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オーランド旅行記33・ラ・ヌーバとディズニークエスト


ダウンタウンディズニーが工事中(ディズニースプリングスとしての全面オープンに向けて)の為、バスはマーケットプレイス側のみに着く。
ラ・ヌーバの劇場があるウエストサイドまではかなり歩かされるが、レインフォレスト・カフェの前から橋を渡ることで多少のショートカットが出来る。(本当に多少だけど)

ラ・ヌーバの劇場に着くと既に開場中。
二階に上がり、劇場内へ。チケットは公式サイトでオンライン購入したものだが、自宅プリントしたものでそのまま入場出来る。セクション毎に客席に入る入り口が分けられているが、チケットのスキャンの際に係員がどの入り口かを教えてくれる。

他のシルク・ド・ソレイユの演目同様、開場中、開演前のプレショーがあるので15分前には入場するのがお薦め。

私にとってはかなり久しぶりの、娘にとっては初めてのシルク・ド・ソレイユ。
内容的にはまさしくシルク・ド・ソレイユ。シルクらしい演目が網羅されている構成なので、この世界観に眠気を感じない人なら満足出来る。
私の場合、最初に観たのがラスベガスのO(オウ)だったので、その時の印象を超えることは出来ないが、ラ・ヌーバのクォリティも十分以上に高いのは確か。
個人的にはシルク・ド・ソレイユを観る度に、その世界観から寺山修司の偉大さを感じる…。

ラ・ヌーバ

劇場の一階はショップ。ラ・ヌーバはもちろん、シルク・ド・ソレイユの関連グッズを販売している。

ラ・ヌーバの後はお隣にあるディズニー・クエストへ。
ディズニー・クエストはパークチケットにウォーターパーク・モア・ファンのオプションを付けていれば入場出来る。もちろん別途チケットを買って入ることも可能。
一旦入ってしまえば、都度お金を払う必要もなく遊び放題となるゲームセンター。
普通のゲーセンにあるようなビデオゲームや、レトロなカーニバルゲーム、そしてバーチャルなスペースマウンテンやジャングルクルーズ等の大掛かりな物まで数多くのゲームマシン、装置が各フロアに置かれている。
フードコートも入っているので、食事をとりながらゲーム三昧ということも出来る場所だ。

サイバースペース・マウンテンはなかなか面白かった。
専用のカードを受け取り、自分達でコースターのコース設計をし、そのカードに記録。
コース設計はとても多彩で、ループや急降下はもちろん、実際では作れないような過激な仕掛けもコースに入れることが出来る。
コースが出来上がったら、シミュレーターが並ぶ乗り場へ。空いたシミュレーターにキャストが誘導し、コースを記録したカードをロードしてくれる。
シミュレーターは本当に設計したコース通りに動くので、荷物は勿論、ポケットの中の物も全て専用のロッカーに入れる様に指示される。
ループなどの回転系の仕掛けを多く使うと、本当に何度も天地が逆になるのでポケットに物が入っていると落ちてしまう。そして本当に気持ち悪くなるので、コース設計は自分の体調と相談して行った方がいい。

そして映画「シュガーラッシュ」に登場したアーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」も置かれている。レトロ感漂う内容だが、実際にプレイしてみるとかなり難易度が高い。

ディズニークエスト

ゲームと言えば「シュガーラッシュ」ラルフもいる。

意外に楽しめるディズニー・クエストだが、ゲーセン感たっぷりなので、わざわざフロリダまで来てこんな薄暗い屋内で、機械を相手に時間を使うのはいかがなものかと思わなくも無い。
だからかどうかは分からないが、ここは間もなく閉館となるとのこと。

ちなみにゲーセンは直営リゾートにも用意されている。(ポップセンチュリーとアート・オブ・アニメーションにはそれぞれに同規模のゲーセンがある)
ビデオゲームや体感ゲーム、エアホッケー等、日本のちょっとしたゲーセン並みの施設。
いちいちコインを投入するのではなく、最初にポイント制のプレイペイドカードを販売機で購入して遊ぶ。
このプリペイドカードはどこの直営リゾートでも共通で使用出来、ポイントが無くなったら追加チャージも出来る。(使い捨てでは無い)
ゲームによって消費ポイントが異なるが、料金的には日本の1ゲーム100円の感覚よりも遙かに安く設定されているので、暇潰しにはいい場所だ。WDWに来て暇など無いかもしれないが…。

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オーランド旅行記28・ハリウッドスタジオのファンタズミック


エプコットからハリウッドスタジオに到着。
朝に予約して置いたジェダイ・トレーニング・アカデミーのチェックイン。今回は天気は大丈夫そうだ。アナハイムの時もそうだったが、子供達はダースベイダーとステージ上で闘うグループと、ステージ下でダースモールと闘うグループの2グループに分けられる。
娘はアナハイムで2回、オーランドで1回、計3回参加したわけだが、全てステージ上でダースベイダーと闘うグループ。一度はダースモールとの写真も欲しかったのでちょっと残念。
今回実際にハリウッドスタジオのジェダイ・トレーニング・アカデミーに参加してみて、アナウンスされているよりも1回毎の参加人数が多い様に思う。
混雑が激しいと言われていたので、定員を増やしたのかもしれない。朝のレジストレーションも参加時間に拘らなければ、朝イチのスタートダッシュをかけなくても空いている回はある様子だった。(とはいっても正午までには全回定員になっている様子だった)

美女と野獣のショー(ファストパス+)、インディ・ジョーンズのショー(ファストパス+)、フィニアスとファーブのグリーティング、グレートムービーライドと廻って、ハリウッド・アンド・バインでのファンタズミック・ディナーパッケージを予約している時間になった。

ハリウッドスタジオ

グレートムービーライドは20数年前のディズニーMGMスタジオの頃とほぼ変わらない内容で懐かしかった。

ハリウッド・アンド・バインでは表の受付で予約してある旨を告げてから、名前を呼ばれるまで30分程待たされた。予約していてこれほど待たされたのは初めて。
ちょっと混乱している様子で、他の予約客達も度々「遅すぎる」と受付にクレームを言っていた。
店内に入るとファンタズミック・ディナーパッケージを使える唯一のブッフェスタイルの為か、最も安価な為か、とにかく混雑していて、尚且つ騒々しい。
落ち着いて食事がしたい人がファンタズミック・ディナーパッケージを利用した場合は、ハリウッドブラウンダービーかママメルローズのリストランテをお薦めする。

料理は安価なブッフェスタイルなので可も無く不可も無し。
ファンタズミックのチケットは担当ウェイターがテーブルに持ってきてくれる。
まあ、このチケットをもらうことが目的と考えれば、もっとも安価なハリウッド・アンド・バインを選ぶのも悪くはないと思う。

入店まで待たされたこともあって、食事が終わると間もなくファンタズミックの入場開始時間。
ファンタズミックの会場はハリウッドスタジオのかなり奥にあり、到着するのにかなり時間がかかる(会場へ向かう人の波も多い)ので、早めの移動をお薦めする。
会場に到着すると、観客席へと入る入り口はスタンバイ、ファストパス+、ディナーパッケージの3つに分けられている。ディナーパッケージがもっとも中央の良い位置だ。

WDW ファンタズミック

席の位置はご覧の通り(2015年8月時点)

ショーのスタート時間の15分前にはほぼ客席は埋まっている。とても広い会場で、虫食い状態で席は空いているので、前後の位置に拘らなければ(左右はスタンバイかファストパス+かディナーパッケージかで決まっているので)間際でも観られないということはないと思う。
ファーストショー(2回行われる時の1回目)だからかもしれないが、会場の雰囲気はまるでコンサートで、幾度となくウェーブが繰り返され、とても活気がある。
セカンドショーはファーストショーに比べると空いていて楽に観られると聞いている。

ハリウッドスタジオのファンタズミックは噂通り、とても素晴らしかった。WDWのナイトショーの中でも最も見応えのあるものだと思う。

ファンタズミック終了後はファストパス+をとっていたスターツアーズへ。この時間のスターツアーズはガラガラで、ファストパス+は全く不要だった。入り口から乗り場まで一度も止まらずに早足で移動出来る状態だ。しかしハリウッドスタジオのBグループ(Aグループは美女と野獣のショーを選んだ)のファストパス+は他に適当な物がなかったので仕方が無い。

今日はハリウッドスタジオの夜のエキストラマジックアワー。一般閉園後、直営リゾートと一部のオフィシャルホテル宿泊者のみ更に深夜まで遊べる。(一般のゲストもパーク内に留まることは可能だが、アトラクションには乗れない)
なので、トイストーリー・マニアに乗ろうと決めていたが、さすがに超人気アトラクション。エキストラマジックアワー開始以降、他のアトラクションに向かう人とトイストーリー・マニアに行く人とで別々のラインが作られている。つまりトイストーリー・マニアだけが専用のラインだ。
夜のエキストラマジックアワーでは他の稼働アトラクション(朝も夜もエキストラマジックアワーでは全てのアトラクションが動いているわけではない)はスイスイ乗れる状態だが、トイストーリー・マニアだけはかなりの待ち時間が発生している。それでも日中のスタンバイよりはマシなので、並ぶ人も多い。我々は約40分ほどのスタンバイで乗ることが出来た。

これでトイストーリー・マニアに2回乗ることも出来たし、一度目は雨に祟られたジェダイ・トレーニング・アカデミーもやれたし、ハリウッドスタジオに思い残すことはない。
せっかく安くはない料金で購入したフローズン・サマーファン・プレミアムパッケージが、雨で消化不良になったことだけが残念だった…。
ということでハリウッドスタジオに来るのはこれで最後。

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オーランド旅行記24・終日ハリウッドスタジオ


ディズニー・ハリウッドスタジオのエキストラマジックモーニング。
一般のゲスト(直営と一部のオフィシャル宿泊者以外)よりも1時間早く入園出来るので、それほど焦ることもないが、即行でジェダイ・トレーニング・アカデミーのレジストレーションへ。
今日は一日、予定が満載なので希望の時間が予約出来ないと困ることになる。ジェダイ・トレーニング・アカデミーの開催時間はWDWの公式サイトでチェック済み。他の予定と被らない時間をメモしてきた。
ジェダイ・トレーニング・アカデミーのレジストレーションは列が受付カウンターに近づいた時にキャストの指示に従えるかどうかの簡単なチェックがある。
「ジェダイの騎士として頑張る気はあるか」といった内容の質問がいくつかされるので、イエス、もしくはオフコースとだけ答えればいい。
娘には英語が分からなくても「イエス!!」とだけ言えば良いとアドバイスしておいたので無事クリア。
時間指定は午後を希望していたので余裕で希望時間がとれた。予約のレシートを受け取り、開始時間の30分前に必ずチェックインするようにと言われる。

本日はフローズン・サマーファン・プレミアムパッケージという有料のパッケージを申し込んである。その名の通りフローズン・サマーファンというイベントのプレミアムパッケージで、フローズン(アナと雪の女王)関連イベントの各種優待が受けられる。
そのチェックインを行うと、専用のパスを渡される。これを首からかけて(ネックストラップが付いている)おけばプレミアムパッケージのゲストと認識されるらしい。
「フォー・ザ・ファースト・タイム・イン・フォーエバー:フローズン・シングアロング・セレブレーション」というショーの希望鑑賞時間もこの場で指定する。一般ゲストは勿論、ファストパス+のゲストよりも先に優先入場出来るという特典だ。(もちろんそれだけ早く会場に行かなければならない)

「アナとエルサのロイヤル・プロセッション」というパレードの優先鑑賞エリアへ。エリアに入ると一人につき飲み物1本とアイスクリーム1個が貰える。
それを飲んだり食べたりしながらパレード開始を待つ。
「アナとエルサのロイヤル・プロセッション」はその名の通りアナ雪のパレード。アナ雪のみなのでパレードの規模は大きくはない。
パレードは時折停止してエルサによる「レット・イット・ゴー」の歌唱が行われるのだが、優先鑑賞エリアの前では止まってくれず素通り。
これでは有料の特別鑑賞エリアとしてのお得度がないと思った。場所取りに苦労しないで済むが、まだ午前中なのでパークはそれほど混雑していない。ソフトドリンクとアイスが貰えるということ以外にあまり価値を感じなかった…。

午前中はあまりスタンバイの待ち時間がかからないアトラクションやグリーティングをいくつかこなし、正午以降はファストパス+をとっている「ロックンローラー・コースター」「タワー・オブ・テラー」「ヴォヤッジ・オブ・リトルマーメイド」とこなしていく。
「タワー・オブ・テラー」の正式名称は「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」で、その名の通りトワイライトゾーンをテーマにしているので、ディズニーシーのものとはコンセプトが違う。トワイライトゾーン自体を知らない、見たことが無いという人にはどうでもいいことかもしれないが、私は圧倒的にディズニーシーのものよりもこちらの方が面白い。最後の落下もこちらは常時レベル13とのこと。

ロックンローラーコースター

ロックンローラーコースターとタワーオブテラーはメモリーメーカーに対応していて搭乗中の写真が入手出来る。タワーオブテラーにはビデオもついていた。

ファストパス+は連続で取っているが、どうしても出来てしまう空き時間はグリーティングとショップ巡り。食事は軽めにワゴンのプレッツェルで済ませた。

ジェダイ・トレーニング・アカデミーの予約時間が近づいて来たのでチェックインへ。(30分前のチェックインを厳守する必要がある)
ただ天気が怪しくなってきて嫌な予感。
屋内でチェックインし、ジェダイの騎士のローブなどを着せて貰っている間に案の上の雨。決行か中止かは開始時間に決めるらしい。開始時間になり、子供達は列を作ってジェダイ・トレーニング・アカデミーのステージへ。しかし雨はやまず、ステージに着いた所で中止のアナウンス。
するとステージ横の通路を進むように指示され、屋内に入るとそこはスターツアーズの中。アトラクションの通路とは違う通路を通って行くと、そこにはダースベイダーとストーム・トルーパー(帝国軍兵士)が待っていた。
順番に写真を撮れるグリーティングが行われ、ローブを返して解散となった。カメラマンによる写真は専用のフォトパスカードを受け取る方式。(あとで自身でメモリーメーカーにリンクさせる)
雨天中止の際にだけ行われるグリが体験出来たので、それなりに満足。(アナハイムのディズニーランドで2回もやったし)
しかし、娘はもう一度トライしたいと言うので、後日に再度予定を入れることにした。

ジェダイ・トレーニング・アカデミー

ジェダイ・トレーニング・アカデミー参加後に貰える参加証明書も貰えた。(アナハイムのものとほぼ同じだが、細部に異なる部分もある)

「フォー・ザ・ファースト・タイム・イン・フォーエバー:フローズン・シングアロング・セレブレーション」の指定時間になったので会場へ向かう。しかしスタンバイとファストパス+の入り口しか見つからず、キャストに尋ねると、かなり離れた位置にプレミアムパッケージ専用の入り口があるとのこと。ぐるっと会場を回った裏口の様な所に専用入り口があった。
どうやらハンディキャップの入り口の様で、プレミアムパッケージのゲストと車椅子のゲストが同じ列になっていた。
誰よりも早く入場出来るので好きな席を自由に確保出来る。一応プレミアム専用のエリアもある。
皆でアナ雪の歌を歌うのがコンセプトのショーだが、狂言回しによる掛け合いもかなりあるので、英語力があった方が楽しめる内容。(そもそも歌も英語だが)

夕食はサイファイ・ダインインを予約済み。50年代のドライブインシアターを模したレストランなので、席はそれぞれオープンカーになっている。古い映画が映されるスクリーンを観ながら食事をするのだが、おかげでレストラン内はとても暗い。メニューを読むのが大変だった。料理はもちろんアメリカン。
20数年前にここ(当時はディズニーMGMスタジオ)に来たときにもこのレストランで食事をしたのを覚えている。

さて、プレミアムパッケージ最後の特典、フローズンの花火鑑賞デザートパーティーのチェックイン時間になったので指定の場所に行く。
が、天候不順でデザートパーティーの場所が変更になったとのこと。デザートパーティーの場所でそのまま花火鑑賞が出来るはずだったのだが、デザートパーティーは屋根のある場所で行い、その後に鑑賞エリアに戻るらしい。
変更後のデザートパーティーはインディ・ジョーンズ・エピック・スタント・スペクタキュラーの会場。客席では無くステージセットの前にデザートパーティーの場所が作られていた。
お酒も提供されるのだが、アルコール分少なめのカクテルのみでお酒が好きな人には物足りない。デザートはアナ雪をテーマにしたものが各種好きに食べられるが、どれも美味しいと言えるものではない。
なので早々に引きあげて花火の特別鑑賞エリアへ。場所は朝のパレード鑑賞エリアと同じ。
花火の開始時間直前までは雨は降っていなかったのだが、開始数分前に雨が降り始めた。こりゃマズいなと思っているとあっという間に大雨に。
鑑賞エリアに屋根はないので皆一斉にエリアを出て雨宿り出来る場所に移動。こりゃ中止だろうと思っていると、雨の中、花火が強行された。
屋根のある場所からは空の一部分しかしか見えないし、雨で視界はかすんでいるし、煙も滞留してしまい、何が何やら分からない状況。

ということでフローズン・サマーファン・プレミアムパッケージの特典は終了。
最後の花火だけでも良い場所からゆっくり鑑賞出来れば印象も変わったと思うが、結果的にお金をかけた意味が感じられず残念。

朝から晩までずっとパークにいたので、すっかり疲れてポップセンチュリーに帰った。
パークを出る頃には雨はやんでいた…。

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