ホテル」カテゴリーアーカイブ

WDWのバリューリゾート比較


オーランドのWDW直営リゾートで、最も安い価格帯に属するバリューリゾートと呼ばれるクラスに属するのは以下の通り。

  • ディズニー・オールスター・スポーツ
  • ディズニー・オールスター・ミュージック
  • ディズニー・オールスター・ムービー
  • ディズニー・ポップセンチュリー
  • ディズニー・アート・オブ・アニメーション

一番室料が安いのはオールスター3軒で、次にポップセンチュリー、そしてアート・オブ・アニメーションという順番なのだが、アート・オブ・アニメーションは大半がスイートルームなので、バリュークラスらしい価格帯で泊まれるのはリトル・マーメイド棟のみ。
なので、アート・オブ・アニメーションに限ってはリトル・マーメイド棟のみを対象として比較する。

まずオープンが新しい順番だが、これも値段に比例していてオールスター3軒が最も古く、次にポップセンチュリー、そして最も新しいのがアート・オブ・アニメーションになる。
部屋の新しさを基準にするならアート・オブ・アニメーションが一番いいわけだが、直営リゾートは定期的にリノベーションされているので、どこに泊まっても特に気なる程ではないと思う。
部屋の作り自体はどこも同じで、外廊下に面して部屋が並び、室内の広さは似たり寄ったり(約15畳)で、室内設備も同等(TV、小型冷蔵庫、ドライヤー、金庫、無料Wi-Fi)だ。
ベッドタイプは1キングか2ダブルのいずれかになる。一部屋の定員は4名+幼児だが、ローラウェイ(補助ベッド)が入れられないので、実際には大人2名に添い寝の子供2名までが限界と思える。

Disney Value class resort

部屋の作りはいずれもこのタイプだ。ドアや窓の外は外廊下になる。

リゾートの規模を部屋数で見ると、ポップセンチュリー2,880部屋、アート・オブ・アニメーション1,984部屋、オールスター・スポーツ1,920部屋、オールスター・ムービー1,920部屋、オールスター・ミュージック1,706部屋という順番でポップセンチュリーが圧倒的に大きい。
これはポップセンチュリーのみが4階建てということもある。(他は3階建て)
なので、フードコートなどの施設は必然的にポップセンチュリーが一番混雑しやすくなるのだが、もちろんその分大きく作られてはいる。
いずれのリゾートもパークへの交通機関はバスのみとなるが、オールスター3軒は共同で運行されいる時間帯がある。パークオープン時や閉園時の混雑する時間帯にはそれぞれ専用のバスが走っているが、共同で運行されている時間帯には、3軒でそれぞれ乗降があるので時間がかかることになる。
その点、ポップセンチュリーとアート・オブ・アニメーションは全時間帯、専用なので便利だ。
又、ポップセンチュリーとアート・オブ・アニメーションは橋で繋がっているので、裏技的にいずれかのリゾート行きのバスに乗れば帰れる。パークのバス停ではポップセンチュリー行きとアート・オブ・アニメーション行きが隣り合わせの事が多いので、先に来た方や、空いている方に乗っても帰れるということだ。(宿泊リゾート行きで無い場合は橋を渡って移動しなければならないので、多少歩くことになるが)
なので、交通機関の利便性で考えればポップセンチュリーとアート・オブ・アニメーションがオールスターよりも良いということになる。

ではポップセンチュリーとアート・オブ・アニメーションのどちらが良いのか。
最初に書いたとおりアート・オブ・アニメーションで本来のバリュー価格なのはリトル・マーメイド棟のみだ。このリトル・マーメイド棟はとてもフロント棟(フードコートやバス停)から遠い。
パークへの行き帰りだけなら我慢できるかもしれないが、ちょっとフードコートへ行ってリフィルマグに飲み物を入れようという様な場合には躊躇してしまう距離だ。
ポップセンチュリーであれば僅かな差額でプリファード棟(フロント棟に近い部屋)も選べるし、繁忙期で無ければ差額無しでもかなり便利な位置の部屋になる可能性もある。
つまりアート・オブ・アニメーションにバリュー価格で泊まるなら、フロント棟からは絶対に遠くなるということだ。

ということで、価格、利便性から選ぶとポップセンチュリーがベストバランスということになる。

ちなみにそれぞれのリゾートの平均的な価格差は以下の通りだ。

オールスター3軒よりもポップセンチュリーは1泊約10ドル程高い。
ポップセンチュリーよりもアート・オブ・アニメーション(リトル・マーメイド棟)の方が1泊約20ドル程高い。
オールスター3軒とポップセンチュリーはプリファード棟を指定すると1泊約18ドル程高くなる。(ポップセンチュリーはプールビューか否か等の分類もあるが、通常のスタンダードからプリファードにした場合)

安さだけを優先するなら、オールスター3軒のいずれかのスタンダードで決まりということになる。WDW直営リゾートの中で最も安い宿泊料だ。

オーランド旅行記 目次


ユニバーサル・フロリダに新ホテル


オーランドにあるユニバーサルスタジオ・フロリダにはオンサイトホテルと呼ばれるオフィシャルホテルが現在4件ある。
ロイヤル パシフィック リゾート、ハードロック ホテル、ポートフィノ ベイ ホテル、カバナ ベイ ビーチ リゾートの4件だ。
オンサイトホテルはパークに近いという以外に、アイランズ・オブ・アドベンチャーへのアーリーエントリーやチェックインの朝からチェックアウトの夜まで有効なエクスプレスパス等の特典がつくことが特徴だ。(カバナ ベイ ビーチ リゾートはエクスプレスパス特典無し)

いずれのホテルもロウズホテルグループという同じホテルグループの経営だが、同社が5件目のオンサイトホテルを建設するとのこと。
ホテルの名前はサファイアフォールズリゾート(Sapphire Falls Resort)。
ラグーンと滝を中心としたカリブ海風のリゾートとしてデザインされていて、ウォータースライダーもある大きなプール施設が作られるとのこと。
パークへのアクセスはカバナ ベイ ビーチ リゾート以外の既存のオフサイトホテル同様、水上タクシーでユニバーサルスタジオまで行けるらしい。他にシティウォークまでのシャトルも運行される。
しかし特典はカバナ ベイ ビーチ リゾート同様、エクスプレスパスは無く、アーリーエントリーのみとなる予定。(現在の所)
ということは、ホテルのランクとしてはカバナ ベイ ビーチ リゾートと同等クラスと思われるので、オンサイトホテルの中では比較的に安価な宿泊料となると予想される。

完成予想図を見る限りではホテル棟の構成はロイヤル パシフィック リゾートに似ている。

Loews Sapphire Falls Resort

パークとホテルを結ぶ水上タクシーは、位置的にロイヤルパシフィックを経由するもとの思われる。

場所はロイヤル パシフィック リゾートとカバナ ベイ ビーチ リゾートの間になる様子。
オープンは2016年夏と発表されている。

オーランド旅行記 目次


ハーバーブルバード沿いのホテル (アナハイム)


カリフォルニア・ディズニー・リゾートに行くなら、もちろんディズニー直営ホテルへの宿泊は便利だし、いずれのホテルにもキャラブレ等があるのでお薦めだ。
しかしとても高い。東京ディズニーリゾートの直営ホテル並の料金だ。
高いと感じる最大の要因は、アクセスの面では直営と見劣りしない低料金のホテルが周辺に多い事も原因の一つ。

オーランドではWDW敷地内にある直営リゾートと、その他のホテルでは利便性に圧倒的な違いがあるので、WDWで遊ぶなら迷い無く直営をお薦めするし、東京ディズニー・リゾートも直営とオフィシャル以外は利便性で大きな差がある。
しかしアナハイムに限ってはもっとも大事な距離という面では大差が無いか、場所によっては直営よりも近いホテルが存在する。

低料金のホテルが多く建っているのがハーバーブルバード(Harbor Blvd)という通り。
この通りに面して観光客向けの飲食店やホテルが建ち並んでいる。
ディズニー・リゾートの入り口もこの通りに面しているので、ディズニーの入り口付近のホテルを選べば、直営のディズニーランド・ホテルやパラダイス・ピアホテルよりもパークに近かったりする。直営の中ではグランド・カリフォルニアンが唯一、アクセス面で一番優れているので、グランド・カリフォルニアンに泊まれる予算があるなら、直営のサービスにアクセスの利便性もダントツなので、他のホテルを検討する必要は無い。

パークビューイン

私達が宿泊したのはパークビューイン。クリスマスシーズンでも朝食付きで1泊110ドルほどだった。(さすがにクリスマス前日からは50ドルほどプラス)

さて、ハーバーブルバードに立ち並ぶ数多いホテルの中でどこがお薦めなのか。
私達はディズニー入り口の真正面に位置するパークビューインを選んだが、この位置にはベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツというホテルもある。
ディズニー・リゾートと空港を結ぶディズニーランド・リゾート・エクスプレスというバスのバス停がベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツの真正面なのでとても便利だと思う。(パークビューインまでも十数メートルだが)
パークまでの距離という意味ではこの二件だが、さほど遠くない距離にもたくさんのホテルがある。平均的な宿泊料金と共に列記すると、以下の通り。

  • パークビューイン(99 USD – 179 USD)
  • ベストウェスタン パーク プレイス イン & ミニ スイーツ(148 USD – 208 USD)
  • ベスト ウエスタン アナハイム イン(153 USD – 191 USD)
  • アナハイム デザート イン & スイーツ(120 USD – 320 USD)
  • トロピカーナ イン アンド スイーツ(134 USD – 207 USD)
  • アナハイム キャメロット イン & スイーツ(137 USD – 266 USD)
  • カルーセル イン & スイーツ(148 USD – 265 USD)
  • ラマダ メインゲート – アット ザ パーク(127 USD – 249 USD)
  • キャッスル イン アンド スイーツ(122 USD – 279 USD)

以上のホテルはどこを選んでもディズニーまでとても近いと感じる位置にある。
いずれもエコノミーなホテルなので高級ホテルの様なサービスは期待できないが、朝食付きであったり、かなり広い部屋を提供していたりと、独自のアピールポイントをそれぞれ持っている。

パークビューインの朝食

朝食サービスは多くのホテルで行っている。メニューはそれほどではないが、朝はとりあえずで十分という人なら食費も節約出来る。

パークまでのアクセスという意味では上記のホテルに劣るが、キャンディ ケーン イン ホテル(85 USD – 179 USD)というホテルも人気が高い。ハーバーブルバード沿いではあるが、ディズニーの入り口まで徒歩15分ほどかかる。無料のシャトルバスも出しているので、この距離さえ気にならなければ、界隈の同クラスホテルの中では最も評判の良いホテルだ。
至近にセブンイレブンがあるので、買い物には便利。

ホテル価格は時期によって大きく変わるので一概には言えないが、ほとんどの時期でディズニー直営ホテルの半額、もしくはそれ以下で泊まれるホテルが、至近距離にこれだけ多く存在するのはアナハイムのディズニーだけだ。
旅費を安く抑えたいという場合には、ハーバーブルバード沿いのホテルを検討するのがいいと思う。