デュース(DEUCE)とSDX[ベガス・ロス旅行記05]


ラスベガスの、特に観光客の移動手段の主役は何と言ってもバス。
観光客の大半はストリップと呼ばれるラスベガス大通りを南北に移動することがほとんどなので、SDXとデュース(Deuce)という2種類のバスを主に使う事になる。この2種類がストリップを南北に走っていて、北はアーケードの天井を使った映像アトラクション(フレモント・ストリート・エクスペリエンス)で有名なダウンタウンから(SDXはもっと北のプレミアムアウトレット・ノースから)、南はプレミアムアウトレット・サウスまでを結んで往復している。
ラスベガス中心部の大まかな位置関係が把握出来ていれば、走っている車線で北行き南行きを簡単に判別出来ると思うが、北行きならNorth bound、南行きなSouth boundと表示されている。
アメリカのバスにしてはかなり親切な電光表示やアナウンスがあるし、ルートが単純なので観光客でも迷わず使えると思う。(それでも不安ならGoogleマップでバスの現在地を見ていれば完璧)

SDXは急行、デュースは各停という位置づけ。
移動距離が長いときはSDXを使うべきだが、本数はデュースの方が若干多目(体感では)で、二階建てバスが主なので(SDXは一階建ての普通の車体)、ストリップの景色を楽しむならデュースの2階席、中でも前方に座ればいい眺めが楽しめる。
我々も何度か二階席の前方を狙ったが、二階席は乗降が面倒な為か比較的席が空いてはいるが、前方は埋まっている事が多かった。前方に座るコツとしては、あまりにも近距離の移動では使えないが、とりあえず二階席に座っておき、前方席の人が降車の為に席を立ったら、すかさず前方に移ればいい。この方法で何回か二階最前列からの眺めを楽しむことが出来た。

SDXとデュース

この写真では反対側になってしまっているが、あの有名なラスベガスサインもバスルートから見られる。プレミアムアウトレットサウスからの帰り道、マンダレイベイの手前でサインの正面が見える。

SDXとデュースでは移動時間がかなり違うので、遠くに行く場合には多少待ってでもSDXを使うべき。特に混雑する夕方以降は所要時間の違いは更に顕著になるので、更に短い区間でもSDXが停車する場所を移動するなら短距離でもSDXがベター。
日中のそれほど混雑していない時間帯の移動の場合は、フォーコーナー(ベラージオやパリスの辺り)以北からマンダレイベイより南、タウンスクエアやプレミアムアウトレット・サウスを目指すならSDXに。逆方向でストリップ中心部からストラトスフィア・タワー以北を目指す場合はSDXという選択が適していると思う。それより短い移動で、時間に余裕があるならデュースでもいいかもしれない。(デュースしか泊まらないバス停もあるし)
運行時間はSDXが9時〜24時、デュースが24時間となっている。

RTCルートマップ

North bound(北行き)とSouth bound(南行き)のルートマップ。

この2種類のバスはどちらもRTC(The Regional Transportation Commission of Southern Nevada)という同じ会社が運行しているので、共通のチケットで乗ることが出来る。乗る度にドライバーからチケットを買うことも出来る(デュースのみ、SDXは不可)が、アメリカのバスの共通の特徴でお釣りが貰えない(ピッタリの金額を出すか、お釣りは寄付するか)し、滞在中に何回かは乗ることになると思うので、2時間券、24時間券、3日間券、30日間券と用意されているパスのいずれかを事前に購入しておくべき。30日間はあまり必要とする人はいないと思うが、3日間券を買うときは、滞在スケジュールをよく考えておいた方がいい。
例えば、何処にも移動せずにホテルや徒歩圏で過ごす日や、ほぼ終日郊外に観光に行く日等があれば、ストリップを移動して過ごす日を連続させたスケジューリングをしておくと、3日間券を有効に使える。4日間滞在する場合は最初の3日間をストリップを移動して観光やショー、食事を楽しむようにして、最後の1日を郊外観光やストリップを移動しない予定にあてるといった具合。
パスはいずれも発券から時間がカウントされるので、24時間で17時に買ったら翌日の17時まで、3日間券で12時に買ったら、3日後の12時迄となる。

このパスは主要なバス停に置かれた券売機で購入する事が出来る。(SDXが停車するバス停には大概設置されている)ニューフォーコーナーならコカコーラ博物館等があるワールドショーケース前、フォーコーナーならパリスの前等にある。
買い方はまず言語(日本語は無いのでEnglishを選択)し、種類(2時間券〜30日間券)、枚数を順番に選択し、現金かカードで支払うという流れ。現金は読み込み不良が発生する場合も多いので、カードでの支払いがお薦め。
しかし、券売機よりもお薦めなのがride RTCというアプリを使ったスマホによるネット購入。日本を出発前に購入しておくことも可能で、スマホがそのままパスになる。(家族や同行者のパスも一台のスマホで買えて、そのスマホで全員分のパスを表示して使うことも可能。もちろん別行動の予定があれば、個別のスマホで購入使用してもいい)
慣れない英語の自動販売機で買うよりも事前にゆっくり買っておけるというのは有難い。
事前購入したパスは、現地で最初にバスに乗る直前にアクティベート(使用開始)を行って使い始められる。なので、使用時間を無駄にしてしまう事もない。(アクティベートにはネット接続が必要なので、WI-FIが使える場所で行っておくこと)
もちろん我々も3日間券をスマホで購入。滞在中、とても便利に使わせてもらった。娘と別行動の予定はないので、私のスマホに二人分を入れたが、画面の切換作業もスムースだった。
ride RTCというアプリについては準備編でも書いたので、参照して欲しい。

使い方は運転席の側(通常のチケットを挿入する機械とは反対のドア横)にあるQRコードリーダーにスマホに表示させたQRコードを読み込ませるだけ。複数のパスは一枚ずつスライドさせて表示させられるので、人数分読み込ませる。(2両連結バスなら中央の乗降ドアにもリーダーがある。

RTC券売機

これがバス停の側に置かれている券売機。VISAとMasterカードが使えるので、どちらかのカードがあれば購入出来る。

混雑時等、ドライバーが乗る客を数えて切れていなかったり、料金を払わずに(チケットを持たずに)乗れてしまうのでは…と思える状況を何度か目撃した。
が、間違っても不正乗車は考えない方がいい。時折警察官(バス会社の警備員ではない)が乗車口でチケットやパスの所持と、その有効期限を厳しくチェックしていることがある。これで不正が発覚すると、大変なことになる…。(まさにゴメンで済めば警察はいらないという事態になるという噂も)

最後にプレミアムアウトレット・サウスにSDXで行き、帰る際の注意。
行きは着いたら降りれば良いだけなので問題は無いと思う。帰りも反対側のバス停とかではなく、来た時と同じバス停から乗車する。
すると、バスはアウトレットのバス停を出ると、RTC South Strip Transfer Terminalというバスターミナルに行ってしまう。ここでバスによっては回送になったり行き先を変更したりするので、ターミナルの屋内に入って
Strip & Downtown Express North bound  (ストリップの北行き)のバスが出るバス停番号をモニターで確認し、指定の番号のバス停からバスに乗れば良い。

 




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