ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー[ベガス・ロス旅行記21]


カリフォルニア・ディズニーリゾートのいい所は二つのパークが広場を挟んで向かい合っていること。パークからパークへの移動が徒歩のみで簡単に出来る。
本日はカリフォルニアアドベンチャーを中心に過ごす。

カリフォルニアアドベンチャーでのお楽しみは、前回来たときには無かったカーズランド、中でもメインアトラクションであるラジエーター・スプリングス・レーサー。そしてアトラクションの基本的な構造は同じものの、設定と演出がガラリと変わって名前も変わったガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ ブレイクアウト!(旧 ハリウッドタワーホテル、日本ではタワーオブテラー)。

インパークと同時にマックスパスを使ってラジエータースプリングスレーサーのファストパスをスマホでゲット。そのままガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ ブレイクアウト!へ。
感想としては、やはりトワイライトゾーンをモチーフにしたハリウッドタワーホテルの演出が一番好き。しかしこれはこれで楽しかった。ハリウッドタワーホテルもタワーオブテラーもホラー的な演出だが、これは全く真逆の、ノリノリで賑やかな、とっても明るい演出。
乗り終わった頃には次のファストパスが取れる時間になっていたので、人気のアトラクションから選んでスマホでファストパスを取得。

ラジエータースプリングスレーサーはフロリダ、ディズニーワールドのエプコットにあったテストトラックにとてもよく似ていた。基本的なシステムは多分ほとんど同じなのではないだろうか。
ただ、カーズの世界観と演出が施されているラジエータースプリングスレーサーの方が面白かった。テストトラックの方は、アトラクションのシステムそのものだけで勝負しているので、やはりディズニーらしい演出があった方が楽しさは倍増するということを実感した。(ただし、テストトラックにあった、自分の車をカスタマイズするといった趣向はラジエータースプリングスレーサーにはない)
カーズのエリアにある他のアトラクション、メーターのジャンクヤードジャンボリーとルイジのローリッキンロードスターは迫力のあるライドではないが、いずれもオリジナリティのあるアトラクションで面白かった。

カーズランド

カーズランドは旅行の前半で訪れたルート66の世界。オブジェもディズニーらしく細部まで凝っている。

カリフォルニアアドベンチャーの人気アトラクションには他にソアリンとグリズリー・リバー・ランがる。ソアリンは東京ディズニーシーでも導入が決まっているが、何度乗っても素晴らしい。カリフォルニアアドベンチャーではやや古めのアトラクションになってしまったせいか、以前に比べてスタンバイでもさほど待たずに乗れる様になっていた。(ディズニーシーではきっとトイストーリーマニアと人気を二分するアトラクションになるだろう)
グリズリーリバーランは恐ろしく濡れるアトラクションなので、気温が高くなる11頃まで待ってから乗った。これはどの位置に乗るかで濡れ方が異なるので運次第なのだが、酷い時にはバケツで何杯もの水を被ったようになる。夏のこの季節であれば1時間と待たずに乾くが、機械類(カメラやスマホ等)と、紙類(紙幣やチケット類等)はビニール袋に入れて口を閉めておくなど、事前対策を怠らない方がいい。米ドル札は紙が安っぽいので、粉々に破けてしまう恐れがある。

パラダイスピアからピクサーピアという名称にリニューアルされたエリアでは、以前からあったトイストーリーミッドウェイマニアとインクレディコースター(旧 カリフォルニアスクリーミン)が人気のアトラクション。
トイストーリーはアメリカでも人気アトラクションだが、通常は30分以内の待ち時間なので、ディズニーシーでの混雑ぶりを知っていると拍子抜けする。これも以前来たときはスタンバイだと1時間以上待ちが常だったので、ソアリン同様、新しいアトラクションにゲストが分散したことで混雑が緩和されてきたようだ。
カリフォルニアスクリーミンを模様替えしただけの様に思われるインクレディコースターは、乗ってみるとちゃんとミスター・インクレディブルの世界観を表現していて予想以上に面白かった。
ディズニーランドやマジックキングダムのシンボルがお城なら、カリフォルニアアドベンチャーのシンボル的存在と言えるミッキーの観覧車(ミッキーのファンウィール)も各ゴンドラがピクサーキャラに模様替えされていて、ピクサー・パル・ア・ラウンドという名称になっていた。
この観覧車は乗るゴンドラによって普通に回るだけのものと、スイングするものに別れていて、並ぶ列も異なる。以前来たときはスイングしない方にしか乗らなかったが、今回はスイングする方に。感想としては想像したよりも動きが緩やかで、特にスリルがあったりするわけではなかった…。

カリフォルニアアドベンチャーの主なアトラクションとしては他にグーフィーのスカイスクール、リトルマーメイド・アリエルのアンダーシーアドベンチャー、モンスターズインク・マイクとサリーのレスキュー等があるが、この3つで人気があるのはジェットコースタータイプのグーフィーのスカイスクールくらい。アリエルのアンダーシーアドベンチャーとマイクとサリーのレスキューは特別な混雑日でもない限りは待ち時間ほぼ0で乗れる感じ。
マイクとサリーのレスキューは東京ディズニーランドのモンスターズインクから懐中電灯の仕掛けを取り除いただけのライドなのだが、ほぼそれだけの違いにも関わらず人気の差が大きくてちょっと驚く。

カリフォルニアアドベンチャー

娘が幼かった頃に来たときのお気に入りは子供向けアトラクションの揃ったバグズランドだった。しかしバグスランドは間もなく閉鎖(2018年9月に閉鎖された)。ここはマーベルのエリアに生まれ変わるらしい。

この日の昼食はカリフォルニア・ディズニーリゾートのパーク内では最も高級の部類に入ると思われるレストラン「カーセイ・サークル・レストラン」でのフローズン・ライブ・アト・ザ・ハイぺリオン(FROZEN LIVE AT THE HYPERION)の優先鑑賞券付きのパッケージでいただいた。
フローズン・ライブ・アト・ザ・ハイぺリオンは上演時間が1時間もある、パークのステージショーとしてはかなり豪華なアナ雪のミュージカルショー。人気も凄いので、このパッケージを利用すれば他のゲストよりも早く入場出来て、専用エリア(劇場1階のかなり前方)に座れる。あと、アナ雪の特製ピンバッジとランヤード(ピンバッジを付けるストラップ)がお土産に付く。

夜は夜で夜のパレード、ペイント・ザ・ナイトの特別鑑賞席がついたソノマテラスでのソノマテラス・ペイント・ザ・ナイト・ レセプションというのを利用した。
カーセイ・サークル・レストランについてもソノマテラスも、ディズニーでの食事やダイニングパッケージ利用の感想については、ショーやパレードの感想と共に別記事で纏めようと思う。

カリフォルニアアドベンチャーのアトラクションやショーは一日で全て余裕で廻れた。そもそも東京ディズニーリゾートの様な混み方はしていないということもあるが、それに加えてマックスパスでのファストパス取得が余裕をもたらしてくれたのは確か。

ディズニーマックスパス

ディズニーマックスパスはフォトパスにファストパスをネットで取得する機能が付いたもの。写真の様なアトラクション乗車写真も制限無くゲット出来る。

残す2日間はディズニーランドの方をメインに、パークホッパーを使ってカリフォルニアアドベンチャーの好きなアトラクションにも乗りに来る…といった感じで過ごすことになる。