【留学冬休み旅行記】エプコットの大晦日カウントダウン

大晦日だ。
ここまでの旅を振り返ると、娘が留学しているジョージア大学(UGA)の冬休みに合わせて渡米し、アトランタを観光した後、ニューオーリンズでクリスマスを過ごし、フロリダ州オーランドへと移動して、この日の大晦日を迎えた。

年越しの舞台として選んだのは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(Walt Disney World Resort)内のエプコット(EPCOT)だ。
前日の12月30日はマジック・キングダムで「ファンタジー・イン・ザ・スカイ(Fantasy in the Sky)」の花火を楽しみ、この日、大晦日の12月31日は朝から夜のカウントダウンまで、丸一日をエプコットで過ごした。

宿泊していたのはウォルト・ディズニー・ワールド直営のバリューリゾート、オールスター・ミュージック・リゾート(Disney’s All-Star Music Resort)
直営ホテルの利点のひとつが、アーリーエントリー(Early Entry)の権利だ。
一般入場より30分早くパークに入れるこの特典を活かして、開場と同時に動き始めた。

オールスター・ミュージック・リゾートのカントリーミュージック棟

アーリーエントリーで最初に目指したライド

アーリーエントリーで向かったのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コズミック・リワインド(Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind)
エプコットが誇る最新のローンチコースターで、通常は非常に混雑する人気アトラクションだ。
ライトニング・レーン・シングルパス(Lightning Lane Single Pass)を購入すれば並ばずに乗れるが、今回はマルチパスしか購入していないため、待ち時間が短いアーリーエントリーの時間帯に挑むほかない。

娘がセキュリティチェックで少し引っかかりやや出遅れたが、それでも約30分待ち程度で乗ることができた。

エプコットのアーリーエントリーを最大限に活用するコツは、まずガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを狙い、その後にテスト・トラック(Test Track)やレミーのライドなど人気アトラクションへ向かう順番を意識することだ(シングルパスを買わない場合)。
通常の営業時間に入ると、これらのライドは待ち時間が急激に伸びる傾向がある。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コズミック・リワインドとスペースシップアース

フィグメントとの出会い

娘がエプコットで特に愛着を持っているキャラクターがいる。
フィグメント(Figment)という小さな紫色の竜だ。
エプコットのアイコン的存在で、イマジネーション・パビリオン(Imagination! Pavilion)を象徴するキャラクターでもある。
そのライドであるジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント(Journey Into Imagination with Figment)は1983年の開業以来、形を変えながらも続いてきた、エプコットの中でも特に歴史あるアトラクションだ。

最新のコースターほど混まないため、この日は2回乗ることができた。
さらに幸運だったのは、ライドを降りた直後にフィグメントとのキャラクターグリーティングに巡り合えたことだ。

大好きなフィグメントと運よくグリーティングできた。

エプコットのシンボル、スペースシップ・アースへ

入口から見えるあの球体、スペースシップ・アース(Spaceship Earth)もこの日の訪問リストに入っていた。
人類のコミュニケーションの歴史を洞窟絵画からデジタル時代まで辿る、エプコット開業当初からの名物アトラクションだ。
混雑が少ない時間帯を選べば待ち時間はそれほどない。

前日のマジック・キングダムでカルーセル・オブ・プログレスやピープルムーバーを丁寧に楽しんでいた娘は、こういった歴史ある落ち着いたアトラクションを好んでいる。
最新鋭のコースターも問題なく乗りこなすが、古いライドを蔑ろにしないところが彼女らしい。

ワールドショーケースで全11カ国をコンプリート

エプコットの後半エリアにあるワールドショーケース(World Showcase)は、世界11カ国のパビリオンが湖を囲んで並ぶ。
今回の訪問にあたり、各国のスタンプを集めることができる専用パスポートを購入し、全館コンプリートをした。

ワールドショーケースの日本館で日本人キャストにパスポートへのスタンプを貰う。

日本館では、フェスティバル・オブ・ザ・ホリデーズ(EPCOT International Festival of the Holidays)の期間中に出店する「シ・ワス・ホリデー・キッチン(Shi Wasu Holiday Kitchen)」が設けられていた。
「師走」という言葉に由来するこの出店では、年越し蕎麦(Toshikoshi Soba)が提供されており、エビ天とだし汁のしっかりとした味は本物に近かった。

まさか年越し蕎麦が食べられるとは思わなかった。

フェスティバル・オブ・ザ・ホリデーズはほぼ毎年11月下旬から12月30日頃まで開催されるイベントで、各国のパビリオン近くに料理の出店(ホリデー・キッチン)が並ぶ。
年越し蕎麦を食べながら、アメリカのフロリダで大晦日を迎えているという不思議な感覚があった。

大晦日の夜の構成と場所取り

エプコットの大晦日には、通常の夜のショーとカウントダウン専用のイベントという二段構えの構成がある。

通常ショーであるルミナス・ザ・シンフォニー・オブ・アス(Luminous The Symphony of Us)はワールドショーケース・ラグーンで行われる花火・噴水・音楽のショーだ。2023年12月に始まったこのショーはイルミネーションズ(IllumiNations)の後継にあたる。
これはワールドショーケース側から観た。

カウントダウンのイベント「チアーズ・トゥ・ザ・ニュー・イヤー:ア・スパークリング・セレブレーション(Cheers to the New Year: A Sparkling Celebration)」は、正面ゲートに近い側から鑑賞することにした。
終了後にパーク全体の人流が一斉に出口に向かうことを考えると、バス停に近い正面ゲート寄りの方が移動効率がいい。
ディズニーのスカイライナー(Skyliner)沿線のホテルに泊まっている場合は、スカイライナー乗り場に近いワールドショーケース側を選ぶのが合理的だろう。

カウントダウン前にレミーのライドとランドパビリオンへ

夜のカウントダウン前、マルチパスで確保していたレミーのラタトゥイユ・アドベンチャー(Remy’s Ratatouille Adventure)にも乗ることができた。
フランス館近くに位置するこのアトラクションは、映画「レミーのおいしいレストラン」をテーマにしたミニチュアスケールの追いかけっこライドで、人気が高い。

その後、ランド・パビリオン(The Land Pavilion)エリアへ移動。
ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド(Soarin’ Around the World)にもマルチパスで乗り、リビング・ウィズ・ザ・ランド(Living with the Land)へ。
のどかなボートで温室と農場を巡る教育的なライドで、エプコットらしさが凝縮された体験だ。

カウントダウン開始──世界中の「あけましておめでとう」

23時54分、いよいよカウントダウンイベントが始まった。

まず日本館から始まり、各国の言葉で「新年おめでとう」の挨拶が流れ、その国の音楽に乗せて花火が上がっていく。
すでに新年を迎えた国から順番に進んでいくようで、日本はすでにとっくに元旦になっている。

各国のメッセージが終わると、いよいよ現地時間に合わせたカウントダウン。
会場全体で数を数え、0になった瞬間、これでもかというほどの花火がラグーンを包んだ。
前夜のマジック・キングダム同様のスケールで、新年が迎えられた。

新年を迎えた直後に流れたのは「オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)」だった。
日本で「蛍の光」として知られるスコットランドの民謡で、日本では年越しの前に流れることが多い印象があるが、こちらでは年越しの後に「Happy New Year」とともに流れる曲として定着しているようだ。

エプコットでの年越しを終えてホテルへ

人の波に乗りながらバス停へと向かう。
オールスター・ミュージックへのバス停にも長い列があったが、バスは次々とやってきて、それほど待たずにホテルへ戻ることができた。

初めての海外年越しを終えて

外国で年越しをするのは、初めての経験だった。
大晦日の特番もなく、おせちもない。
少し寂しい気がしないでもなかったが、こんなふうに新年を迎える機会は一度きりだろう。

2泊3日のウォルト・ディズニー・ワールド直営ホテル滞在がこれで終わった。
翌1月1日はチェックアウト後、ディズニー・スプリングス(Disney Springs)近くのウィンダム・ガーデン(Wyndham Garden)に移り、ディズニー・スプリングスを散策してから、夜はウォルト・ディズニー・ワールド内フォート・ウィルダネス・リゾート&キャンプグラウンド(Fort Wilderness Resort & Campground)のパイオニア・ホール(Pioneer Hall)で行われるディナーショー、フープ・ディ・ドゥ・ミュージカル・レビュー(Hoop-Dee-Doo Musical Revue)を楽しむ予定だ。

直営リゾートから少し安い宿に移るのは、旅費を抑えるための現実的な選択だ。
旅はまだ続く。

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