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ポップセンチュリーのルームカテゴリーとお薦めの部屋


WDWの直営リゾートの中でも手軽な宿泊料と利便性から人気が高いディズニー・ポップセンチュリー・リゾート。
バリュークラスのこのタイプのリゾートの特徴でフロント棟(フロントの他、フードコートやショップのある棟)まで遠い部屋があり、その距離によって値段が変わる。
部屋タイプは基本的には全室同一で、ベッド数(1キングか2ダブル)と一部、車椅子で利用出来るバスルームを持つ部屋があるくらいの差しか無い。フロア数は4階建てとなる。

料金に差が出るルームカテゴリーは高い順から以下の通り。

  • プリファード・プールビュー
  • プリファード
  • スタンダード・プールビュー
  • スタンダード

プリファードとはフロント棟に近い位置で、その中でもプール側がプリファード・プールビューとなる。それ以外がスタンダードとなり、スタンダードのプール側がスタンダード・プールビューだ。

ビューと言ってもバリューリゾートは外廊下側に窓があるので、窓からの景色というよりも廊下に出たときの正面の景色という意味合いになる。
しかもプールは夜遅くまで賑やかなことが多く、静かに過ごしたいならわざわざ高い料金を出して選ぶ価値は無いかと思う。
廊下正面からの景色を重要視するのなら、プール側では無く湖側の方がいい。こちらは高い階であればエプコットの花火等も見える。(しかし何故かレイクビューというカテゴリーが無い)

階数はアクセスの利便性だけを考えれば一階が圧倒的に便利だ。しかし位置によっては窓の外を頻繁に人が通ることが気になるかもしれない。そして上の部屋が子供連れの場合には足音などのノイズも気になる場合があるだろう。(最上階以外では共通のデメリットだが)
2階であれば人通りは減るし、階段での上り下りもさほど苦痛では無い。3階と4階の場合は基本的にエレベーターでの上り下りになるだろうから、エレベーター近くで無いとアクセスは悪くなる。しかし最も静かに過ごせるだろうし、廊下からの眺めも良いだろう。

以下はプリファードとスタンダードの位置を示したマップだ。

ポップセンチュリーの部屋位置

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黄色がプリファード指定で割り当てられる部分、赤はプリファード・プールビュー。それ以外がスタンダードで、スタンダードのプール側がスタンダード・プールビューになる。
プリファードルームでも上の階でエレベーターを利用する場合は、エレベーターのあるそれぞれの棟の中央まで行かなければならないので、端の方の部屋だと意外に歩かされる。(棟の端には階段はある)
一階であればプリファードルームからフロント棟までの距離はなるほど近い。
しかしご覧の通り、プリファードでなくともほとんど差の無いスタンダードが存在するのも確か。うまくリクエストが通れば追加料金の必要なプリファードを指定せずとも条件の良い部屋をもらえる可能性はあるということだ。

ではどんな選択(リクエスト)をするのがベストなのか。
まあ、ベストな部屋というのは人によって何を重要視するかによって千差万別とは思うが、参考までにいくつかのパターンを考えてみた。

以下は60日前から行えるオンラインチェックインで選択出来るリクエスト項目だ。
この中から2つをチョイスしてリクエストできる。(あくまでもリクエストだが)
一番下の「Room Ready Reuest」は出来るだけ良い部屋が欲しい場合はチェックしてはいけない。これは到着が早い場合に、部屋の要望よりも空いている部屋にすぐ入れることを優先するというチェックだ。(そうしたい場合にはもちろんチェックすれば良い)

ポップセンチュリーの部屋リクエスト

階数や棟等をリクエストできる。

プールビューは選択する意味が無いと思うので除外する。プリファードルームを予約している場合は、個人的には70年代棟の一階がベストな選択になると思う。
一階であれば位置に関係なくアクセス面での利点が大きいことと、70年代棟の場合は唯一プールが無いことから比較的静かで人の通行量も気にならない可能性が高い。
フロント棟までの距離は他の棟のプリファードと変わらないが、90年代駐車場側の通路を通ると、バス停までの距離が他の棟のプリファードよりも圧倒的に近い。(特に90年代棟寄りのバスを利用する場合)
なのでプリファードにするならリクエストは70年代棟とGround Floor(一階)にチェックする。

リーズナブルにスタンダードを予約した場合は、アクセス優先ならGround FloorとNear Transportationしか無いだろうが、個人的には60年代棟のFourth Floorというリクエストがお薦めだ。
60年代棟のスタンダードは全て湖側となる。そこで四階を指定出来れば間違い無く景色のいい湖側の部屋となる(Lake Viewをリスエストしなくても)。部屋の前の廊下から花火鑑賞も出来るので最高のビューだ。上手くいけば部屋の中から窓越しの花火鑑賞も出来る可能性がある。眺めを優先して四階をリクエストすることになるので、基本的にエレベーター利用とはなってしまうものの、位置としてはアート・オブ・アニメーション・リゾートと繋がる橋に最も近い。つまりアート・オブ・アニメーション・リゾートのフードコートを利用する場合や、パークからの帰り、ポップセンチュリー行きのバスが来ない場合や混雑している場合に、アート・オブ・アニメーション・リゾート行きのバスを利用して帰ってくる場合等には便利だ。
それにプリファードであっても、3階以上の場合には棟の中央にしかない同じエレベーターを利用する人がほとんどであることを考えると、フロント棟までの距離もプリファードとほとんど変わらないということになる。

以上、ポップセンチュリーを予約する際には参考にして欲しい。リクエストは必ずしも通るわけではないということは忘れずに。

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WDWのホテルホップはお薦めしない


デラックスからバリューまで数多くの直営リゾート(ホテル)があるオーランドのウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)。
滞在するリゾートを選ぶのも楽しみの一つだが、一つに決めかねてリゾートをホップする(ホテルを移動すること)ことを考える人もいると思う。
しかしWDWでのホテルホップは基本的にお薦めしない。
理由は簡単。一週間や10日では遊びきれないWDWで、ホテルホップに要する時間と手間が勿体ないからだ。

直営リゾート間の引っ越しは、荷物はベルサービスに依頼すれば自動的にホップ先のリゾートに届けてくれる。チェックアウトも基本的にはエクスプレスチェックアウト(手続き不要)だ。
しかしチェックインはホテルを変える度に行わなくてはならないし、荷ほどきとパッキングに要する時間も労力もかかる。
パーク自体にはあまり興味が無く、ホテルライフが目的だというなら別だが、パークでも思い切り遊ぶつもりなら、一ヵ所に滞在し、パークを満喫することに時間をかけるべきだと思う。
WDW内のトランスポーテーション(交通)システムも、自分のリゾートから各パークまでのアクセスに慣れ、把握出来るのに2、3日はかかるだろう。
慣れた頃に又別のアクセス方法の場所に引っ越すというのは精神的にも落ち着かないと思う。

そもそも広大なWDWで遊び回れば、ホテルは寝に帰るだけという場合が多いはずだ。
寝て起きてすぐパークというスケジュールでは、何の為にホテルホップに手間と時間をかけたのか分からないだろう。
各リゾートの雰囲気を楽しむなら、各リゾートのレストラン、キャラダイ等を予約して食事をしに行くだけで十分だと思う。

ホテルホップは、最低でも一週間以上のWDW滞在で、WDWが初めてでは無く、パークに行かずにのんびり過ごす日を一日以上は設定出来るという人にお薦めしたい。

そこでホップする場合だが、基本的には異なるグレードで計画することが多いと思う。
デラックスとバリュー、モデレートとバリューといった感じだ。
同じバリュークラスのオールスター・ムービーからポップ・センチュリーといったホップは、場所と装飾が変わるだけであまり変化がないので意味が無い。
デラックスクラスの場合はリゾート毎の個性も大きくなるので、デラックスからデラックスへといったホップも検討する人はいると思う。
計画としては、パークでたくさん遊びそうな日をバリュー等の安いリゾート、パークへはあまり行かず、のんびり出来そうな日をデラックス等の高いリゾートで考えるといいだろう。(デラックスクラスはパークへもぐっと近くなるので悩ましいところだが)
レストランやキャラダイの予約を行う場合も日程を滞在リゾートに合わせることを忘れない様にしたい。昨日まで居たリゾートにまた食事の為に戻るなんていう事が無いように。
荷物の運搬はベルサービスでやってくれるので、自分達は身軽に移動出来る。ただ、荷物がホップ先に届くのに時間を要すると思うので、移動先ですぐに必要になる物は預けない様に注意。
どのリゾートもチェックアウトからチェックインまでは時間が空く。運が良ければすぐに部屋に入れることもあるが、基本的には15時頃までは入れないと思って計画した方がいい。
ホップ当日はチェックアウト(特に手続き不要だが)したら荷物の運搬を依頼してパークへ。チェックイン時間になったら、もしくはそれ以降にホップ先にチェックインといったスケジュールがベストだろう。
又、2、3日でホップする様な場合にはスーツケースの荷ほどきはしない方がいい。必要な物はスーツケースから出して、スーツケースに仕舞う様にして過ごせば再パッキングの手間を省ける。
1日でのホップは要する手間と時間から全くお薦め出来ない。ホテルホップは、出来れば一つのリゾートに3日以上居ることを基本に計画した方がいい。

個人的にはWDWだけで2週間以上の滞在が出来れば、ホップしてもいいかなと思う。もしそんな旅行が出来れば、ポリネシアン・リゾートとポートオーリンズ・リバーサイドに一週間ずつ滞在してみたい。

ポートオーリンズ・リバーサイド

ポートオーリンズ・リバーサイドは20年以上前、デキシーランディングという名称だった時に宿泊した。とても雰囲気のいいリゾートだった。

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ホテルの有線LANを自前で無線化する


最近はどこのホテルでもネット利用は無線LAN、つまりWi-Fiが基本だと思う。
旅先でインターネットに接続することも随分と楽になった。
今年のオーランド旅行では滞在ホテルの全て(ハイアットリージェンシー・オーランドエアポート/ディズニー・ポップセンチュリーリゾート/ヒルトン・グランドバケーション・プレミアムアウトレット/ロイヤル・パシフィックリゾート)でWi-Fiが無料で使える。アメリカの場合有料での提供が意外に多いのでラッキーだ。

たまに有線LANのジャックだけ。もしくはケーブルがTVの裏辺りから出ているだけというホテルもある。LANポートを備えたノートパソコンであればそれを繋げばOKだが、最近ではWi-FiオンリーでLANポートを持たない機種もあるし、ケーブルではタブレットやスマホでは使えない。
そんな時に便利なのが小型のWi-Fiルーターだ。
これを持参していれば、それにケーブルを繋げば自前で無線化出来て、複数台(パソコンやスマホ、タブレットやゲーム機器)で同時に使えるようになる。
製品自体はとても小型で、しかも安価(2,000〜3,000円台)な物も多いので手軽に入手して持ち運べるはずだ。
これを使う時はLANケーブルと電源確保の為のテーブルタップも一緒にあった方がいい。

小型無線ルーター

形は様々だが、LANケーブルをルーターに挿し、コンセントに挿せば設置完了。

無線もあるのだが、有線もあるというホテルの場合、多くのケースで無線よりも有線で接続した方がスピードが速い。そんな時にもホテルが提供している無線ではなく、自前のWi-Fiルーターで有線を無線化した方が快適にネットに繋げる。

自前で無線化するメリットとしては、常に同じSSIDとパスワードで使えるということもある。
いちいち使用する機器のWi-Fi設定をいじらずに済むわけだ。
有線LANがあって、複数の機器でWi-Fiに繋ぎたい場合には、自前で無線化した方が手間がかからないはずだ。更に速度も上がるとすればやらない理由はない。

USBタイプWI-FI親機

有線でネットに繋いだパソコンのUSB端子に挿し、他のスマホ等にWI-FIを供給する物もある。このタイプの場合、間違ってパソコンを無線対応にするだけの製品(子機機能のみ)を買わない様に注意。

たまにWi-Fiは無料だが、有線は有料というケースもある。
そんな時は無料提供されているWi-Fiを素直に使った方が経済的だが、著しく遅い場合には有線の無線化も検討には値する。(値段次第だが)