アメリカ」カテゴリーアーカイブ

ハワイ旅行記 20 2017・ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのプール


ヒルトン・ハワイアン・ビレッジはプール施設の充実も魅力で二度目の宿泊を決めた。
ハワイの中では大都会のワイキキでは、プール施設がこじんまりしたホテルばかりなのだ。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの敷地内にはスーパープール、タパプール、パラダイスプールという3つのプールがあり、どの棟(タワー)に泊まっていてもこの3ヵ所は自由に利用することが出来る。他にそのタワー専用のプール(例えばアリイ・タワー・プール)もあるが、小振りなのであまり魅力は無い。(その棟専用なのでプラベート感はあるだろうけど)

3つのメインプールの中で一番人気と思われるのがパラダイスプールで、最長23メートルのスライダー等もある。ちょっと場所が分かりづらく、前回の宿泊では見落としてしまい、一度も利用せずと言う大失敗をしてしまった…。(敷地のマップはよく確認することをお薦めする)
場所はラグーンタワーの奥にあるので、ラグーンタワーに行けばOK。ラグーン(デューク・カハナモク・ラグーン)の方だ。
プールへの入り口となる門はルームキーカードで開けられる仕組みで、タオルスタンドはプールエリアに入った所にある。
プールのデザインには起伏があり、橋がかかっていたり、いくつかのスライダー(子供向きだが)もあったりと、魅力的なプールではあるが、やはり一番人気と言うことで混んでいること、そして隣接するタワーのせいで日陰になる時間が長いことがやや問題。
それでも子供がいるなら一番楽しめるプールなのは間違い無いし、すぐ側にデューク・カハナモク・ラグーンがあるので、ラグーンとセットで遊ぶのにも適している。

次いで人気なのがスーパープール。大きなプールでビーチに近く、どのタワーの宿泊者でもすぐに分かる場所にある。(宿泊者なら誰でもこのプールの脇を一度は通るはず)金曜の夜にはロッキン・ハワイアン・レインボー・レビューのステージとなる場所だ。
このプールの魅力はスーパーという名の通りの大きさと、場所の良さ。ビーチとのアクセスが良いので、ビーチとプールの行き来もしやすい。
あと、ケイキプールと呼ばれる比較的小さい子供向けの浅いプールも併設されている。
場所の割にはパラダイスプールほど混んでもいないので、利用価値は大。

タパプールはその名の通りタパタワー入り口正面にある。
上記二ヵ所に比べるとかなりこじんまりしているが、タパタワー宿泊なら必ず通る場所にあるので、他のプールで遊んだ帰りにここでも遊んでいくかという気になる。
水温が他のプールよりも高くなっていることと、浅いエリアが多いので小さな子供連れの利用にも適している。ここも周囲のタワーのせいで日陰になっていることが多いが、水温が高いので問題ではない。
お金持ちで大人な雰囲気を味わいたいなら、ここにはカバナもあるので借りることが出来る。バーも近いのでカクテルを飲みながら優雅に過ごすなんて事も可能なのはここだけ。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのプール

プールの位置はご覧の通り。左上、ラグーンタワーに隠れるようにパラダスプール、中央やや下、ビーチ寄りにスーパープール、タパタワー前にタパプール。

パラダイスプールのみ早い時間(19時まで)に閉まってしまうが、他は夜22時頃まで利用出来る。
それぞれのプールで借りたタオルはどこのプールで返してもOKなので、必ずタオルカードを返して貰うのを忘れない様に。タオルと引き換えるタオルカードは無くすと痛い出費になる。
タオルスタンドはプールの営業時間よりも早く閉まってしまうことが多いが、その場合には翌日にでも必ずカードを返してもらいに行く事を忘れずに。翌日のチェックアウトが早い場合等にはタオルカードをタオルスタンドが閉まる前に回収しておいた方がいい。
プールの営業開始はパラダイスプールが8時半、他は8時からとなっている。

もちろんビーチやラグーンでも遊んだが、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ前のビーチはワイキキ中心部(ハイアットの方)よりも空いていて、その上砂浜のエリアが広いので快適に過ごせる。
ハワイのビーチは全て公共のビーチで、そのホテル専用にすることは出来ないのだが、ここのビーチは他のホテル宿泊者がわざわざ来ることもないので、事実上ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのプライベートビーチと化している状態。
ラグーンは更にプライベート感が高い。ここでシュノーケルをしてみたが、残念ながらあまりカラフルな魚はおらず、白い魚ばかりだった…。(グアムでよく見掛けたムラサメモンガラは数は少ないがここでも見掛けた)

ワイキキビーチ

今回もプールやビーチから何度も大きな虹を見ることが出来た。

今回の旅行では3ヵ所全てのプールを堪能出来た。プール好きの娘も満足したはず。




ハワイ旅行記 19 2017・ルースズでの夕食


今回のハワイ旅行最後のディナーはステーキで有名な「ルースズ・クリス・ステーキハウス」
オアフ島にはホノルル店とワイキキ店の2店があるが、ワイキキ店を利用。
ワイキキ・ビーチ・ウォークの2階にある。

予約は公式サイトから行った。完全日本語対応で簡単に予約できる。よくある予約システム自体はOpenTableのシステムというタイプでは無く、ルースズ・クリスが独自に予約を受け付けているもので、予約完了は直接メールが送られてくる。(この予約確認メールは英文のみだが、簡単な文面なので誰でも理解出来ると思う)
18時過ぎのディナーは間違い無く混む様だが、16時半〜17時半くらいの早めの時間であれば予約無しでも待たずに済む可能性が高いとのこと。(ディナーの営業時間は16時半〜22時)

我々は19時半に予約して行ったが、ほぼ満席状態だった。
ワイキキ店は屋外(といっても2階なのでビーチウォークの建物内だが)テーブルもあるが、通行人の真横で環境が良くない。ので、屋内のテーブルに着けるよう、予約は必須と思った。

店員はとても気さくで親切だが、ややマニュアル化された雰囲気。(ある意味日本的)
日本語能力は担当者によってまちまちな感じだが、どの店員も片言の日本語は喋れる様子。まあ、料理を頼むのに高度な英語が要らないのと同様、高度な日本語も必要無い。

ルースズ・クリスは初めてなので、絶対に外さないと評判の定番「フィレ」と「リブアイ」をメインにオーダー。前菜は何処に行ってもあれば頼んでしまうオニオングラタンスープをオーダー。もちろんパンはメインに付いている。

ルースズ・クリス

オニオン・グラタン・スープはかなり濃厚な味。ちょっと独特な風味がするが、とても美味しかった。

肝心のステーキだが、なるほど絶品。
アメリカで食べたステーキの中では今までで一番美味しかった。多分日本でもこれだけ美味しいステーキには滅多に巡る会えないと思う。(一人前に1万円以上かければ簡単かもしれないが)
フィレとリブアイをシェアして食べたが、どちらも美味しかった。
日本円換算で6〜7千円のステーキなのだから、美味しくて当たり前という気もするが、同程度の値段であまり美味しくないステーキもたくさんある観光地なので、ここが人気というのは頷ける。

ルースズ・クリス

ミディアムにしてはやや焼き過ぎな感じもするが、肉が厚いので中の状態としてはこれくらいがいいのかもしれない。

この店のサービスとして必ず写真を撮ってくれるようで、どのテーブルでも担当が写真を撮っていた。もちろん我々の担当も撮りに来てくれた。

ということで、最後の夜の食事は大満足。
二人で最低でも200ドル以上はかかる(チップ込みで平均300ドル前後はかかると思う)ので、かなり贅沢ではあるが、味とサービスに間違いはなく、一回は行ってみることをお薦め出来る店だった。

都内、霞ヶ関にも店舗があるので、日本でも味わえるのだが、気さくさ(かしこまらずに行ける)ではハワイ旅行での利用がいいと思う。日本店のメニューも見てみたが、1ドル110円くらいで考えると、ハワイの店の方が日本の店よりもリーズナブルな感じ。(でもチップのことを考えると同程度かな…)




ハワイ旅行記 18 2017・パールハーバー


パールハーバー(真珠湾)に行くには一般的には現地ツアーが一番便利。なのだが、真珠湾ツアーは何故かとても高額(特に日本語ツアーは)なものばかり。
現地を効率良く廻りながら、詳細な解説を行ってくれる日本語ガイドのガイド料が高額なのだと思う。もちろんそれなりの価値はあると思うが、我々は自力で行く事を選択。
というのも、行く日が土曜となっていたので、土日(と、水曜)に開催されているアロハスタジアムのスワップミートにもついでに足を運びたいと思ったので。
アロハスタジアムとパールハーバーは1キロほどの距離でとても近い。

問題は足なのだが、公共のバス、TheBus(ザ・バス)を使うと片道1時間(使う路線によってはそれ以上)はかかるし、タクシーでは高すぎる。
ので、ワイキキではお馴染みのワイキキトロリーがパールハーバー方面まで走らせているパープルラインを使う事にした。パープルラインはスワップミート開催日にのみアロハスタジアムにも停車する。デメリットは便数が少ないことだが、そこはちゃんと時間を気にして行動することでカバーするしかない。

パールハーバーではアリゾナ記念館に行くのだが、記念館の入館チケット(無料)をゲットするのはなかなか大変な様子。ツアーの場合も到着するなりこのチケットをゲットするために並ばなくてはならないらしい。
通常は先着順に時間指定をされたチケットを受け取るのだが、なんとこれ、ネットで予約出来るとのことで、もちろん予約した。(予約には手数料がかかる)
予約したのは9時のチケット。なので、予約時のアナウンスによると8時の現地到着が推奨されている。

アリゾナ記念館やパープルラインの予約についてはこちらの記事を。

ということで、ワイキキトロリーのパープルラインはT ギャラリア ハワイ by DFSを7時に出発する始発に乗る。これ、7時15分に宿泊してるヒルトン・ハワイアン・ビレッジの目の前、アクア・パームズワイキキ(ホテル)にも停車するのだが、そこまで来る間に満席になってしまう可能性もあると聞き、間違い無く座れるTギャラリアまで行って乗ることにした。
パープルラインのチケットも日本で予約済みなので、前日までにTギャラリアのワイキキトロリーカウンターで受け取ってある。
6時50分頃にT ギャラリアに着いたが、まだ正面玄関は営業前で開いていないので、建物の右脇の通り沿いにある駐車場出入口からトロリーの乗り場に行く。

待合所の椅子にはライン毎に座る列が書かれているので、パープラインの席で待つ。が、7時を過ぎてもトロリーが来ない。焦らず待つこと15分ほど、やっとトロリーが来て乗車。
既に時計は7時15分…。ドライバーもその他のスタッフも全く慌てる雰囲気もなく、当たり前の様な感じ。これがアロハタイムというやつか。
もしアクア・パームズワイキキ(ここはバス停はないのでホテルの前辺りで待つらしい)で待っていたら、かなり不安だったと思う。

トロリーはワイキキのいくつかのポイントで客を乗せ、一路パールハーバー方面へ。
トロリーはかなり空いていたので、アクア・パームズワイキキからでも楽勝で座れたが、このアバウトな運行時間では、20分以上、本当に来るのかとハラハラしながら待つことになっただろうから、まあこれで良し。

アロハスタジアムの次にパールハーバーに停車。停車場所はパールハーバー敷地内ではなく、徒歩5分ほどの所にある公共バスのバス停。帰りもここから出発するとのこと。
8時ちょうどには到着したので、出発の遅れはスピードで回収したようだ。

パールハーバー(パールハーバーヒストリックサイト)にはポケットに入る物と裸のカメラ以外は一切持ち込めないと聞いていたので、財布等はポケットに、そしてカメラのみを持参した。
おかげで問題なくパールハーバー・ビジターセンターへ入れた。荷物のある人はロッカーに荷物を預けたりと色々面倒そうだった。

まずは予約済みのチケットを受け取るためにアリゾナ記念館のチケットを受け取るラインに。これは予約していない人達が空いてる時間のチケットを受け取るのと同じ列。我々は予約番号の書かれた紙を渡せば予約した時間のチケットを受け取れる。

今回はアリゾナ記念館の他に戦艦ミズーリと太平洋航空博物館も見たいので、すぐ側のチケット売り場でそのチケット(こちらは有料)を購入。他に潜水艦ボウフィンもあるが、これは今回はパス。
続いてにアリゾナ記念館予約時に一緒に予約したオーディオツアーのデバイスを受け取りに専用カウンターへ。日本語の機械を受け取り、パールハーバー見学の準備は完了。

アリゾナ記念館(ボート乗り場)までの間にはスーベニアショップや資料館等があるので、オーディオツアーのマップに記された番号通りに見学していく。見学ポイントでそこに記されている番号を機器に入力すると、日本語での解説が流れるという仕組み。
資料館もとても興味深い展示があるので、やはりアリゾナ記念館に行く時間の1時間以上前に到着しておくことは必須だと思う。

チケットに記された時間までにアリゾナ記念館のボート乗り場に行き、まずは映画鑑賞。
映画はオーディオツアーの機器で日本語のナレーションを聞きながら観ることが出来る。映画の内容は真珠湾攻撃の前後を含めたドキュメンタリー。
映画が終わるとボート乗り場に向かい、海軍のボートでアリゾナ記念館へ。アリゾナ記念館は現在も沈没したままの戦艦アリゾナの真上に建てられている。

館内には真下に沈むアリゾナの解説と、真珠湾攻撃で犠牲になった兵士達の名前が刻まれた慰霊碑等がある。当時を知るボランティアのお年寄りがガイドをしていたりする姿も。
アリゾナ記念館の見学は入れ替え制なので、全員来たときと同じボートで戻ることになる。

アリゾナ記念館

沈むアリゾナからは今もオイルが漏れ続け、海上に漂っている。

アリゾナ記念館から戻り、オーディオツアーのデバイスを返却。ミズーリに向かうバス乗り場へ。
バスは出入口のあるパールハーバー・ビジターセンターからミズーリ、太平洋航空博物館、そしてまたビジターセンターという順番で巡回するルート。
バスで移動の途中は写真撮影が禁止されている。基本的にここは軍の施設なので、見学が許されている場所以外での撮影は出来ないということ。

戦艦ミズーリ記念館で下車。チケット(といってもただのレシート)を目視でチェックされ、ミズーリの甲板へ向かう。途中で記念写真の撮影があり、帰りに見て気に入ったら購入するという、よくある観光地のシステム。
甲板に上がると、目の前にガイドの案内所があり、日本語のガイドも無料(チケットに含まれている)で頼める。希望するガイドの言語を伝えると、集合時間(次回のガイドツアーの開始時間)を教えてくれるので、その時間に案内所に戻ればいいというシステム。もちろん時間が合わなければガイドを依頼せず、自由に見学することも可能。

戦艦ミズーリ

甲板の主砲。艦橋がメンテナンス中だった様でちょっと残念。

我々はガイドを頼んだが、指定時間の日本語ガイドツアーに参加したのは我々のみ。まるで選任のガイドを付けてもらった様な、ちょっと贅沢な感じ。
ガイドさんは若いアジア系の女性で、日本語はやや辿々しいが、説明は十分に理解出来るレベル。我々だけだったので、ポイントポイントで写真も撮ってくれる等、親切な対応だった。
ガイドツアーはかなり要点を絞ったコンパクトなコースで約30分間。他にも見所は多いので、そこは自分達だけで行く事になるが、何処を見るべきかはガイドが教えてくれる。
実際、艦内には興味深い展示や見所が多く、予想以上に時間を使ってしまった。日本人としては特攻兵の遺書や遺品の展示等が特に興味深く、特攻機のミズーリへのアタックポイント等も含めて、当時の日本兵に対するリスペクトが感じられる展示内容や解説が意外だった。

戦艦ミズーリ

ミズーリと言えば、日本の降伏文書の調印が行われた場所。つまりここには太平洋戦争の始まりと終わりがあるということ。写真は日本の降伏文書(レプリカ)。

ミズーリにも艦を降りた所にスーベニアショップがあるので、ミズーリグッズを少しばかり買い、最初に撮った写真をチェック(よく撮れていたので購入した)、急いでまたバスに乗り、太平洋航空博物館へ。

太平洋航空博物館はその名の通り、航空機を中心とした展示施設。
見所は零戦の機体展示と、真珠湾攻撃の日に零戦からの機銃掃射を受けた弾痕がそのまま残る格納庫。航空機、特に戦闘機等が好きな人なら、米軍の機体は各種展示されているのでここもゆっくり見たい場所だと思う。が、我々はこの時点でやや疲労気味だったので、足早に見学し、スーベニアショップでここならではのお土産を買い、ビジターセンターに戻るバスへ。

太平洋航空博物館

三菱ゼロ。所謂零戦。開戦当時は世界でもトップの性能を誇る戦闘機だったとのこと。

8時に到着してこの時点で13時半頃。アロハスタジアムのスワップミートは諦め、ワイキキに戻ることにした。広いミズーリ艦内をあちこち歩いたのと、屋外の暑さがかなり体に効いた感じ。
ただ、とても満足出来る場所だったので、もっとゆっくり、最初から一日をここだけにかけるつもりで来た方が良かった様に思う。(歴史的なものに一切興味がないという人なら何も面白くないとは思うが)

案の上、帰りのバス(ワイキキトロリーのパープライン)も時間通りには来ない。20分以上遅れて到着したが、待っている間にアラモアナ、ワイキキ方面に行く公共バス、TheBus(ザ・バス)はいくつか来たので、意外に公共のバスを使った方が、結果的には時間を節約出来たかもしれない…。料金も安いし。
しかも帰りのパープラインはアロハタワーの辺りで時間調整(ドライバーの休憩?)をするらしく、15分以上停車。乗車時間も公共のバスと変わらない事になってしまった…。