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準備その25・海外旅行保険に加入 (オーランド)


10日間程度の海外旅行では特別に海外旅行保険に入ることはない私だが、今回のオーランド旅行は約3週間ということで、海外旅行保険を契約することにした。
普段は所持しているクレジットカードに付帯の海外旅行保険(同居家族への補償も含まれる)で十分と思っているのだが、旅行期間が長ければ長いほどリスクも増すわけで、万が一の安心を担保しておくにはクレジットカードの保険内容では不足と判断したからだ。

今回契約したのはジェイアイ傷害火災保険株式会社の「tabihoたびほ」が提供しているクレカプラスというプラン。
クレカプラスは海外旅行保険が付帯するクレジットカード所持者向けに、足りない補償を追加するという保険だ。
クレジットカードの海外旅行保険で圧倒的に不足しているのは治療・救援費用というものだ。つまり病気や怪我で現地で治療を受けた際の医療費を保障してくれるもの。
私の所持しているカードの場合、これは200万円しか保証されないのだが、これでは十分とは言えない。海外ではちょっとした病気の治療でも数百万円になることは珍しくないので、入院や手術といったことになれば数千万円は無いと安心出来ない。

クレカプラスでは治療・救援費用を無制限にアップグレード出来る。
その他の補償はクレジットカード付帯のものを使う。
オプションで航空機遅延、旅行キャンセル費用、旅行中断費用を付けることも出来る。
航空機遅延は現地や乗り継ぎ地で予定外の宿泊費を補償してくれるもので、旅行キャンセル費用、旅行中断費用は被保険者の急病や事故はもちろん、親族の不幸等で旅行をキャンセル、途中で中断となった場合の旅費を補償してくれるものだ。

クレカプラス

海外旅行保険の付いているクレジットカードを持っている人専用のクレカプラス。

保険は使わないで済めばそれに越したことはないが、万が一の場合には無いと困る。
特に海外旅行保険に限って考えれば一番必要になる可能性が高く、他の保険で補えないのが治療費だ。これを補強してくれる保険商品は有難い。

今回のオーランド旅行では既にディズニークルーズのクルーズ保険には加入しているので、クルーズ保険、クレジットカードの付帯保険、そしてクレカプラスとほぼ万全の補償体制になっていると思う。
保険の代金だけで一人合計2万円以上だが、一日に付き一人千円ほどで旅行代金の補償を含めた安心を買っていると思えば、まあ仕方の無い出費かと思う。

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米国の入国審査が自動化された


海外旅行に慣れていない人、特に英語に自信がない場合は入国審査を苦痛に感じる人が少なくないと思う。それにタイミングによっては長蛇の列でうんざりすることも多いはずだ。
それらを一気に解決してくれる素晴らしいシステムの運用がアメリカの各空港で順次稼働し始めた。Automated Passport Control(APC)というものだ。

APCは今までも空港でよく見掛けた自動チェックイン機の様な形をした、自動入国審査機だ。
嬉しいことに日本語に完全対応しているので、スタート時に日本語を選択すれば以降の操作を全て日本語で行うことが出来る。

Automated Passport Control(APC)

近未来的なフォルム。車椅子利用者等の場合は機械自体が上下して高さが変化する。

パスポートを読み込ませ、写真を撮り、質問に答えて行き、指紋のスキャンを行う。
つまり今まで審査官を前にやってきた入国手続きの全てを日本語表示の機械相手に出来るわけで、係官相手に慣れない英語の質問や指示に苦労することも無いわけだ。
無事に全ての手続きが完了すると、レシートが排出されるので、それを係員に渡せば完了だ。
APCでは家族単位で一度に手続き出来るので、一緒に旅行している家族全員で機械の前に行って構わない。

パスポートの文字情報もスキャンして表示してくれるが、誤認識されるケースも稀にあるようなので、その時は自分でスペル等を修正できる。
スキャンした内容に誤りがあると面倒なことになるので、確認画面のチェックはちゃんとした方がいい。

日本人旅行者で、このAPCを使った自動入国審査が出来るのは以下の条件に適合している人のみだ。(米国とカナダのパスポート保持者や グリーンカード保持者は無条件に使える)

  • ESTAを事前申請した旅行者であること(ビザを取得しての入国は不可)
  • 2008年以降にESTAでの米国入国をしたことがあること(つまり初めて渡米した場合や前回の渡米が2007年以前の人、2008年以降に渡米していてもESTA利用以外だった場合は不可)

もし条件に合わない場合や、同伴の家族に条件に合わない者がいる場合は従来通りの入国審査を受ける列に並ぶ必要がある。(条件に適合している場合は迷わずAPCを使った方がいい。多少の行列が出来ていたとしても、従来の係官による入国審査に並ぶよりは確実に早いはずだ)
APCを使えないとしても、APC導入によって行列の待ち時間が短縮されているので恩恵には与れる。

無事にAPCの利用が出来ても、出てきたレシートにバツ印が付いた場合は通常の入国審査を受け直さなければならない。バツが付いたからと言って入国を拒否されているわけではなく、何等かの理由で追加の質問を必要と判断されたか、無作為に選出されてしまったかのいずれかだ。

完全に自動化されたとは言っても人の目を使った審査は行われている。
無事にバツの無いレシートを受け取っても、それを係官に渡す際に挨拶程度に簡単な質問をされることもある。「何処へ行くの?」とか「日本人ですか?」等だ。
それに答えられないと「ちょっと待って」ということもあるので無視しない様にしよう。

APCの導入で入国審査の行列や待ち時間はかなり緩和されているとのことだ。
今現在でもアメリカの主要空港の多くで既に設置が完了しているので、今後もどんどん稼働空港は増えていくと思う。(2015年6月現在、日本人がよく利用すると思われるロサンゼルス、シアトル、アトランタ、オーランド、シカゴ、ダラス、デトロイト、ニューヨークJFK、ヒューストン、ワシントン等の空港に設置が完了している)




エプコットのイルミネーションズ鑑賞エリア


エプコットの夜のショー、イルミネーションズ:リフレクションズオブアース。
大きなセワールドショーケース・ラグーンで行われるので鑑賞出来る場所も多く、ファストパス+を使うまでもないが、せっかく観るなら出来るだけ良い場所で鑑賞したい。

エプコットにはソアリン、テストトラックという、開園時間直後からスタンバイが長蛇の列になる超人気アトラクションがあり、どちらもファストパス+を取得したいアトラクションだ。この2つもイルミネーションズも一度に一つしか取得出来ないファストパス+のAグループ(Aグループから1つ、Bグループから2つの計3つを一度に取得出来る)なので、普通に考えればイルミネーションズのファストパス+は3回以上エプコットに行く機会がなければ取得しないだろう。
ちなみにファストパス+専用エリアはフューチャーワールド側、ショーケースプラザ付近の正にセンター位置なのでベストポジション。
高額で毎日開催では無いが、イルミネーションズ・デザートパーティーでも同様の位置で鑑賞出来る。イルミネーションズ・デザートパーティーはお酒も楽しめるので、開催日とスケジュールが合って、飲む人なら検討の余地はあるかと思う。

本題はファストパス+を使わない場合の鑑賞位置だ。
ベストポジションはやはりフューチャーワールド側、ショーケースプラザ付近から左右にカナダ館までとメキシコ館までの範囲のセンター付近だ。この辺はファストパス+エリアでも場所を取られているし、エプコットのメインエントランス方向となるので必然的に混雑し、場所取りは難しい。
この位置で鑑賞するためには出来るだけ早く行くしかないだろう。
対岸となるイタリー館の前にもベストポジションとなる場所がある。小島の様にラグーンにせり出している、ゴンドラが停泊している場所だ。狭いエリアなのでここも早くから場所取りが必要だ。

イルミネーションズの鑑賞位置

BESTポジションと言える場所は意外と少ない。黄色の範囲がBEST に次ぐお薦めの鑑賞位置。

あとは何処で観ても条件的には似た様なものだが、ワールドショーケース側でもサイド(カナダ、イギリス、メキシコ、ノルウェー、中国館前)よりはフランス館とドイツ館の間(フランス、モロッコ、日本、アメリカ、イタリー、ドイツ館)の範囲がいい。

もう一つ大事な事は風向きだ。
風下になってしまうとラグーン上の煙でショーの後半がさっぱり見えないという事態が発生する。
出来るだけ風上で鑑賞する様にした方がいい。
場所取りをする際には周囲の旗類等で風向きも確認しよう。

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