ディズニー」カテゴリーアーカイブ

WDWで新システムのテスト中


My Disney Experienceとマジックバンドという、かなり先進的なゲストサービスを提供しているオーランドのウォルト・ディズニー・ワールドだが、又新たな便利システムのテストを開始している。
スマートフォンを使って、クイックサービスレストランの利用を飛躍的に便利にするシステムだ。

現在行われているテストはハリウッドスタジオ限定で行われている。
テストへの参加はハリウッドスタジオのファストパス+を取得した人に送られるテストへの招待メールに記載されている無料アプリ「Express Order」をインストールする必要がある。
この招待メールがいつまで、どれくらいの人に送られるのかは不明。
アプリを利用する為にはスマホの位置情報(GPS)とBluetoothがONになっている必要がある。

アプリで出来る事はクイックサービスレストランの「Backlot Express(バックロットエクスプレス)」のオーダーと支払い、そして「Fantasmic!(ファンタズミック)」鑑賞(現在はファーストショーのみ)でのスナックとドリンクの注文と支払いだ。

バックロットエクスプレスでのオーダーは、パーク内の別の場所からスマホの画面からメニューを選んで行える。
つまり今並んでいるアトラクションに乗り終わったら食事がしたいという様な場合に、その場からオーダーが出来るということだ。
支払いはクレジットカードかiPhoneのApplePayが使えるが、日本人旅行者の場合は実質的にクレジットカードになるだろう。(現時点ではダイニングプランは使えない)
支払いはオーダーした物を受け取るまで決済されない安心のシステムだ。

Express-Order-バックロットエクスプレス

バックロットエクスプレスの注文画面

オーダーした物はバックロットエクスプレスの専用のカウンターで受け取る。オーダーの際にアプリから持ち帰り(To Go)か店内で食べるか(Pick Up)かを選択出来るので、行くべきカウンターもそれぞれに別れている。
オーダーした物はカウンターに着くとすぐに提供される。
技術的な詳細は不明だが、オーダーしたゲストが店に向かっていることをGPSやBluetoothで検知して作り始め、着いたと同時に出来上がっているというシステムだ。
間違い無く商品を受け取った時点で予め設定した決済方法で支払いが自動的に行われる。

バックロットエクスプレス

専用の受け取りカウンター。持ち帰りと店内とに別れている。

もう一つのファンタズミックのスナックもオーダー画面で食べ物や飲み物をオーダーするのは一緒。こちらはグッズ等も注文出来る。
そしてファンタズミックの鑑賞席に着くと、オーダーしたゲストの席をGPSとBluetoothでピンポイントで特定し、キャストが運んできてくれるのだ。
こちらも無事商品を受け取った時点で決済される。

Express-Order-ファンタズミック

ファンタズミックで買えるグッズ。

大きな問題がなければテスト範囲は拡大し、やがて本格導入となるはずだ。
現在、アプリは単独の物だが、本導入されればMy Disney Experienceに統合されるのではないかと思う。そうするとマジックバンドでの支払い等にも対応するのではないだろうか。
クイックサービスレストランでの注文は特に難しいものではないが、英語が苦手な日本人旅行者なら、一切会話をせずにオーダーから支払いまで済んでしまうこのシステムは歓迎されるものだろう。混雑時のカウンターの行列もかなり緩和されるはずだ。

オーランド旅行記 目次


ディズニークルーズで観られるショー


ディズニークルーズ乗船中に船内の劇場で鑑賞出来るショーは、現在13種類ほどある。
船や航路によって観られるショーが異なるが、以下の通りだ。

  • A Fantasy Come True
  • All Aboard: Let the Magic Begin
  • An Unforgettable Journey
  • Disney Dreams – An Enchanted Classic
  • Disney Wishes
  • Disney’s Aladdin – A Musical Spectacular
  • Disney’s Believe
  • Remember the Magic: A Final Farewell
  • The Golden Mickeys
  • Toy Story – The Musical
  • Twice Charmed: An Original Twist on the Cinderella Story
  • Villains Tonight!
  • Walt Disney: The Dream Goes On

全て観るためにはマジック、ワンダー、ドリーム、ファンタジーという4種類の船に乗り、かつ、いくつかの航路に乗船する必要がある。よほどのディズニークルーズマニアでも無い限りはコンプリートは難しいだろう。

日本からの旅行者の多くは、オーランド旅行でWDWで遊ぶことと合わせてディズニー・クルーズに乗船すると思う。ポートカナベラル発のバハマ3〜4泊がスタンダードだろう。
この航路ではディズニー・ドリームが多く使われている。
ディズニー・ドリームのバハマクルーズで鑑賞出来るショーは以下の3つだ。

Disney’s Believe

Disney’s Believe

仕事に夢中の父親と、その娘を中心に展開されるストーリー。
主な登場キャラクターはジーニー、メリーポピンズ、ポカホンタス、プリンセスティアナ、シンデレラ、オーロラ、アラジン&ジャスミン、ミッキー、ミニー等。

The Golden Mickeys

The Golden Mickeys

香港ディズニーランドでも上演されているが、元祖はこちら。映画授賞式をテーマに繰り広げられる。
主な登場キャラクターはグーフィー、ドナルド、ミッキー、ミニー、オーロラ、ステッチ、ウッディー、ジェニー、白雪姫、ターザン、ムーラン、ポカホンタス等。

Villains Tonight!

Villains Tonight!

全体としてコメディタッチで繰り広げられる、ディズニーのヴィランズ達のショー。
主な登場キャラクターはハデス、白雪姫の魔女、ウルスラ、フック、クルエラ、ジャファー、マレフィセント等。

ショーは必ず観られるようにスケジューリングされていて、ディナーがファーストシーティングの人は食後、セカンドシーティングの場合は食事の前に鑑賞出来る。
満腹になると眠くなってしまうという人は、セカンドシーティングの方がいいかもしれない。


ハーバーブルバード沿いのホテル (アナハイム)


カリフォルニア・ディズニー・リゾートに行くなら、もちろんディズニー直営ホテルへの宿泊は便利だし、いずれのホテルにもキャラブレ等があるのでお薦めだ。
しかしとても高い。東京ディズニーリゾートの直営ホテル並の料金だ。
高いと感じる最大の要因は、アクセスの面では直営と見劣りしない低料金のホテルが周辺に多い事も原因の一つ。

オーランドではWDW敷地内にある直営リゾートと、その他のホテルでは利便性に圧倒的な違いがあるので、WDWで遊ぶなら迷い無く直営をお薦めするし、東京ディズニー・リゾートも直営とオフィシャル以外は利便性で大きな差がある。
しかしアナハイムに限ってはもっとも大事な距離という面では大差が無いか、場所によっては直営よりも近いホテルが存在する。

低料金のホテルが多く建っているのがハーバーブルバード(Harbor Blvd)という通り。
この通りに面して観光客向けの飲食店やホテルが建ち並んでいる。
ディズニー・リゾートの入り口もこの通りに面しているので、ディズニーの入り口付近のホテルを選べば、直営のディズニーランド・ホテルやパラダイス・ピアホテルよりもパークに近かったりする。直営の中ではグランド・カリフォルニアンが唯一、アクセス面で一番優れているので、グランド・カリフォルニアンに泊まれる予算があるなら、直営のサービスにアクセスの利便性もダントツなので、他のホテルを検討する必要は無い。

パークビューイン

私達が宿泊したのはパークビューイン。クリスマスシーズンでも朝食付きで1泊110ドルほどだった。(さすがにクリスマス前日からは50ドルほどプラス)

さて、ハーバーブルバードに立ち並ぶ数多いホテルの中でどこがお薦めなのか。
私達はディズニー入り口の真正面に位置するパークビューインを選んだが、この位置にはベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツというホテルもある。
ディズニー・リゾートと空港を結ぶディズニーランド・リゾート・エクスプレスというバスのバス停がベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツの真正面なのでとても便利だと思う。(パークビューインまでも十数メートルだが)
パークまでの距離という意味ではこの二件だが、さほど遠くない距離にもたくさんのホテルがある。平均的な宿泊料金と共に列記すると、以下の通り。

  • パークビューイン(99 USD – 179 USD)
  • ベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツ(148 USD – 208 USD)
  • ベスト ウエスタン アナハイム イン(153 USD – 191 USD)
  • アナハイム デザート イン & スイーツ(120 USD – 320 USD)
  • トロピカーナ イン アンド スイーツ(134 USD – 207 USD)
  • アナハイム キャメロット イン & スイーツ(137 USD – 266 USD)
  • カルーセル イン & スイーツ(148 USD – 265 USD)
  • ラマダ メインゲート – アット ザ パーク(127 USD – 249 USD)
  • キャッスル イン アンド スイーツ(122 USD – 279 USD)

以上のホテルはどこを選んでもディズニーまでとても近いと感じる位置にある。
いずれもエコノミーなホテルなので高級ホテルの様なサービスは期待できないが、朝食付きであったり、かなり広い部屋を提供していたりと、独自のアピールポイントをそれぞれ持っている。

パークビューインの朝食

朝食サービスは多くのホテルで行っている。メニューはそれほどではないが、朝はとりあえずで十分という人なら食費も節約出来る。

パークまでのアクセスという意味では上記のホテルに劣るが、キャンディ ケーン イン ホテル(85 USD – 179 USD)というホテルも人気が高い。ハーバーブルバード沿いではあるが、ディズニーの入り口まで徒歩15分ほどかかる。無料のシャトルバスも出しているので、この距離さえ気にならなければ、界隈の同クラスホテルの中では最も評判の良いホテルだ。
至近にセブンイレブンがあるので、買い物には便利。

ホテル価格は時期によって大きく変わるので一概には言えないが、ほとんどの時期でディズニー直営ホテルの半額、もしくはそれ以下で泊まれるホテルが、至近距離にこれだけ多く存在するのはアナハイムのディズニーだけだ。
旅費を安く抑えたいという場合には、ハーバーブルバード沿いのホテルを検討するのがいいと思う。