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オーランド旅行記1・まずはシカゴへ


オーランド旅行から帰国しましたので忘れないうちに旅行記本編を。
約3週間の旅行中にいくつかコメントをいただいていた中に、質問のコメントもあったのにお返事出来ずにすみませんでした。

さて、いつもは車で成田空港に向かうのですが、今回は電車(成田エクスプレス)で向かいました。
昔と違って普通車も2席配列(つまり新幹線の様な)になっていた成田エクスプレスは快適でした。
重いスーツケースは空港宅配にて送ってあったので、交通費を考えなければ車よりも快適。

成田に到着したら出発ロビーの宅配カウンターでスーツケースを受け取り、ANAのカウンターで預ければ出発準備は完了。
自動チェックインで既にチェックイン手続きは完了しているので、バゲージタグ(荷物の預かり票)を受け取るだけです。ボーディングパス(搭乗券)は自宅でプリントアウト済み。
オーランドまでのボーディングパスがプリント出来ています。

成田空港でも機械による自動入出国が開始されていますが、登録が面倒だったのと、混んでるわけでもなかったので、普通に出国手続きをしました。

ANAはほぼ定刻に成田を離陸、乗り継ぎ地であるシカゴに向かいます。
前回までは子供にはチャイルドミールをリクエストしていましたが、今回からは普通の機内食に。
チャイルドミールはまさにお子様ランチといった趣きなので、10歳くらいになれば大人と同じでいいと思います。エコノミーでも2種類程度から好みの物を選択出来ますし。
チャイルドミールのいい所は食事の時間に真っ先に配って貰えるところでしょうか。

乗り継ぎ時間は3時間30分あるので余裕です。ANAはほぼ定刻にシカゴに到着。
往路の飛行機は入国審査場のあるターミナル5に到着。(復路はターミナル1からの出発になる)

さて、自動化(機械化)されている入国審査を初めて経験。
結果はとても快適で無問題でした。機械(APC)は大量に設置されていて、待ち時間もほとんど無し。
(タイミングによるのかもしれません)
最初に言語で日本語を選択してしまえば特に迷うこともありません。
ただ、このAPCが並ぶエリアへの誘導の際、詳しい案内があるわけでなく、そのエリアを素通りして審査官による通常のラインに向かう日本人旅行者が多くいました。
入国審査場に入ると、アメリカ在住者とESTAによる旅行者はAPCを使えるという看板がありますが、当然英語で書かれているのでそれを見なければ分からないかもしれません。
又、その自動入国のエリアに行こうとすると係員が「ESTAか?」と聞いてきます。当然「イエス」と言ってエリアに入りましたが、ここで更に注意が必要です。
当ブログのコメントに多くの方がこのAPCでの審査にパスできていない様子だったという報告をいただいていますが、2008年以降にESTAでの米国入国をしたことがあることが使用出来る条件になっています。
看板も係員の誘導もESTAでの旅行者なら全員使えると思われるかの様な案内なので、この辺で引っかかるものと思われます。
APCでの審査が上手くいかないと排出されるレシートに×が付き、係員の所に再度行かねばなりません。
事前情報では顔写真撮影のカメラは自動で顔の高さに合わせてくれるとありましたが、私達の使用したAPCは手動でした。(自動調整してくれるAPCがあるのかもしれませんが不明でした)

APC

かなりの台数が並んでいます

私達は無事に×印無しのレシートを難なく受け取りましたが、出口で追加の質問は受けました。
何処へ行くのかと何日滞在かという質問でした。

過去に何十回とアメリカの入国審査を経験していますが、最短で入国審査を終えられたことは事実です。多分10分程度しかかかっていないと思います。

入国審査後はバゲージクレームで荷物を受け取り、税関を通過、税関を抜けてすぐに乗り継ぐユナイテッドの再預けカウンターがあるのでそこでスーツケースを渡します。
乗り継ぎと出口への通路が隣合わせなので、間違って出口方向に進んでしまわないように注意が必要です。間違えると再預け出来る場所をスルーしてしまいます。
税関を抜けたら進路のサインに注意しましょう。

再預けを行ったらエスカレーターでターミナル移動のシャトル乗り場に上がります。
無人シャトルでユナイテッドの出発するターミナル1へ。
ターミナル1に着いたらセキュリティチェックです。All gates enterと書かれた場所から入り、列に並びます。アメリカの場合は全員靴を脱ぐ必要もあり、成田出発時よりも手間取ります。
入国審査は楽々でしたが、セキュリティチェックだけは相変わらず時間がかかります。

何とかセキュリティを抜けたら、搭乗便のゲートを確認。
ユナイテッドのゲートは搭乗券には書かれていないので、便名をフライト案内板で探します。(もし搭乗券にゲートが書かれていても頻繁に変更されるので確認は必須です)
コードシェアで米国の国内線もANAの便名(NH)になっている場合は、事前にUAの便名も調べておくとスムーズです。(コードシェア便は便名が交互に表示されますが、非表示の時間が生じるのでANAの便名しか知らないと見つけにくくなります)表示されている便数が多いので、便名を探すよりも、まずは行き先か出発時間で見つけ、次いで便名を見るという方法で探すと見つけやすいです。

ターミナル1はゲートによってコンコースBとCに別れています。
シャトルはコンコースBに着きますので、利用ゲートがCの場合には地下連絡通路を通ってCに向かいます。
私達はコンコースCでしたが、Cに向かう前にコンコースBにあるギャレットポップコーンでポップコーンを購入。味は定番のギャレットミックス(チーズ味とキャラメル味のミックス)です。
ギャレットポップコーンはコンコース連絡通路の斜め向かいにあるので、どちらのコンコースを使う場合でも買いやすい場所にあります。(セキュリティを抜けてコンコースに出たらすぐです)

シカゴ乗り継ぎ

コンコースBとCの通路。移動にかかる時間は約5分程。

ギャレットポップコーン

かなり腹持ちのいいポップコーンです

余裕で出発ゲートに到着したのですが、搭乗開始時間になってもその前の便が横付けされたままです…。これはおかしいなと思っていると、突然ゲート変更のアナウンス。
待っていた人々が一斉に移動開始。
変更されたゲートに到着すると既に搭乗するユナイテッドがそこにいました。
そしてすぐに搭乗開始とのことで皆並んでいるのですが、グループ1〜5までのグループ毎のラインになっています。
このグループ番号は搭乗券に表示されているらしいのですが、私達の搭乗券にはありません。ので、ゲートのカウンターで聞くと、グループ3と教えてくれました。
座席位置でグループ分けしているので、座席番号を伝えれば教えてくれます。

ユナイテッドは約20分程の遅れでシカゴを離陸。いよいよオーランドです。

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出入国自動化ゲート


現在、成田、羽田、中部、関西の各国際空港で出入国が自動で行えるゲートが稼働している。
利用には事前登録が必要だが、出国当日の空港でも登録は行える。
係官による従来の出入国審査はパスポートの写真と当人を見比べる方法で行われているが、自動ゲートでは指紋認証で個人を特定する。
なので、登録時にはパスポート情報の他に指紋を機械に登録することになる。

出入国自動化ゲート

成田空港にある出入国自動化端末。指紋は両手の人差し指で認証する。

この自動化ゲートの利用に年齢制限は無いが、子供の場合は指紋認証がうまくいかない可能性が高くなることは知っておく必要がある。
1往復の旅行の場合は大丈夫だろうが、次回の旅行の際には指紋認証がうまく出来ないということも有り得ると言うことだ。(子供は成長過程で指紋が変化する)

自動化ゲートは混雑緩和の為に導入されたシステムなので、お盆や年末年始といった混雑時期には効果を発揮するが、それ以外の時期で空いている時間帯にはあまり恩恵は無いかもしれない。
ビジネスなどで頻繁に出入国を繰り返す人なら査証ページの節約になるというメリットもあるかもしれない。(自動化ゲートでは基本的に出入国のスタンプは押されない)

行きは良くても帰国時に入国審査が長蛇の列ということも有り得る。そんな時にはサッと自動化ゲートに進めるので、とりあえず登録だけはしておいても損は無いだろう。
登録作業は5分もあれば行える。(成田空港の場合、朝9時〜17時まで、羽田では20時まで登録出来る)一度登録を済ませればパスポートの有効期限まで使える。パスポートが変わった場合は再登録が必要になる。

自動化ゲートの注意点としては、基本的に出国、入国のスタンプが押されないということだ。
記念に欲しい人は勿論だが、海外旅行保険を使う可能性がある人は出入国スタンプがあった方がいい。保険の申請には出入国の記録が必要になるからだ。航空券の控え等で確認出来ることもあるが、パスポートに押印された出入国スタンプの方が確実だ。
自動化ゲートの通過時に係官に申し出てスタンプを押して貰うことが出来るので、必要な場合は忘れずに申し出よう。


頻繁にフライト変更するユナイテッド


オーランド旅行では今回往復共にANA(全日空)のシカゴ乗り継ぎを利用したフライトだが、シカゴ、オーランド間のUA (ユナイテッド航空)のフライトスケジュールが頻繁に変更されている。

購入時から今まで(約300日間)の間に発着時間が変わり、便名が変わりと、4回ほどの変更だ。
購入時はシカゴでの乗り継ぎ時間が約3時間弱で丁度良いと思っていたが、それが4時間半という、かなり時間を持て余しそうな状態に変更され、最近になって少し戻して3時間40分ほどになった。
復路は当初約2時間の乗り継ぎ時間だったが、今では1時間10分ほどになっている。まあ帰りはシカゴの場合ターミナル移動も無いので、定刻に到着してくれれば何も問題は無いが。

シカゴ・オヘア空港

シカゴ、オヘア空港の場合、ANAは到着は入国審査施設を持つターミナル5だが、帰りはユナイテッドと同じターミナル1から出発となる。

これはUAだけの問題では無く、米系航空会社の国内線ではよくあることのようだ。
利用者の都合をまるで無視した変更が、航空会社側の都合で頻繁に行われることは日常茶飯事の様で、そのお知らせもメール一通でお終いということも珍しくないらしい。
もしこのメールを見逃してもフライトが遅くなっている分には何とかなるが、著しく早まっている場合には、余裕だと思って空港に着いたら既に乗り遅れそうな時間ということもあるらしい。
今ではほとんどの航空会社でリコンファームは不要になっているが、米系航空会社を利用する場合は、直前にフライトの確認を行っておいた方が良さそうだ。
ANAやJALで通しで購入している場合は、ANAやJALが連絡をくれるかとは思うが…。

今回、発着時間が1時間以上変更される、便名が変わるということがある度にANAからメール等で連絡があったが、変更もキャンセルも不可の割引航空券を購入している為に、希望とは違ったという程度の変更では何もして貰えそうに無い。
ただし、UAのフライト変更のせいで同日に目的地に到着出来ない等の事態が発生すれば、この限りではないとは言ってくれている。そりゃそうだろう。

まあ、どの航空会社、どの空港を利用しても天候や機材トラブルでの遅延などは発生する。
乗り継ぎ便に間に合わないなんてことはよくあることで、ちゃんと振り替えてもらえるわけだから仕方がないとは思う。
それに加えて、米系航空会社が自社都合でのスケジュール変更をかなりの割合で行うということも頭に入れてから予約購入を行った方が良さそうだ。
購入時にベストなスケジュールの航空券を買ったと思っていても、米系航空会社への乗り継ぎがある場合にはアテにならないということだ。

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