海外に行く、海外に行ってきたという感じがする。

今回でベガス・ロス旅行記は終了。次回は未定だが、行くとすればいよいよ欧州かな。




公式アプリとディズニー・マックスパス[ベガス・ロス旅行記23]


カリフォルニア・ディズニーリゾートでは公式アプリとディズニー・マックスパスは必需品と感じたので使用感や注意点などを書いておく。フロリダのWDWではマジックバンドの便利さに驚いたが、あそこまでではないものの、公式アプリを介してシームレスに動作するディズニー・マックスパスもなかなかなものだった。

まずディズニー・マックスパスを購入するにはパークチケットが必要。1デイならその利用日、マルチデーならその有効期間内で、一日毎にマックスパスを購入する事が出来る。料金は私達の旅行時で一人一日10ドル。この料金で枚数無制限のフォトパス機能とデジタルなファストパス機能が入手出来るので、けして高いとは思わなかった。が、同行の人数が多ければ多いほど割高感は出るとは思う。家族やグループで行動している限り、写真を撮って貰うためのフォトパスはその中の一人が購入していればいいわけで、通常人数分購入する必要は無い。なので、人数が多いとファストパスを発券所に行く事無く取れるという事の為だけに一日につき、一人10ドルを払うという事になるわけで、お得感はぐっと低くなるだろう。こういう使い勝手の部分ではマジックバンドのシステムには及ばない。
ということで、マックスパスの人数分購入を躊躇無くお薦め出来るのは二人までの旅行になる。三名以上ならファストパスは誰か一人が纏めて取りに行くという事も出来ると考えると、よく検討して購入の是非を決めた方がいい。(フォトパスだけなら一人分の購入でいい)

ディズニー・マックスパスでファストパス機能を使うには上記の通り、人数分購入する必要があるのだが、操作は一人のスマホで行える。つまり一台のスマホでグループ全員分のファストパスを取得し、使用する事が出来る。
グループ全員が自分のスマホにアプリを入れておく必要も無いし(もちろん入れておいてもいい)、スマホを持たない人がグループにいても大丈夫。このへんは小さな子供もいる家族連れも多い事を考えれば当然の仕様だ。

マックスパスを使って取得出来るファストパスには一部、ショーのファストパスが含まれない事に注意。具体的にはファンタズミックのファストパスは発券機のみとなっていた。多分、ワールドオブカラーが催行されていれば、それも対象外と思われる。(私達の旅行期間はワールドオブカラーが無かった)ライド系アトラクションのファストパスは全て対応していた。

ファストパスの変更

取得したファストパスのアトラクションがシステム調整等で止まってしまった場合には、他のアトラクションに自由に使えるマルチプルファストパスに自動的に変更される。ただし同一パークのアトラクションにのみ使用可。

ファストパスの発券ルールは発券機と同じで、2時間毎に新たなファストパスを取得出来る様になっているが、もし次に使えるファストパスが2時間以内に使えるものなら、その使用開始時間に次のファストパスが取得出来る様になる。例えば12時に15時から使えるファストパスを取ったら、次のファストパスを取れるのは14時だが、12時に13時から使えるファストパスを取ったなら、13時に次のファストパスを取れる様になる。
マックスパスを使ってファストパスを取れる様になるのはインパークしてから(位置情報でインパークしているかどうかが判断される)になるが、二つのパークのどちらかにインパークさせすれば、どちらのパークのファストパスでも取れる様になるので、パークホップ出来るパスを持っている場合には便利に使える。

マックスパスのスキャン

ファストパスはこんな感じでスキャンして使う。上のカメラがバーコードを読み込む感じ。

フォトパス機能で取得出来る写真はパークカメラマンに撮って貰ったもの以外にアトラクションフォトも含まれる。アトラクションの写真には番号が一緒に表示されているので、その番号を自分のフォトパスにリンクさせればいいだけ。いちいちメモするのは面倒だろうから、スマホで番号が分かるように写真を撮っておけばいい。
キャラクターダイニングでも対応している場合があるので、写真販売に来た時に確認し、対応していればダウンロード用のQRコードをくれるようです。(プリントは別途購入しなければ貰えない)
あと、当然だがパークカメラマンに写真を撮って貰ったら、自分のスマホのマックスパスをスキャンして貰う事を忘れずに。
撮って貰った写真やリンクさせたアトラクションの写真が観られる様になるまでの時間にはかなりバラツキがあって、撮影後10分くらいで観られたこともあれば、翌日になるまで反映されないなんてのもあった。

フォトパス

アトラクションの写真は専用のフレーム付きで表示、ダウンロード出来る。写真はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!のもの。アトラクション写真の掲示時間は短いので、手早く番号をスマホで記録した方がいい。

アプリを使うにはネット接続が必要なわけだが、パーク内では無料WI-FIが提供されている。その無料WI-FIで十分に使えるかどうかが問題なわけだが、あくまでも私達の旅行時の状態での感想としては残念ながら不十分。
WI-FIが不安定になる場所が多く、ストレス無く使うには別途信頼出来るWI-FIが必要と感じた。アトラクションの入り口まで行って、WI-FIが不安定になってファストパスの表示が上手くいかないなんて事がよくあったので、それはとてもストレス。
海外旅行用モバイルWI-FIをレンタルしていけば完璧だが、せっかく無料WI-FIが提供されているのだから、それで済むなら何とかしたいと考える人も多いはず。そこでお薦めなのは、どうしても必要な時だけ使える安定した海外向けWI-FIのサービスだ。
例えば私のスマホはドコモなのだが、ドコモではパケットパック海外オプションというサービスがある。これなら24時間で980円、3日間で2,480円といった具合に必要な時だけ使うという事が出来るので、旅行期間中、全日のレンタル料が発生してしまうレンタルWI-FI等よりも安く利用出来るかと思う。こういったサービスを保険として用意し、現地の無料WI-FIだけで問題なく使えるようなら、それで済ませるというのがいいかもしれない。(私はそうした)

最後に利用方法を纏めると、

  1. カリフォルニア・ディズニー・リゾートの公式アプリをゲットする。アプリの名称は「Disneyland」
  2. アカウントをアプリに登録する(フロリダのWDWのものでも使える。持っていなければ新規作成して登録)。
  3. 家族や同行者のアカウントも家族、同行者として自分のアカウントにリンクさせておく。クレジットカード情報も登録をする。
  4. 事前にパークチケットを購入していれば、そのチケットをアプリに登録(家族や同行者のチケットも)する。
  5. インパークしたらアプリからディズニー・マックスパスを購入(必要な人数分)して使用開始。(当日窓口でパークチケットを購入する場合はディズニー・マックスパスを同時購入することも可能)
  6. フォトパスとしてはパークカメラマンに画面をスキャンして貰う、アトラクション写真の番号をリンクさせる事等で写真を表示、ダウンロード出来る様になる。枚数は無制限。
  7. ファストパス取得時は取得したいアトラクションと時間を選択、取得メンバー(同行者)を選択して取得。利用時はファストパス画面をスワイプすることで人数分のファストパスを専用のリーダーにスキャンさせて利用。

マルチデーパスポートをリンクさせてもディズニー・マックスパスは日毎の購入が必要なのは面倒なところ。
ディズニー公式アプリからはモバイルオーダーも利用出来るので、ディズニー・マックスパスの利用をしない場合でもアプリだけは持っていた方がいい。クイックサービスレストランを便利に利用出来るモバイルオーダーについてはこちらの記事のレッドローズタバーンの部分で触れています。




利用したディズニーのレストラン[ベガス・ロス旅行記22]


カリフォルニア・ディズニーリゾート(パーク内とダウンタウンディズニー)で今回利用したレストランは以下の通り。

  • プラザイン(Plaza Inn)/ディズニーランド
  • ハングリーベア(Hungry Bear Restaurant )/ディズニーランド
  • カーセイサークル (Carthay Circle Restaurant) /カリフォルニアアドベンチャー
  • ソノマテラス (Sonoma Terrace) /カリフォルニアアドベンチャー
  • レッドローズタバーン (Red Rose Taverne) /ディズニーランド
  • トルティーヤ ジョー (Tortilla Joe’s) /ダウンタウンディズニー
  • パシフィックワーフカフェ(Pacific Wharf Cafe) /カリフォルニアアドベンチャー
  • ブルーバイユー(Blue Bayou Restaurant)/ディズニーランド

プラザインはキャラクターブレックファストを公式サイトから予約して利用。今回唯一のキャラブレ。前回に来たときはほぼ全てのキャラクターダイニングを巡ったので、今回は一ヵ所のみとした。
プラザインのキャラブレはカリフォルニアディズニーで行われているキャラクターダイニングの中で最も登場キャラが多い事と、パーク内(ディズニーランド)のレストランなので、直営ホテルで行われているものよりアクセスが良いこと等から選択。
私達が訪れた時はプー、ティガー、イーヨー、チップ、フック船長、ラフィキ、フェアリーゴッドマザーが各テーブルを廻ってきた。そして入店時にミニーとのグリがあった。
ちなみにフェアリーゴッドマザーは東京と違ってこちらでは(フロリダも)フェイスキャラ。
ディズニーのカメラマンに撮ってもらえるのはミニーとのグリのみで、各テーブルでのグリは自前のカメラのみで撮影。もちろんミニーとの写真も自前のカメラでも撮ってもらえる。
食事の内容はごくごく普通の、アメリカンな朝食バフェ。中華は若干の用意があるものの、和食は用意されていない。

プラザイン

極めてオーソドックスな朝食の内容だが、定番のミッキーワッフル以外にミッキー形のエッグベネディクトなんてのもあった。(味は大味で残念)

ハングリーベアはファンタズミックの鑑賞券(専用エリアの入場券)付きであるOn The Go パッケージを公式サイトから予約して夕食に利用。
予約時間にハングリーベアのOn The Go パッケージ専用レジで支払いと鑑賞券の受取りをして、食事をもらい、空いているテーブルで食べるというシステム。メニューはパッケージ専用のセットで、メインのみ好きなものを選べる。(BBQチキン、ポークリブ等)
ファンタズミックが2回公演の時には予約時間によって一回目か二回目かが分けられている。我々はセカンドショーの鑑賞券になる19時に予約したが、貰ったのは何故かファーストショーの券。すぐに気が付いて希望のセカンドショーに取り替えて貰った。ファーストショーの券からセカンドショーの券に切り替わるタイミングだったせいかもしれないが、言えばすぐに取り替えてくれた。
貰った券には鑑賞エリアに来るべき時間が記載されているので、その時間内に行けばエリアには入れて貰えるのだが、出来れば前方で観たい。なので、記載の入場時間よりも早めに行って、エリア開場を並んで待つのがいい。30分前くらいに並べばかなり前方で鑑賞出来る。(我々は二度、レストランを変えてこのパッケージを利用したが、約30分前に並んで、一度目は最前列から二列目、二度目は最前列で鑑賞出来た)
ファンタズミックのパッケージは利用レストランによって鑑賞エリアが分けられているので、エリア開場待ちの列もレストラン毎になっている。
高級なレストランから中央寄りのエリアになるので、一番安価なハングリーベアのエリアは端になるのだが、端とは言っても、一般の鑑賞エリアに比べれば十分に見易いので、あまり差はないと感じた。(ちなみにファストパス専用エリアもあるので、お金をかけずに良いエリアで観たいなら、出来るだけ早めにファストパスを取るという選択肢もある)

カーセイサークルレストランは公式サイトから予約してフローズン・ダイニングパッケージをランチで利用。アナと雪の女王のショーであるFrozen – Live at the Hyperionの特別鑑賞席と、特製ピンバッジ、特製ランヤード(ピンバッジを付けるパスホルダー付きのネックストラップ)が付くもの。
ショーはパークのライブショーとしては異例の豪華さ(上演時間も1時間!!)でとても人気がある。なので、良い席を確保するのは難しいのだが、このパッケージを利用すれば前列中央寄りという最良のエリアの好きな席に座れる。(一般ゲストよりもやや早めに入場し、専用エリアの席を好きに確保出来る)
カーセイサークルレストランそのものがパーク内でも最高級のランクにあるレストランなのでランチコースで約1万円(私達の時で一人89ドル、9歳以下の子供なら45ドルで、これにチップや税が加算される)以上と高額なパッケージ。
だが、料理の内容も値段に見合った素晴らしい味だったので、レストランの格(内装やサービス)、料理、ショーの特等席付きという内容を考えれば高すぎるという値段でもない。
滞在中に一度は高級レストランで…という人なら、これをお薦めする。ランチコースと言っても内容はディナーコースと遜色無い。

カーセイサークルレストラン

カーセイサークルレストランでチョイスしたステーキ。分厚いのに柔らかく、味も上品で、上等なステーキ店と同等に感じた。

フローズン・ダイニングパッケージ

フローズン・ダイニングパッケージなのでデザートはオラフ。これは見た目だけで味はさほどでもなかった…

ソノマテラスは夜のパレード、ペイント・ザ・ナイトをテラス席に座って鑑賞出来るソノマテラス・ペイント・ザ・ナイト・レセプションというパッケージを公式サイトから予約して夕食に利用。ただ、このパッケージはオードブルにお酒(飲めない人や子供はソフトドリンク)の飲み放題が付くというものなので、食事としては淋しいのだが、そこはアメリカ、用意されているオードブルは小食の日本人には十分な量だった。
ペイント・ザ・ナイトは主にピクサー映画をテーマにした、エレクトリカルパレードの様な内容なのだが、光量の高いLEDを使い過ぎていて、目が痛くなるほどの明るさ。なので、エレクトリカルパレードの様な趣がないというか、ちょっと派手すぎた。(エレクトリカルパレードも最近はLED化が進んでどんどん明るくなってるが)
パッケージの内容としては、お酒や飲み物をいただきながら、椅子に座って鑑賞出来るというのは優雅で良かったが、パレードは鑑賞出来る場所が多く、東京ディズニーリゾートよりも空いていることを考えると、利用価値はフローズン・ダイニングパッケージやファンタズミックのパッケージほど高くなかったというのが正直な感想。

ソノマテラス

用意されていたオードブル。飲み放題はカリフォルニアワインをたくさんいただいた。

レッドローズタバーンはディズニーランドにある、美女と野獣をテーマにしたクイックサービスのレストラン。
予約不要のクイックサービスのレストランは、ほとんどの店がモバイルオーダーに対応しているので、それを使って利用してみた。モバイルオーダーはカリフォルニアディズニーの公式アプリから利用することが出来る。利用の流れは次の通り。

  1. アプリに登録するディズニーのアカウントには予めクレジットカード情報を登録しておく。
  2. アプリメニューのOrder Foodからレストランを選択。
  3. メニューから注文する食べ物や飲み物、数量を選択し、注文を完了する。
  4. 間もなくレストランに着くという時にI’m Here, Prepare My Orderをタップすると、店で提供準備(調理など)が開始される。
  5. 注文した料理や飲み物が揃ったらプッシュ通知でスマホに連絡が表示される。
  6. レストランのモバイルオーダー専用カウンターでスマホ画面を見せて商品を受け取る。

この一連の流れはとてもスムーズで、ランチタイムやディナータイムの混雑する時間でも問題なく動作して、列に長い時間並ばされることも無く食事が出来る。テーブルが埋まっているような混雑時でも、レストランで席を確保してからI’m Here, Prepare My Orderをタップするといった工夫をすることで、食べ物を持ったまま席を探してウロウロなんていう事がなくなるので、とにかく便利だった。ファストパスのネット取得等もそうだが、アメリカのディズニーパークでどんどん進んでいるスマホを使ったサービスは是非東京ディズニーリゾートでも早急に取り入れて欲しいと思う。(最近やっと東京ディズニーリゾートでもパークチケットのスマホ対応が始まったが、マルチデーは非対応等、まだまだ便利とは言い難い)

レッドローズタバーンの店内はなるほど美女と野獣の世界観をモチーフにしている雰囲気だが、フロリダWDWのビー・アワー・ゲスト・レストランに比べるとやはり安普請な感じ。
提供されているメニューもビー・アワー・ゲスト・レストランの様なフレンチ風ではなく、バーガー類がメインのアメリカンフードとフラットブレッドという四角いピザ。
味も不味くはないけど特筆する事も無い平凡なファストフードなので、あくまでも手軽に早く済ませたいという時の利用がお勧め。

トルティーヤ ジョーはパークの外に広がるダウンタウンディズニーにあるメキシコ料理店。ダウンタウンディズニーに出店しているレストランもディズニー公式サイトから予約出来るので、予約して利用。カリフォルニアディズニーのダウンタウンディズニーは二つのパークを出た目の前に広がっているので、どちらのパークにいても利用しやすい位置にある。
トルティーヤ ジョーはフルサービスのメキシコ料理店で、週末にはマリアッチバンドの演奏と歌も楽しめるということで、週末のディナーを予約した。
出演しているマリアッチバンドは女性のグループで、カリフォルニアアドベンチャー内で演奏を行っているバンドと同じ人達と思われる。
料理はオーソドックスなメキシコ料理。定番のワカモレ(アボガドのディップ)は、注文すると各テーブルに材料を持ってきて目の前で作ってくれる。その際にトッピングや辛さの度合いを指定出来る。
メキシコ料理はオルベラ街で食べた時に胃にもたれたが、やはりここでも同じ。どうやら私達親子にとってメキシコ料理はタコスを一つか二つといった量が適しているようだ。
ダウンタウンディズニーはパークに行かない人達も食事やショッピングにやってくるようで、パーク内よりも飲食店が混んでいる印象。

トルティーヤジョー

テーブルサイドで作って貰ったワカモレ。とても二人では食べきれない。

パシフィックワーフカフェは前回も利用したが、とても気に入ったので、同じメニューをランチでいただいた。今回は前回は無かったモバイルオーダーに対応していたので、列に並んで注文し、出来上がりを待つという必要がなくなっていた。(もちろんモバイルオーダー対応店も普通に並んで注文することは出来る)
お気に入りのメニューはサワーブレッドというやや酸味のあるパンをくり抜いて器にしたものにクラムチャウダーが入っているSoup in sourdough bread bowl with Clam Chowderというもの。
サワーブレッドに注がれるスープはクラムチャウダー以外にも選べるが、パシフィックワーフカフェはサンフランシスコにもあるシーフードが有名な店なので、やはりクラムチャウダーがお薦めだと思う。
ボリュームはかなりあるのでこれ一つで十分な食事なる。

パシフィックワーフカフェ

クラムチャウダーたっぷりのサワーブレッド。小食な人なら二人でシェアしたいくらいの量だろう。ただ、美味しいので食べきれる。

ブルーバイユーは東京ディズニーランドにあるものと同じで、カリブの海賊を眺めながら食事が出来るフルサービスのレストラン。照明の暗さも雰囲気も東京ディズニーランドとそっくりだが、メニューは違う。ブルーバイユー・レストラン・ファンタズミックディナーパッケージというファンタズミック鑑賞券付きのパッケージをディズニー公式サイトから予約し、夕食をいただいた。
ハングリーベアのOn The Go パッケージよりも中央寄りの鑑賞エリアが割り当てられることと、鑑賞時に使えるファンタズミック柄のクッション(座布団)を貰える事がブルーバイユー・レストラン・ファンタズミックディナーパッケージの特徴。クッションは持ち歩きに邪魔だが、軽いので大きめのビニールバッグ(ショップで大きなぬいぐるみを買った時にくれるくらいの)を持っていれば何とかなる。
鑑賞券とクッションは担当のウエィター(ウェイトレス)がテーブルに持ってきてくれる。
料理はファンタズミックディナーパッケージ専用のコースになっていて、カーセイサークルレストランの時と同様にメインを魚か肉からチョイス出来るスタイル。飲み物は別料金なので、名物のミントジュレップを注文した。甘いミントウォーターといった、何てことのない飲み物だが、ウォルト・ディズニーの好物だったとのことなので、記念に。
料理の味はまあまあで、そのへんも東京ディズニーランドのブルーバイユーと似ている。当然カーセイサークルの味には及ばないが、そこは値段にも反映されているので不満はない。

ブルーバイユー

メインでサーモンをチョイス。普通に美味しかったし、量も丁度良かった。

カリフォルニア・ディズニーリゾートで今回利用したレストランは以上。
クイックサービスのレストランのほとんどで利用出来るモバイルオーダーがおそろしく便利で快適だったことが何より印象的だった。
ファンタズミックを快適に鑑賞する事だけを目的としてダイニングパッケージを使うなら、安いハングリーベアのもので十分というのが感想。
味と雰囲気に拘って食事がしたいなら、値段は張るがカーセイサークルレストランが一番。
キャラクターダイニングは、アメリカのディズニーパークではキャラグリが東京ディズニーリゾートとは比べものにならない程簡単で容易なことを考えると、わざわざ利用する必要性はあまり無いかもという印象。(よほど目的のキャラクターがキャラダイにしか登場しないという事があれば別)

カリフォルニア・ディズニーリゾートでの食事は、ダウンタウンディズニーまで含めると、とても充実しているので、二、三泊での訪問なら全く困らない。(ただ、日本食やポケの様なものが無いのは残念)