アセンズからアトランタのダウンタウンへ
私が二泊させてもらったUGAの寮を後にし、アトランタのダウンタウンへ向かった。移動手段はUberだ。
今回は親子二人、スーツケースがそれぞれ一つずつの計二つ。
基本的にはUber Xで足りるが、ひとつ注意したいのが車のサイズだ。
Uberはドライバーの車種を選べないため、トランクに私物が詰まっていたり、思いのほか小さな車が来たりすることもある。
念のため、出発前にアプリのメッセージ機能でドライバーに「大きいスーツケースが2つあるが問題ないか」と送っておくのがいい。
ほとんどの場合は「問題ない」と返ってくるが、この一手間でトラブルを未然に防げる。
アセンズからアトランタのダウンタウンまでは、道路状況にもよるが1時間半前後が目安だ。
ホテルはホリデー・イン・エクスプレス&スイーツ・アトランタ・ダウンタウン
今回宿泊したのは、ホリデー・イン・エクスプレス&スイーツ・アトランタ・ダウンタウン(Holiday Inn Express & Suites Atlanta Downtown)。ここにしたのは、このホテルグループのポイントを貯めていることも理由の一つだが、立地がとにかく便利だ。
センテニアル・オリンピック公園(Centennial Olympic Park)まで徒歩数分で、その周辺にあるジョージア水族館(Georgia Aquarium)やワールド・オブ・コカ・コーラ(World of Coca-Cola)も徒歩圏内に収まる。
無料の朝食ビュッフェも付いており、コストパフォーマンスもいい。

ホリデー・インのロビーもクリスマス仕様になっていた
荷物をフロントに預け、今日の目的地へ向かった。
娘の最後の「巡礼地」
留学中に行くと決めていた、娘にとっての「巡礼地」が三か所ある。
ひとつ目は既に留学の到着時に訪れたシックス・フラッグス・オーバー・ジョージア(Six Flags Over Georgia)。
ふたつ目はジョージア州イートントン(Eatonton)にあるアンクル・リーマス博物館(Uncle Remus Museum)。前日、レンタカーで訪れたばかりの場所である。
そして三か所目、最後の目的地が今日のザ・レンズ・ネストだ。
ザ・レンズ・ネスト(The Wren’s Nest)は、映画『南部の唄』の原作となる『リーマスじいやの物語』を執筆した作者、ジョエル・チャンドラー・ハリスが1881年から1908年に没するまで暮らした家をそのまま保存した、アトランタ最古の歴史的家屋博物館。
ヴィクトリア朝のクイーン・アン様式の外観が美しい。1962年には国定歴史建造物(National Historic Landmark)にも指定されている。

ザ・レンズ・ネストの玄関前で
重要な訪問前の注意点がある。
ザ・レンズ・ネストは土曜日のみ公開(午前11時~午後3時)で、チケットは事前にオンラインで購入しておく必要がある。
そして、土曜13時のチケットには特別な意味がある。この時間でのチケット購入者のみ、ストーリーテリング・パフォーマンスに参加することができる。
このプログラムを目当てに訪れるなら、必ず13時のチケットを予約すること。それ以外の時間でチケットを買うと、館内の見学のみになる。料金は変わらない。
入場料の目安(2024年8月以降):大人$12、シニア・学生$10、子ども$8。
指定時間より少し早く到着し、まずは館内を自由に見て回った。
見学できるのは一階部分のみだが、当時のままの家具や調度品が各部屋に残されており、作家が実際にここで暮らしていたという雰囲気がある。
ハリスが仕事に使っていたという部屋や、家族が集まったであろう居間などを見て回る。
13時になると、その日のゲスト全員がひと部屋に集まった。
語り部は黒人男性。
声のトーン、絶妙な「間」、体全体を使った表現、そして時折鳴らす打楽器。
アフリカの民話寓話が語られるその様子は、ちょうどリーマスじいやが子どもたちに話して聞かせていたスタイルそのものなのだろう。
20分ほどのパフォーマンス。私はすべての英語が聞き取れたわけではないが、それでも何かが伝わってくる時間だった。
東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテン→アメリカにある(あった)二つのスプラッシュマウンテン→映画『南部の唄』→原作『リーマスじいやの物語』→ディズニーのイマジニアがスプラッシュマウンテンの着想を得たシックス・フラッグス・オーバー・ジョージア→作者の生地イートントン→そして作者が生きた家、ザ・レンズ・ネストと、そこで行われるストーリーテリング。
娘の長い探究が、ここで一本の線として、やっと結ばれた。
終演後は再び自由見学の時間となり、ミュージアムショップで記念品を購入した。

ザ・レンズ・ネストで購入したトートバッグ。館内で記念写真。
夜はテッズ・モンタナ・グリルでステーキ
ホテルに戻ってひと息ついてから、徒歩数分のところにあるテッズ・モンタナ・グリル(Ted’s Montana Grill)で夕食をとった。
ケビン・コスナーが出演するドラマ「イエローストーン(Yellowstone)」を観ていたこともあって、モンタナと聞くと広大な大地とカウボーイのイメージが浮かぶ。
この店はアメリカンクラシックグリルのチェーン店で、バイソン(アメリカンバッファロー)料理が売りらしい。もちろんステーキも豊富。
この日はステーキを注文した。味はまあまあで、雰囲気は悪くない。

テッズ・モンタナ・グリルのステーキ。付け合わせはオニオンリングとキャロット。
個人的なステーキ最高峰の記憶は、ハワイで食べたルース・クリス・ステーキ・ハウス(Ruth’s Chris Steak House)か、あるいは某ミュージカルスターに連れて行ってもらった福岡の某店で食べたシャトーブリアン。
翌日はミッドタウンにあるマーガレット・ミッチェル・ハウス(Margaret Mitchell House)へ。『風と共に去りぬ』を執筆したマーガレット・ミッチェルが実際に住んでいたアパートを保存した博物館で、現在はアトランタ・ヒストリー・センター(Atlanta History Center)が運営している。
その後はセンテニアル公園周辺のナショナル・センター・フォー・シビル・アンド・ヒューマン・ライツ(National Center for Civil and Human Rights)へ向かう予定。アメリカ公民権運動についての博物館だ。
ジョージア水族館やワールド・オブ・コカ・コーラはこのエリアの定番スポットだが、娘はUGAの友人たちと既にアトランタ旅行で訪れているためパス。
二人とも行ったことのない場所を選んで予定を組むというのが、今回の旅の方針。
