ユニバーサルスタジオ・ハリウッドへ[ベガス・ロス旅行記17]


ハリウッドハイランド駅からメトロのレッドラインに乗り、ユニバーサルシティ/スタジオシティ駅までは一駅の乗車。駅を降りて地上に出ればユニバーサルスタジオに向かう人々がたくさんいるだろう…と思っていたが、何故か閑散。
駅前からユニバーサルスタジオへ向かうトラム(徒歩でも行けるが上り坂なのでキツい)乗り場には待っている人が一人だけ。ガラガラのトラムに乗りユニバーサルスタジオに着いてみて、開演時間を一時間間違えていたことにやっと気付いた…。開演時間はチケットを入手した頃に調べていたのだが、それから本日までの数ヶ月の間に変更されていたようだ。数ヶ月間もチェックしなかったのは大きなミス。
我々はWebでチケットをオンライン購入したので、1時間早くパークに入れるアーリーエントリーが付いていたので、アーリーンエントリーの時間である7時に着くよう来たが、8時まで入れない。(つまりパークの一般開園時間を8時と思っていたが、実際は9時だった)
パークの手前に広がるシティウォークの店も開いていないので、周囲の写真を撮りながら待つことに。30分くらい前になると徐々に人がやってきた。日本のディズニーやユニバーサルならスタートダッシュを狙う人々で1時間前でもそれなりに人がいるだろうが、アメリカではそこまで頑張る人はいないのだ。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッド

もちろんパークへの入場前にはセキュリティチェック有り。金属探知もされるので、飛行機に乗るときとほぼ同じ。

やっと開いてパークの中へ。と言っても、アーリーエントリーの時間はハリーポッターエリア(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)にしか入れないのだが、この1時間でハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーとフライト・オブ・ザ・ヒッ ポグリフに待ち時間ほぼゼロで乗れ、エリアのショップ等も余裕で廻れるのはとてもお得。
こららを楽しんだ頃に一般開演時間にちょうどなるので、ハリー・ポッター以外の混雑しそうなアトラクションから効率的に廻ることが出来る。
チケットを買うとき、所謂ファストパスが付いているユニバーサル・エクスプレス(旧フロント・オブ・ライン)を買うべきか迷ったが、あまりにも高額なため通常のチケットを購入したのだが、それで良かったと思う。(ユニバーサルスタジオ・ハリウッドのチケット料金は変動制だが、私達の時の場合、通常チケットが一人1万円ほどに対してエクスプレスパスは一人3万円以上だった)

アトラクションの廻り方としては、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドはパークがアッパーロットとロアーロットという上下の構造になっていて、その上り下りの移動にちょっと時間がかかる(移動はエスカレーター)ことから、その移動を出来るだけ少なくすることがポイント。
ハリー・ポッターはアッパーロットなので、まずは同じアッパーロットの人気アトラクションから攻め、昼食を挟んでロアーロットに下り、ロアーロットのアトラクションを廻ることにした。

ハリー・ポッターの後は実際の撮影スタジオであるユニバーサルスタジオ・ハリウッドだけのアトラクション「スタジオ・トラムツアー」へ。過去にも何度か乗っているが、来る度にアトラクション色が強くなっている。3D眼鏡をかけて楽しむKing Kong 360 3-D(キングコング)やFast & Furious – Supercharged(ワイルド・スピード)は初体験。
これは以前からだが、フロリダのユニバーサルスタジオでは独立したアトラクションになっている「大地震」なんかもスタジオツアーに組み込まれている。
私も娘も一番の趣味が映画なのでこのスタジオツアーがユニバーサルスタジオ・ハリウッドの一番の楽しみだったし、実際一番満足度が高かった。アトラクションとしてショーアップされている部分以外は撮影所の見学が主なので、映画をどれだけ観ているかで満足度は変わると思う。(まあ、さほど映画通でなくともキングコングやワイルドスピードのアトラクションまで組み込まれた現在では、誰もが十分に楽しめる内容になっていると思える)

ユニバーサルスタジオ・ジャパンやフロリダには無い(2015年に私達が行った際には無かった)アトラクションとしてはスタジオ・トラムツアー以外に「ウォーキングデッド」がある。
これも楽しみにしていたが、要はウォークスルー型のおばけやしきだった。内部のセットやウオーカー(ゾンビ)達はかなり凝っているのでドラマのファンなら行くべきアトラクションだが、それほど長くは無いこと、襲ってくるウオーカー達がかなり優しい(あまり派手な脅かし方はしないし、体には触れない)ことがちょっと拍子抜けではあった…。実際に恐さという点では日本のそこらのおばけやしきの方が上ではないかと思う。なので、ウォーキングデッドは好きだが実際に恐いのは苦手という人にも薦められると思う。「それほど恐くなかった」という感想を持つ人が大半ではなかろうか。(その日のウオーカー役のキャストによるかもしれんので絶対とは言えないが)

あと、カンフーパンダのアトラクション「カンフー・パンダ -ザ・エンペラズ・クエスト」がスタートしたばかりだった。これは元はシュレック4Dがあった場所に新規オープンしたもので、内容もシュレック4Dに近いシアタータイプのアトラクション。

これ以外にアッパーロットにはDespicable Me Minion Mayhem(ミニオンのライド)、The Simpsons Ride(シンプソンズ・ライド)、WaterWorld(ウォーターワールドのショー)、Special Effects Show(特殊効果のショー)、Universal’s Animal Actors(動物のショー)がある。
この他にSuper Silly Fun Landという小さな子供向けの乗り物が集まったエリアも。
シンプソンズ・ライドはフロリダで乗ったが、日本にはない。タイプとしてはバックトゥザフューチャーと同じなのだが、内容はこちらの方が楽しいと思う。
ウォーターワールドのプレショー(客弄り)も真夏ということもあろうが、水のかけ方が日本とはレベルが違う。

昼食は一旦パークを出て、シティウォークで食べる事にした。そう、ハリウッドのユニバーサルスタジオもフロリダのユニバーサルスタジオもパークの途中退場が自由なのだ。以前、大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンに行った時、途中入退場が出来ないと知って驚いた。
東京ディズニーリゾート(もちろんアメリカのディズニーパークも)でも入退場は自由に出来るので、大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンが特種なルールを勝手に作っているのだが、オフィシャルホテル宿泊者にさえ途中入退場を認めないというのは不親切極まりないと思う。(年パス所持者には認めているらしい)
入退場を認めない理由を「パークの夢の世界を終日楽しんでもらいたいから」等と言ってるらしいが、非力なパーク内飲食施設を保護する為なのは明白。
更に問題なのは、途中退場を強く要望するゲストには、特種な事例とは言えないほど、多くのケースで途中退場をさせてしまっているという事実だ。にも関わらず「どのような場合に認めているのか」は一切明らかにしないという姿勢。急病等の緊急事態以外では一切認めていないというなら、そう説明すべきで、これでは文句を言う人には認めるが、素直に従う人には認めないという、ただの不公平と言われても仕方が無いのではないか。
ユニバーサルスタジオ・ジャパンへの文句はこれくらいにしておく。

昼食はシティウォークのピンクスを選択。ピンクスはラスベガスのミラクルマイルズというショッピングモールに出店していたが、ロスでは有名なホットドッグ店。(ラブレア通りにある本店は有名人御用達の店として有名)
日本でホットドッグというと軽食という感じだが、ここのホットドッグはかなりのボリュームで昼食としては十分。

ピンクスのメニュー

ピンクスのホットドッグメニュー。どれもボリュームたっぷり。この他にハンバーガーもある。

シティウォークから戻り、ロアーロットへ。
ロアーロットのアトラクションはJurassic Park The Ride(ジュラシックパーク・ライド)、Transformers: The Ride-3D(トンランスフォーマー・ライド)、Revenge of the Mummy The Ride(マミー・ライド)と人気ライドが揃っている。
いずれもフロリダで(ジュラシックパーク・ライドは日本でも)体験済みのアトラクションだが、どれも面白いのでパスは出来ない。後半にこの3つの人気アトラクションを残しておいたのは待ち時間的に不安だったが、最長でも待ち時間は40分程度という状態で、十分に廻れる時間で一安心。
マミー・ライドはフロリダでかなり面白かった記憶があるのだが、思ったほど迫力がなかった…。私の記憶違いなのか、フロリダに比べてスケールダウンしたバージョンなのかは不明。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッド

ジュラシックパークライドの前。ジュラシックパークライドは何処で乗っても大体同じだが、最後の水のかかり方はやはり米国の方が多い気がする。

ロアーロットからアッパーロットに戻り、ハリーポッターエリアでホグワーツ城のプロジェクションマッピングを鑑賞し、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドでの一日は終了。
夏休み期間で比較的混雑している時期と聞いていたので、エクスプレスパス無しで廻りきれるか心配だったが、結果的には余裕でOKだった。とは言ってもハリーポッターエリアのアーリーエントリーが無ければギリギリだったかもしれない。

遅めの夕食もユニバーサル・シティウォークでとることにした。
日本の味も恋しくなってきたのでPoke Barというポケの店でポケ丼((マグロ丼))をいただいた。好みのライス(もちろん白米を選択)に好みのポケを選び、各種フリカケ等のトッピングを加えてオーダーするシステム。ポケはハワイで何度か食べたが、何処で食べても大きな外れはない食べ物だと思う。(最近はハワイだけで無くアメリカ本土でも人気の様子でポケの店はよく目にする)
昼も夜もファストフード店にしたので本日の食事は安く済んだ。

ユニバーサルスタジオ・ハリウッドのポケバー

けして大きなサイズでは頼んでいないのだが、十分な量。ちゃんとワサビも用意されている。

食事とシティウォークのユニバーサル・スタジオ・ストアー(ユニバーサル・スタジオのお土産を売ってる)での買い物を済ませた頃には22時過ぎ。
UberかLyftで帰ろうかとも思ったが、ちょうど駅に向かうトラムが来たのでメトロで帰ることに。
駅にはまだ人がたくさんいたので、夜でもトラムが走っている時間であれば治安の心配はないようだ。
降りたハリウッドハイランド駅にもまだまだ人は多く、更に駅の出入口には警察官も立っていて、特に心配はなかった。(警察官が出入口を見張っているという事は、夜はそれなりに警戒が必要ということでもあるのだろうが)

明日はアカデミー授賞式会場であるドルビーシアターを見学し、今回の旅行の最後の地であるアナハイムに移動する。




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