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【留学冬休み旅行記】ストーン・マウンテン・パークのクリスマスイベント

アトランタ滞在の最終日に訪れたのは、郊外にひとつだけ佇む巨大な花崗岩の丘、ストーン・マウンテン・パーク(Stone Mountain Park)だ。

岩山と聞いて、一日退屈せずに過ごせるか不安だったが、結果として、今回のアトランタ滞在中で最も印象に残った一日になった。

ストーン・マウンテン・パークとは

ダウンタウンから東に約26キロ(16マイル)。
ジョージア州の平らな土地にひとつだけ突出した花崗岩の岩山がストーン・マウンテンだ。

山頂は海抜514メートルで、頂上まではハイキングコースで歩いて登ることもできる。
体力のある人には眺めの良いトレッキングが楽しめる場所だが、私たちはケーブルカーを選んだ。

このパークが特に知られているのは、山の北側斜面に刻まれた世界最大のバスレリーフ(浮き彫り)彫刻だ。
南北戦争の南軍を指導したジェファーソン・デイビス大統領、ロバート・E・リー将軍、ストーンウォール・ジャクソン将軍の3人が馬に乗った姿が岩山に刻まれている。
高さ約27メートル、幅約58メートル、地面から約120メートルの高さに位置するこの彫刻は、マウント・ラシュモアよりも大きい。
ケーブルカーの車内で係員のおじさんがそう説明していたが、これは実際に正しい。

Uberでのアクセスと料金所問題

ホテルからはUberで向かった。

パーク入口に料金所があるため、Uberのドライバーがパーク行きを嫌がることがある、という話を事前に読んでいた。
確かに料金所は存在するが、ドライバーがUberだと伝えると問題なく通してもらえた。
帰りのUberも、ショー終了後10分程度でアプリに捕まり、特に苦労しなかった。

ただし帰りは駐車場へと歩く人が多い中での配車なので、会場を出る前にアプリで呼んでおくのが無難だろう。

チケットの種類と注意点

入場チケットはアトラクション込みのパスと単品に分かれており、今回の私たちはサミット・スカイライド(Summit Skyride)とストーン・マウンテン・クリスマスのアトラクションがセットになったパスを事前にオンラインで購入した。

ストーン・マウンテン・クリスマスのシーズンに来られてよかった。


ダイナミック・プライシング(時期によって価格変動)を採用しているため、早めの購入が安くなる傾向がある。

注意したいのは、クリスマスシーズンのサミット・スカイライドの扱いだ。

通常のサミット・スカイライドは14時頃(時期により変動)で運行終了となり、その後は「マジカル・フライト・トゥ・ザ・ノース・ポール(Magical Flight to the North Pole)」という別料金の特別ケーブルカー体験に切り替わる。
これはサンタとの面会なども含む別途チケットが必要なプランで、通常のパスでは利用できない。

頂上に登ることだけが目的なら、通常のサミット・スカイライドが運行している時間帯に合わせて到着するようにしたい。

また、私たちが経験したが、チケットのQRコードはそのまま使えず、現地のチケットブースでリストバンドに交換する必要がある。
ケーブルカーに乗る前にブースへ寄っておくこと。
係員の方が「後でいい」と乗せてくれたのは助かったが、混雑時は先に済ませておいた方が確実だ。

頂上からの眺め

サミット・スカイライドで頂上へ。

岩だらけのごつごつした台地が広がり、遠くにアトランタのダウンタウンの高層ビル群が見える。
快晴だったこともあり、広大なジョージア州の平野とその向こうにかすかにアパラチア山脈の稜線が見えた。

頂上も岩だらけで少し足元が不安。

パーク自体も岩山の下に広がっており、池や鉄道が見える。

ケーブルカーで戻る時、窓から南軍将軍たちの彫刻が間近に見える。
距離が縮まると彫刻のスケールがよりはっきりとわかる。
山肌全体の広さに対して彫刻が占める面積は意外と小さく見えるが、実際には馬の口の中に人間が立ち入れるほどの大きさがある。

南軍将軍たちの彫刻が彫られているストーンマウンテン

昼のパーク──シーニック・レイルロードとクリスマスキャロル

ストーン・マウンテン・クリスマス期間中の昼間は、シーニック・レイルロード(Scenic Railroad)をはじめとするアトラクションが楽しめる。
この鉄道はパーク内を一周する5マイルのルートで、クリスマスシーズン仕様の飾り付けがなされている。
昼に乗ったが、後で触れるように夜にもう一度乗ることをおすすめしたい。

シーニック・レイルロードには昼夜の2回乗車。

昼間のイベントは小さな子供向けのものが多い。
私たちが特に印象深かったのは、屋内の小さなステージで行われるクリスマス・キャロルの芝居だ。
たった3人の役者がスクルージ、幽霊、周囲の人々とあらゆる役を分担しながら演じるコンパクトな舞台で、スクルージ役だけはひとりが務め続ける。
その3人、夜のパレードにも出演しており、公演回数もかなり多い。大変そうだ。

パレードにもいたクリスマスキャロルのキャスト達

夜のパーク──パレード、ツリー点灯式、そしてドローンショー

日没後からが本番だ。

まずクリスマス・パレードが行われ、続いてエンチャンテッド・ツリー・ライティング・セレモニー(Enchanted Tree Lighting Ceremony)でツリーに明かりが灯る。
このセレモニーの際には、サンタのそりがワイヤーでフライングするショーがあり、それだけでもかなりの見応えがある。

シーニック・レイルロードも夜に乗り直したが、昼間とはまるで別のアトラクションになっていた。
沿道のイルミネーション、途中停車で見るショー。これは昼でなく夜に乗るものだ。

そして夜のメインイベントが「マジカル・クリスマス・ドローン&ライトショー(Magical Christmas Drone & Light Show)」だ。

本当に素晴らしいショーだった。予想外の規模で驚いた。

250機のドローンが音楽に合わせてホリデーをテーマとした形を作り出し、岩山の壁面へのプロジェクションマッピング、花火も組み合わさる約12分のショー。
正直、これほどの規模は予想していなかった。
会場は岩山麓のメモリアル・ローン(Memorial Lawn)と呼ばれる広い芝生で、地面に座ってゆったりと観られる。
有料観覧エリアも設けられているが、無料エリアで十分に楽しめた。

食事について

パーク内にも飲食店はあるが、正直なところ食欲をそそられるものはあまりなかった。
昼食はパーク内で軽く済ませる程度にして、夕食は外で、と最初から考えておいた方がいいかもしれない。

帰りにアトランタのダウンタウンに戻ったのが22時頃。
この時間帯からレストランを探そうとすると選択肢は一気に減る。
ワッフル・ハウス(Waffle House)は基本24時間営業で、センテニアル・オリンピック・パーク前の店舗(アンドリュー・ヤング・インターナショナル・ブルバード沿い)に入った。
二日連続になってしまったが、選択肢がここしかなかった。
レストランはほとんどが22時前後に閉まってしまう。

二日連続で食べるワッフルハウスのワッフルとハッシュポテト

ダウンタウンの夜と翌日の移動

オリンピック公園からホテルまでの夜道は、特に危険な感じはしなかった。
ダウンタウンが治安が悪いという話はよく聞くが、少なくともこのエリアは人通りもあり問題なかった。

翌日はルイジアナ州のニューオーリンズへ飛行機で移動する。
アトランタからは約1時間半のフライトだが、ルイジアナ州はジョージア州より時間が1時間遅いため、現地の時計では30分ほどのフライトということになる。

こうして、アトランタ界隈の観光が終了した。

次回は、ニューオーリンズでのホリデーバケーション編をお届けする予定。