オーランド旅行記18・ダウンタウンディズニーとT-REXカフェ


ダウンタウンディズニーは端から端まで歩くと、20分程度はかかる。
かなり大きなエリアなので、もし各ショップをゆっくり見て回るつもりなら半日はかかると思ってスケジュールした方がいい。時間がそれほどとれないなら、行きたいショップは事前にはっきりと決めておいた方がいい。
今後、ディズニースプリングスとして施設が全てが完成すると更に大きくなり、ショッピング、飲食エリアとしての魅力が増すと思う。

今回はまだ工事中のエリアが多く、その影響で本来2ヵ所有るはずのバス停が1ヵ所しか使えない状況だった。乗降できるバス停はマーケットプレイス側(レゴショップやワールドオブディズニーのある方)のみだったので、ディズニークエストやラ・ヌーバの会場があるウェストサイドに行く場合はとても時間がかかる。
まあ、この状況はディズニースプリングスが全面オープンすれば解消される一時的な問題と思う。

さて、T-REXカフェの予約時間まで時間があったので、ダウンタウンディズニーに着いて真っ先に行ったのはディズニー・デザイン・エイ・Tシャツ。自分で好きにデザインしたTシャツを買える店だ。店内に複数置かれた機械でTシャツのサイズやカラーを選び、イラストや文字などを自由に選択、配置すしてTシャツをデザイン。排出されたレシートをレジに提示して精算。引換券をもらって指定の時間以降にTシャツを受け取りに行くという仕組み。
ベースになるTシャツ(品質のいい、厚めの生地だった)は店内に実際のサンプルがあるので、サイズ確認はちゃんと出来る。
機械操作は英語になるが、小4の娘でも理解出来る。混雑状況にもよるだろうが、1時間〜2時間程度で作って貰える。なので、ここでのTシャツ作りをするなら、最初にしてしまい、他店でのショッピングや食事の後に立ち寄れば丁度良いくらいだと思う。

ディズニー・デザイン・エイ・Tシャツ

ディズニー・デザイン・エイ・TシャツでTシャツを作るなら最初に行くべき。マーケットプレイス側のバス停からすぐ(2015年8月現在)なので場所もいい。

マーケットプレイス界隈には子供には魅力的な店が点在している。
レゴショップ、ワンス・アップ・オン・ア・トーイ(オモチャ屋)、ワールド・オブ・ディズニー(世界最大のディズニーショップ)は子供にとっては3大ショップだろう。娘はここに来る度にワンス・アップ・オン・ア・トーイに入り浸りだった。
ディズニーのピンバッジを集めている人や、ピントレーディングをする人ならディズニー・ピン・トレーダーズも外せない。日本ではなかなか手に入らない大きめのピンバッグ(ピンバッジの収納バッグ)を購入した。
界隈のショップ店員達の多くがピンバッジを身に付けているので、ダウンタウンディズニー自体、ピントレには絶好の場所になっている。
後はアート・オブ・ディズニー(ディズニーのアート作品の展示販売)も見るだけで楽しい。私達はお手軽な絵画コピー(1枚40ドル前後)を3枚ほど購入。コピーではあるが、油絵の質感まで再現されていて安っぽくはない。

アートオブディズニーの絵

アートオブディズニーで購入した1枚。ホーンテッドマンションの伸びる絵がミッキー達になってる。日本で額を用意する場合、ペーパーフレームの上下(縦なら左右)を若干カットする必要があるが、賞状額の8号が使える。

マーケットプレイス界隈にはどちらかと言えば、ファミリー、子供向けの店が多いが、ウェストサイド方面に向かうとぐっとアダルトな店(商品もお値段も)が多くなる。

さて、夕食予約をしてあるT-REXカフェだが、噂通り混雑している。
予約してある旨を伝えると特にページャー等は渡されず、その場で並んで待つ様に言われた。約5分ほどで名前をコールされる。
名前を呼ばれる場合は想像力を働かせながら耳を澄ます事が大切。例えば山田さんならヤメダと呼ばれるかもしれないし、斉藤さんならセイトーと呼ばれるかもしれない。

店内はエリア毎に趣向は違うものの、基本的に恐竜だらけ。我々が案内されたのは氷河期をイメージしたエリアらしく、照明は真っ青。壁面には氷付けの恐竜の化石。
巨大水槽のあるエリアが一番人気と思われるので、もし希望があればリクエストしておいた方がいいかもしれない。
我々のテーブルはブルーの照明で全てが真っ青、しかも暗いのでメニューを読むにも苦労した。そして何より料理が美味しそうに見えないのも難点。

T-REXカフェ

青くて暗い…。綺麗ではあるが食事には向かない。

一定間隔で動き出す恐竜達はよく出来ているが、その鳴き声はかなり騒々しい。
まあ、そういう特種な雰囲気を楽しむ店なので仕方が無い。
レインフォレストカフェに行ったことがある人なら、あれの恐竜版と思って貰えば分かりやすいと思う。
ただ、そういう特種な雰囲気とは裏腹に料理の味は至ってマトモ。というか、この手のテーマレストランとしてはかなり美味しい。もう少し静かな所でゆっくり味わいたいと思ってしまった。

夏のオーランドの日没は20時過ぎ。なので夕食を終えても周囲はまだまだ明るい。
ついつい遊びすぎてしまう環境だが、今朝のディズニークルーズ下船が早かったのでそろそろ限界。
ディズニー・デザイン・エイ・Tシャツで完成したTシャツを受け取り、ポップセンチュリーに帰ることに。ダウンタウンディズニーから各リゾートに戻るバス停は何故かポップセンチュリーが一番手前。(普通は一番遠くの方なのだが)

ポップセンチュリーの部屋に戻ると、ネットスーパー(GardenGrocer)から不足の商品が届けられていた。注文商品の不足というトラブルはあったものの、対応が迅速で好感が持てる。
オーランド旅行の際には安くて便利なGardenGrocerの利用をお勧めする。

明日はエキストラマジックモーニングで通常より1時間早く入れるマジックキングダムへ。
つまり早起きせねばならない。

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オーランド旅行記17・ディズニー・ハリウッドスタジオ


ポップセンチュリーリゾートからディズニー・ハリウッドスタジオとエプコットは近い距離にあるのだが、広い敷地を回り込むような形で道路が配置されていて、バスでの移動は地図などからイメージするほど近いとは感じない。(15分程度ではあるが)

各パークともバリュークラスのリゾートのバス停は遠くに配置されている場合が多いが、TDRに車で行ったことがあって、それなりに混雑している駐車場を利用した事がある人なら、驚くほど遠いとは感じない程度。(行きと帰りではバス停が違うので注意)
今後、どのパークに行っても避けて通れないのが、TDRとは比較にならないほど厳重に行われている手荷物チェック。どんなに小さなポーチ類でも必ず開けて中を確認される。
荷物検査の順番が近づいたら、全てのバッグ類、ポーチ類は開けておくようにするのがいい。小さな子供が持っているポーチなども例外は無い。(事前に開けておくように指示されることもある)
しかし検査台は多く設置されているし、検査の流れ自体は遅くは無い。(荷物の多そうな人が並んでいる列を避けるのもコツ)
バッグ類が無い人は専用の入り口から入れるので、荷物を一切持たないで済むならそれが一番いい。(ポケットは調べられない)

パークへの入場はもちろんマジックバンド。と、指紋認証。この指紋認証で不正利用を防いでいるので、一度パークに入場した後なら、マジックバンドを落としても不正利用される心配はない。決済機能もPINで守られているので安全。
指紋認証があるので途中退場の際に手にスタンプを押して貰うような必要も無い。
ファストパス+もマジックバンドにリンクされているので、ファストパスエントランスでもマジックバンドのタッチが必要。(通常、ファストパスエントランスと、ファストパスラインの途中で二重にタッチによる確認がある)

というわけで、ハリウッドスタジオに到着。

インパークしたらディズニーのカメラマンを見つける度に写真を撮ってもらうことにしているので、ハリウッドスタジオのメインストリートでチャイニーズシアターを背景に写真を撮って貰う。
ディズニークルーズの時のクルーズフォトと同様に、WDWではメモリーメーカーを事前購入してあるので、写真は出来るだけ多く撮って貰うのが大事。何枚撮っても値段が変わるわけでは無い。各パークともキャラクターグリーティングとメインストリートには必ずカメラマンがいる。
あと、写真を撮りたくなるようなオブジェの前等にもいる事が多いので、とにかく時間さえ許せば撮りまくる。そして撮ってもらったらマジックバンドをカメラマンが携帯している端末にタッチ。

ハリウッドスタジオ・トイストーリー

メモリーメーカーの写真をダウンロードする際、各種フレーム等を自分で好きに付けることも出来る。

まずはファストパス+をとってあるトイストーリー・マニアへ。今日はこの他にライツ、モータース、アクション!エクストリーム・スタント・ショーとスター・ツアーズのファストパス+をとってある。
ファストパス+はうまく連続して取れたとしても各アトラクションに1時間の所要時間が設定されていて(一部のショー等を除く)、1時間毎となる。なのでどうしてもアトラクション間に空き時間が出来る。その空き時間は、待ち時間の少ないアトラクションに行くか、食事やショップ巡りにあてるのがいい。(時間のかかるアトラクションに行ってしまって、ファストパス+指定時間内に戻れないなんてことになると困る)
いつ行っても短いスタンバイのアトラクションはジム・ヘンソン・マペット*ビジョン・3D。時間潰しにはウォルト・ディズニー:ワン・マンズ・ドリーム(ウォルト・ディズニーの功績に関する展示)なんかもいいかもしれない。
ウォルト・ディズニー:ワン・マンズ・ドリームには東京ディズニーシーのジオラマなんかもある。(当然だがTDRのパークもディズニーのイマジニアによる作だ。オリエンタルランドが勝手に作っているわけではない)

20数年前、初めてここに訪れた時にあったスタジオ・バックロット・ツアーが無くなってしまったのは残念。(映画スタジオの裏側見学の様なアトラクション)
ちなみにその頃はディズニー・ハリウッドスタジオではなく、ディズニーMGMスタジオという名称で、パークのロゴはMGMのライオンがミッキーになっているものだった。

パークで遊んでいる間にネットスーパー(GardenGrocer )から不在着信が入っていた。配達商品の不足に関することで電話してきたんだと思う。メールも来ていたので確認すると「すぐに確認します」という内容のメールに続けて、「不足の品物はすぐに配達します(もちろん配送手数料無しで)」という謝罪のメール。対応が速くて一安心。

今日はダウンタウンディズニー(間もなくディズニースプリングスと名称変更される)のT-REXカフェでの夕食を予約しているので、スターツアーズに乗ったらダウンタウンディズニーに移動。
ハリウッドスタジオからダウンタウンディズニーまではどこかのリゾートを経由して行かなければならないことと、ディズニースプリングスへの改装工事の影響で周辺道路の混雑が予想されるとのことだったので、余裕を持ってハリウッドスタジオを出た。
20年以上前、初めてWDWに来たときに泊まったポートオーリンズ・リゾート・リバーサイド(当時はデキシーランディング・リゾートという名称)からダウンタウンディズニーまでボートが出ているので、まずポートオーリンズ・リゾートにバスで移動。
ポートオーリンズ・リゾートのリバーサイドからもフレンチクオーターからもボートは出ているのだが、リバーサイドが始発なので、フレンチクオーターだと混雑時に乗れないということもある。なのでリバーサイドへ行くのがベスト。

ところが、リバーサイドに着く前に雨が降り出し、天候不良でボートは運休とのこと。
結局リバーサイドからバスで行くことに。
まあ、ボートでもバスでも所要時間に大差は無いが、ちょっと残念。

T-REXカフェ予約時間の1時間前にはダウンタウン・ディズニーに到着。

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オーランド旅行記16・ポップセンチュリーにチェックイン


ディズニークルーズを終えて、10泊するポップセンチュリー・リゾートに到着。
早速チェックイン。
オンラインチェックインを済ませているので、専用の列に…と、思ったが、まだ朝早いこともあってかチェックインカウンターはガラガラ。で、専用も何も関係なく手招きされたカウンターへ。

パスポート、クレジットカード、そして一応予約確認書を出して手続き。
オンラインチェックイン済みなので特に何かを記入したりする必要も無い。オンラインで70年代棟の一階をリクエストしていたが、3階なら今すぐ部屋に入れるがどうするかと聞かれる。
荷物を預けてハリウッドスタジオへと思っていたが、今すぐ部屋に入れるなら手間がないのは事実だ。3階ではあるがエレベーターに近いと言われ、ならばOKということで了解。
カスタマイズされたマジックバンドを受け取り、ファーストビジットの缶バッジもいただく。(私はファーストビジットでは無いけれど)
マジックバンドにクレジットカード機能を付加するには改めて手続きが必要かと思ったが、My Disney Experienceで既に設定済みのクレジットカードとPIN(暗証番号)がそのままリンクされているとのこと。

プリファードルームなので70年代棟はフロント棟から遠くは無い。
巨大なミッキーのオブジェの裏にあるエレベーターで3階に上がると、部屋までは確かに近かった。

ポップセンチュリー70年代棟

このミッキーの裏が70年代棟のエレベーター(業務用と兼用らしき大型エレベーターが2機ある)

部屋に荷物を入れ、パークに出掛ける準備をしている所にネットスーパー(Garden Grocer)で注文した商品をベルマンが運んできてくれた。
午前中の配達指定にしてあったので、既に届いていた商品を、チェックインを待って届けに来てくれた様だ。部屋に品物を入れて貰い、一応チップを渡しておいた。
やはりネットスーパーは便利だ。10泊分の飲み物(水やビールにジュース)やスナック類等が、部屋に着いたと同時に苦も無く手に入った。しかも安く。
が、届いた飲み物等を冷蔵庫に仕舞っていて、注文したスナックが一点、足りないことに気付く。
電話で英語で苦情を言うのは面倒なので、簡単な英文を駆使し、メールで商品が足りないと伝えておく。

ポップセンチュリーの冷蔵庫

ポップセンチュリーの冷蔵庫は小型ながら、ご覧の通り収納力は高い。

正午以降のファストパス+をとってあるのだが、思いの外早く事が運んでしまい、まだ時間に余裕があったので、フードコートでリフィルマグ、ショップでマジックバンドのアクセサリーを購入。

WDWのリフィルマグとマジックバンド

リフィルマグとマジックスライダーとマジックバンディッツ(アクセサリー)を付けたマジックバンド(私が青、娘は黄色)

更にキャスタウェイケイで結局出せなかった絵葉書を出すための切手も購入。
米国には現在、海外への絵葉書専用切手がある。米国外の全ての国に送れて、一律料金だ。もちろん航空便。(というか、米国からの郵便に船便は基本的に無い)
この切手は各リゾートのショップで販売されていて、レジで聞けば引き出しから出して売ってくれるという方式。まるでただのシールで切手とは思えないデザインなのだが、見た目通りシールなので、舐めたりせず、剥離紙を剥がして貼る。(ちなみに、聞けば引き出しから出してくれる商品には、切手以外に煙草もある)

アメリカの海外用切手

まるでデコレーションシールの様な海外専用切手は1枚1ドル15セントほど

切手を絵葉書に貼ったら、フロント横のポストに投函して完了。(ポストはどこの直営リゾートでもフロント付近にある)

WDWリゾートのポスト

これが郵便ポスト。とても地味で目立たない。

ポップセンチュリーに着いたらやろうと思っていたことのほぼ全てが完了してしまったので、まさに準備万端でパークに向かえる体制が整った。(ネットスーパーの商品が足りなかったことを除いては)

もうアクセサリーまで付けてしまったマジックバンドを腕に装備し、バスに乗ってハリウッドスタジオへと向かう。

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