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オールスターリゾートなら何処がいいのか


ウォルト・ディズニー・ワールドの直営リゾートに安く泊まるならもちろんバリュークラスのリゾートが一番。バリューリゾートの中ではポップセンチュリーがベストバランスなのは過去記事の通りだが、最低価格で泊まるとなればオールスターリゾートしかない。

オールスターは古い順にスポーツ、ミュージック、ムービーの3軒が並んで建っている。
この中で最もディズニーらしいのは映画をテーマにしているムービーになるが、テーマに拘らず、最も利便性の高いのはどれなのか。
実際、この3つはオブジェのテーマを除けば部屋の作りも設備もほぼ同じだ。

オールスタームービー

ムービーはディズニーらしいオブジェが魅力だが。

設備面等の条件が同じであれば、大事なのはパークへのアクセスになる。
オールスターリゾートの欠点として、朝晩の混雑時以外は各パークへのバスが共同運行となることだ。パーク開園時間前後や閉園時間前後はそれぞれのリゾートとの直行便が運行されるが、それ以外の時間帯は3つのリゾートを順番に廻っていくことになる。(直行便がある時間帯はパークからリゾートへのバス停も専用に分けられる)
その為、当たり前に専用のバスを運行している他のリゾートに比べて混雑するし、時間もかかるということになる。
建物の古さ自体は常にリノベーションされているのでそれほど気にならないと思うが、バスの便の悪さが最安値の理由と言える。

オールスターリゾートの中で最も混雑を避けられる可能性が高いのはオールスター・スポーツになる。3つのリゾートを廻る順番はパーク→スポーツ→ミュージック→ムービー→パークとなるので、パークへの行きは座れる可能性が高く、帰りは一番先に降車出来る。

ただ、パークからの帰りは直行便で無い限りは3つのリゾート全てのゲストが同じバスに乗り込むので混雑は避けられない。行きも座れる可能性が高いものの、乗ってからミュージック、ムービーと廻ってからパークへ向かうので時間がかかるのは避けられない。5分程余計に時間がかかる程度だが、あちらでは車椅子(又は電動カート)での利用者がとても多いので、停車毎に車椅子での乗り降りがあるとかなりの時間が必要になる。

ということで、一泊10ドル以内の差なら迷わずポップセンチュリーにすることをお薦めするが、長期の宿泊なら一泊で見れば小さな差額も大きな差となる。
旅費の節約がとにかく大事ということなら、オールスター・スポーツ・リゾートがお薦めとなる。
オールスターの中で最も築年数が古いものの、一番新しいムービーと設備面などに差があるわけではない。

オールスタースポーツリゾート

スポーツにもディズニーキャラのオブジェはある。

直営に泊まるということは滞在中、ほぼ毎日パークへ行くということだろうから、トランスポーテーションの利便性で選択するべきだと思う。

オーランド旅行記 目次


オーランド市内の観光ポイントの位置と距離


オーランドに旅行する日本人旅行者の大半はウォルト・ディズニー・ワールドのみか、そこを中心とした滞在になると思う。
WDWの外に出るとすれば、観光スポットならシーワールドとユニバーサルスタジオ(と、アイランズ・オブ・アドベンチャー)、ケネディズペースセンターくらいだろう。
そしてモールやアウトレット、大型スーパー等だろうか。

まずケネディズペースセンターのあるケープカナベラルまではかなり距離があるので、レンタカーを持たないならツアーで行くのが現実的だろう。
それ以外はそれほど遠くない場所に点在しているスポットなので、ツアー等を使わず、自力で行くことも十分可能だ。
現地旅行会社(日本の大手旅行社が扱っているオプショナルツアーも現地旅行会社の商品だ)のツアーで行けば手間がかからないが、デメリットとしては自力で行くよりも割高になることと、時間の融通がきかないことだ。

自力で行く場合、レンタカーを借りられるなら、自由にどこにでも行けるので問題ないが、車が無い場合は公共交通機関かタクシーになる。
公共交通機関はLYNXというバスか、観光トロリーのI-RIDEしかない。

WDWからという前提で考えると、バスで行くのならせいぜいシーワールドくらいだろうか。
というのも、シーワールド以外に行くためには乗り換えが必要になってしまい、手間と時間を考えると、観光客向けとは思えない。
WDWからは、ダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス)かTTCからLYNXに乗車出来る。どちらから乗ってもシーワールドまではLYNXの50番で乗り換え無しで行くことが出来るが、40〜50分の時間がかかる。
シーワールドまでLYNXで行ければ、インターナショナルドライブを南北に走るI-RIDEに乗ることも出来るので、二つのプレミアム・アウトレットのいずれにもI-RIDEで行くことが出来る。
シーワールドで朝から午後まで遊び、その後にアウトレットのいずれかに行きたいと言う場合には、I-RIDEで行けるということだが、最初からアウトレット目的ならこの方法はあまりにも時間がかかるのでお薦め出来ない。

ということで、シーワールド以外はタクシーが現実的だ。(シーワールドもタクシーならもっと早く行ける)

一口にWDWと言ってもかなり広大なので、ダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス)辺りからの距離で言うと、まず近い順に

  1. プレミアム・アウトレット・バインランド(目の前にスーパーのパブリックス)
  2. シーワールド(アクアティカ)
  3. ユニバーサルスタジオ/アイランズ・オブ・アドベンチャー/プレミアムアウトレット・インターナショナルDr
  4. ザ・モール・アット・ミレニア

となる。ちなみにフロリダモールはユニバーサルスタジオまでの距離と同程度の距離だ。
フロリダモールはWDWからオーランド空港に向かう途中の位置にあり、空港側に近い。

オーランドのマップ

主要スポットの位置

ダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス)からプレミアム・アウトレット・バインランドまではタクシーで渋滞無しなら10分程度で到着する。
それより先のシーワールドくらいからは高速を使う場合もある。いずれにしても渋滞さえ無ければもっとも遠いザ・モール・アット・ミレニアまででも20〜30分くらいだろう。

タクシー料金はもっとも遠いザ・モール・アット・ミレニアまででも片道50ドル(チップ込み)程度で行けるはずだ。

WDW以外の場所に行く際には、上記の距離感を頭に入れて計画すれば移動がスムーズになるはずだ。

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WDWのトランスポーテーション乗りこなしアプリ


オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドでは広い敷地内の各パーク、リゾート等を無料の交通システムが結んでいる。バス、モノレール、大小のボートが利用出来るが、WDW内を自由に動き回るにはトランスポーテーションシステムの位置や仕組みを頭に入れておかなければならない。
分かりやすい看板や案内標識があるとはいえ、複数の選択肢がある場合や、乗り換えが必要な場合にはどうやって行くのがベストかを選択するのは意外に難しい。
まあ、目的地に辿り着けないということはあり得ないと思うが、別のルートを使えばかなり時間を節約出来たということはあるだろう。

そんなWDWのトランスポーテーションシステムを便利に使いこなすためのアプリがある。
GPS Transportation Wizard for Walt Disney Worldというアプリだ。英語版だが日本のiTunes Storeでも問題なくダウンロードして使う事が出来る。もちろんアンドロイド版もある。
使い方は至って簡単で、現在いる場所をスタート地点としてメニューから選択し、目的地をエンド地点としてメニューから選択するだけ。
これで数種類の行き方を所要時間と共に表示してくれる。
スタート地点とエンド地点として選択出来るメニューにはウォーターパークを含む全てのパークと、全ての直営リゾート、そしてダウンタウンディズニー(ディズニースプリングス)、TTC等が用意されている。

ディズニーのトランスポーテーションシステム以外にマイカー(レンタカー)や徒歩で移動した場合のコースや所要時間も表示してくれる。

とても便利なアプリだが、とても残念な事に有料だ…。
出来る事はシンプルなので無料なら有難かったが、有用なことは確かなので価値はある。

GPStwisjpg

マップやナビのアプリはもっと優秀なものがたくさんあるが、WDWのトランスポーテーションに特化しているのがミソ。

トランスポーテーションのマップだけで適切な移動方法を判断出来るという人なら不要だろうが、知らない場所での交通機関の乗りこなしは苦手という人にはお薦めしたいアプリだ。

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