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ラスベガスでのお買い物[ベガス・ロス旅行記10]


ラスベガスでのショッピングといえば各種のモールにアウトレット。
スーパーマーケット大好きな私にとって、ストリップ(ラスベガス大通り)から車無しで行ける範囲にウォルマートやターゲットといった大型スーパーが無いことは残念だが、CVS等のドラッグストア(日本のコンビニエンスストアを大きくした感じで、スーパーとコンビニの中間くらいといった感じ)、マーシャルズとロスドレスフォーレスというメジャーなディスカウントストアがストリップ沿いに出店していることは庶民にとって(特に我々の様なブランドものに興味がない者にとって)有難い。

それぞれのホテルも大小のちょっとしたショッピングモールを持っているが、特に大きな、モールを訪れる事だけで満足出来るような規模のものは以下の通り。

  • ミラクルマイルズ (プラネットハリウッドホテル)
  • フォーラムショップス (シーザースパレス)
  • グランド キャナル ショップス (ヴェネチアン)
  • ファッションショーモール (独立したショッピングモール)

ミラクルマイルズ(ミラクル マイル ショップス)はフォーコーナーとニューフォーコーナーの真ん中くらいに位置しているので、どちらからでも徒歩でアクセス出来る。(夏に外を歩くのは暑くて大変だが)
比較的カジュアルな店が出店していて、アールオブサンドイッチ等の軽食の店もいくつか出店している。有名なギャレットポップコーンもここにある。
気取った感じがしないので一番好きなモールかも。
レインストームという毎時正時に行われるアトラクションがあるが、屋内の池に雨が降り、雷が鳴る…というだけのものなので、わざわざ観に行く必要はないと思う。
その時間に丁度池の辺りにいればついでに見ていけばいいといった感じ。

フォーラムショップスはティファニーをはじめ高級店が多い感じだが、H&MやGAPといったカジュアル店も出店している。
ハワイや全米各地に展開しているカジュアルレストラン、チーズケーキファクトリーはここにある。
アトラクションはフォール オブ アトランティスが有名。銅像や人形が動く(カリブの海賊みたいに)というタイプ。水や炎等の演出もあり、それなりに見応えはあるが、今となってはやや古い印象を受ける。

グランド キャナル ショップスはゴンドラの巡る屋内の運河を取り囲むように店が配置されているので、モールそのものがヴェネチアをテーマにしたパークのような雰囲気。
出店している店はイタリアンブランドを中心に高級店ばかり。
アトラクションはゴンドラライド。(有料)
ゴンドラの船頭さん(ゴンドリエーレ)はサンタ・ルチア等のカンツォーネを歌ってくれるのだが、モール内に響き渡るような見事な声量で歌うので、周囲からかなり注目される。

ファッションショーモールは上記の3つと異なり、ホテルに併設されたモールでは無く、独立したショッピングモール。
出店している店の傾向はミラクルマイルズに似ていて、カジュアルブランドが多く庶民的な感じ。ディズニーストアはこのモールにある。
アトラクションとしてはモールの名の通りのファッションショーが行われるが、週末のみ。

フォーラムショップス

フォーラムショップスの中には天井に空が広がり、時間経過で色が変化していく。グランドキャナルショップスにもミラクルマイルズにも同様に空を模した天井がある。

アウトレットは以下の二軒が定番。

  • プレミアムアウトレット・ノース
  • プレミアムアウトレット・サウス

北にあるのがプレミアムアウトレット・ノース、南にあるのがプレミアムアウトレット・サウスという分かりやすいネーミング。ホテル街からは離れているのでどちらもバス(SDX)か車で行く必要がある。
出店数から見た規模としてはノースの方が大きい(ノースは約180店、サウスは約140店)ので、買い物好き、ブランド好きならノースがお薦めかもしれないが、ストリップの中心あたりからだと距離的にはサウスの方が断然近い。そしてノースは屋外型、サウスは屋内型のアウトレットなので、夏はサウスの方が過ごしやすい。(ノースも店から店へと入り続けるような移動なら夏でも苦では無いかもしれないが)
どちらもフードコートやレストランでの食事と合わせて行くといいと思う。今回我々はサウスのみに行って、フードコートでファットバーガーをいただいた。

ストリップのホテルからプレミアムアウトレット・サウスに向かう途中にタウン スクエアという新たなショッピング(レストランも多い)スポットが出来ていた。店の傾向はカジュアル。
一つの大きな街のような作りになっている屋外型のショッピングエリアなので、夏はかなりキツい。が、本当に小綺麗な街の様になっている雰囲気は素敵。
ここに行く理由の一つになると思うのはオーガニック系スーパーのホールフーズが出店していること。ホールフーズはトレーダージョーズと双璧を成す人気のオーガニック系スーパーなので、食品を買うなら是非行ってみたい所。観光客も調味料やコーヒー豆、菓子類等のお土産、滞在中の飲料やスナックを買うのに丁度いい。
今回我々はホールフーズのみに立ち寄ってすぐに退散した。(8月のベガスで屋外を歩いて店をハシゴするのは無理)

滞在中の飲み物やスナック、安いお土産を便利に近場で調達するならドラッグストアが一番。各ホテルもコンビニの様なショップを持ってはいるが、ドラッグストアで調達した方がかなりお得。
ドラッグストアなので各種医薬品や衛生用品なんかももちろん揃ってる。
ウォルグリーンとCVSという有名チェーンがストリップの各地に店を出しているので、ストリップ沿いに宿泊しているなら、近くにも必ずあるはず。
我々もパークMGM(旧モンテカルロ)ホテルの隣にあるCVSで滞在中の飲み物やスナックを調達していた。

そしてハワイに行った時には必ず行くロスドレスフォーレス。全米に展開しているディスカウントストアで、衣料品を中心に靴やバッグ等が驚くほど安く購入出来る。マーシャルズも同様のディスカウントショップだ。
今回、娘用のスーツケース(キャリーバッグ)をロスドレスで新調した。
日本から持参した古いスーツケースはホテルに捨てていく事にした。スーツケースをホテルの部屋に置いていく(捨てていく)場合には、中を完全に空にして、中が空であることが一目で分かるように開いた状態にし、チップを沿えてGarbage(ゴミ)とでも書いたメモを沿えておけばいい。(これはあくまでもアメリカの場合。日本のホテルではやらないように)

ロスドレスフォーレス

娘がロスドレスフォーレスで買ったスーツケース。高さ70センチくらいの大きめのものだが約60ドル。

ロスドレスフォーレスとマーシャルズはニューフォーコーナー(MGMグランドの側、ニューヨークニューヨークの斜め向かい辺り)にある。ロスドレスフォーレスはストリップ沿いにもう一店あるが、一般的にストリップの中心部に宿泊している観光客が行きやすいのはニューフォーコーナーだろう。ここなら2店が至近にあるので、楽にハシゴできる。
我々はニューフォーコーナーのエクスカリバーに宿泊していたので、大きなスーツケースも徒歩で楽に持ち帰れた。

あまりショッピングには興味のない我々だが、ラスベガスのショッピングスポットはテーマパーク感覚で巡ることが出来るので楽しかった。(足はかなり疲れるが)




ラスベガスから陸路でグランドキャニオンへ[ベガス・ロス旅行記09]


ラスベガスから行ける定番の観光スポットと言えばグランドキャニオン。
現地旅行社が日本語対応のものだけでも何種類ものツアーを取り扱っている。英語がある程度理解出来るなら安いのは英語でのツアーになるが、今回は我々も大人しく日本語でのツアーを利用。
今までに2回ほどグランドキャニオンに行ったことがあるが、いずれも飛行機を使ったツアーだった。飛行機でのツアーなら早朝出発で午後早めに戻ってこられるので時間面では有利。しかし値段は一人300ドル以上する。
今回はほぼまる一日をかけて(出発から帰着まで12〜14時間はかかる)陸路(車)でのツアーを選択した。車の場合は時間はかかる(ラスベガスとグランドキャニオン間は東京大阪間くらいの距離)が、費用面は飛行機よりも格安(半額程度)。
そして多くの陸路ツアーがルート66の観光スポットであるセリグマンに立ち寄るので、ルート66の観光にも興味があるなら、陸路でのツアーがお得。

今回我々が利用したツアーは「陸路で行く グランドキャニオン国立公園日帰り観光ツアー 格安プラン<ビュッフェ昼食付/日本語ガイド」というもの。

早朝6時にルクソールホテルでピックアップ。宿泊したエクスカリバーからルクソールは館内通路で繋がっているので自分達のホテルから出発できる感覚だった。
ピックアップは自分達の宿泊ホテルに迎えに来てくれるわけではなく、いくつかの主要ホテルが指定され、その中から一番最寄りのホテルを選ぶ(自分達の宿泊ホテルがピックアップ場所になっていればラッキー)ことになる。

車は指定の時間よりもやや早めに到着していて、すぐに乗車することが出来た。
車は4列シートの大型SUV。ドライバーは2名体制で一人はドライバー兼ガイド。ほぼ定員いっぱいでのツアーとなったが、窮屈なことはなかった。

グランドキャニオンツアー

こんな感じの車。天井も高い ので車内空間は広々。

ラスベガスからグランドキャニオンまでの風景はほぼ砂漠で車窓からの景色はすぐに飽きてしまうが、行きはガイドさんがラスベガスの歴史やルート66について、グランドキャニオンが近くなればグランドキャニオンについての解説をしてくれているので、退屈することは無い。
トイレ休憩等も適時入れてくれるので車での移動は思ったほど苦では無かった。

途中立ち寄るセリグマンではルート66グッズのお土産を買うことと、記念写真を撮る程度の時間しかないが、実際それくらいしかやることの無い場所なので十分。

セリグマン

有名なお土産物屋さん。日本からのお客さんも多い様で、お店の人は片言の日本語を話せたりする。

ルート66

ディズニーの「カーズ」の舞台設定となったことでも有名な場所。ルート66は数々のアメリカ映画にも登場し、日本人にとっても有名な道になった。

グランドキャニオンに到着するとまずキャニオンプラザというホテルのレストランでビュッフェランチ。ビュッフェと言っても品数は少なく、味もイマイチ。サラダは種類があったので、サラダバーにちょっとした軽食が食べられると考えればいい感じ。

食事が終わると車で景観を楽しめるポイントに移動。
グランドキャニオンにはいくつものビューポイントがあるが、今回のツアーで巡るのはマーサー・ポイントとブライト・エンジェルの二箇所のみ。いずれも定番のビューポイントなので、景観は十分に楽しめる。
どちらのポイントにもお土産を買う場所もあり、それぞれ40〜50分は滞在出来るので、お土産を買い、写真を撮るのには十分な時間がある。(その日の交通事情により滞在時間は変わるらしいが)

グランドキャニオン

ビューポイントからの眺めは何度見ても感動するもの。世界中からの観光客で賑わっているが、広いので混んでいるという感じはしない。

帰路もトイレ休憩を適時入れながらの移動となるが、参加車はほぼ寝てしまうこともあり、ガイドさんの解説は無し。(質問等があればもちろん答えてくれる)
基本的に行きにピックアップポイントとなっていたホテルのいずれかに車を停めてくれるが、自分達が乗った場所で無くてもOK。なので、我々はベラージオで降ろしてもらい、リンクプロムナードに夕食に行くことにした。

陸路でのグランドキャニオンツアーは総じて満足出来るものだった。(食事がイマイチなのは飛行機でのツアーも同じだし)
ただ時間がかかることは確かなので、滞在が短い場合や、車に酔いやすい人にはお薦め出来ない。(飛行機もセスナなので、短時間とは言え、気象条件によっては大変な揺れ方をする事もある)
もうグランドキャニオンに行くことはないかと思うが、もし又行くことがあれば、次は飛行機かな…と思う。




ラスベガスのタワーと観覧車[ベガス・ロス旅行記08]


ラスベガスの風景(特に人気なのは夜景)を楽しむには高い場所から見渡せる場所が一番。
ヘリコプターでの遊覧なんてのもあるが、お手頃なのはタワー展望台。
ストラトスフィアタワーかパリスのエッフェル塔が定番だが、ハイローラーという巨大観覧車も加わった。
今回の旅行ではこの全てに行ってみた。

ストラトスフィアタワー

過去にベガスに訪れた際にも必ず一度は行っていた定番のタワー。
タワーの天辺にスリルライド各種があることでも有名。過去にビッグショットというフリーフォールのみ体験したが、あまりの恐さに笑いが止まらなかった…(恐いと笑ってしまう癖がある)。
今回は娘が全てのアトラクションを拒否したので景色だけを楽しみに行ったが、アトラクションはBig Shot(ビッグショット)というフリーフォール、X-Scream(エックススクリーム)という地上に向かって勢いよく傾くシーソー、Insanity(インサニティ)というタワーからはみ出して、地面に向かって斜めに座った状態で回転するブランコ型ライドがある。
以前にあったHigh Roller(ハイローラー)というコースターは無くなっていた。

1階で展望台のみか、各種アトラクション込みかといったチケットを購入してから登るのだが、ここで展望台のみを選んでいても、上でアトラクション券を追加購入する事も出来る。ライドだけでなく、Sky Jump(スカイジャンプ)というバンジーが加わっていた…。

エレベーターに乗る前にセキュリティチェックがある。飛行機に乗るときとほぼ同様の荷物検査と金属探知。そして観光施設では定番の記念撮影。写真は最後に気に入れば購入出来るというやつ。

タワーの高さは350メートルあるので、(東京タワーが333メートル)パリスのエッフェル塔(150メートル)やハイローラー(頂点で170メートル)に比べて最も高い位置から景色を楽しむ事が出来る。
今回訪れたのは日中だったが、かなり遠くまで見渡せるので、ラスベガスが砂漠の中にある街ということを実感出来る眺めを見られる。夜景目当てであればストリップの中心にあるパリスのエッフェル塔やハイローラーの方が綺麗かもしれない。

ストラトスフィア

ストリップの中心から離れているので、ここに宿泊していない限りは徒歩では行けない。ラスベガス大通り沿いではあるので、バス(SDXやDEUCE)で簡単に行ける。

パリスのエッフェル塔

パリスホテルのシンボルになっている縮小版(ハーフサイズ)のエッフェル塔。
タワー展望台へのチケットはカジノ内に売り場があり、タワーのエレベーターもカジノ内。
展望台は本物のエッフェル塔と同じく金網越しに景色を見るもので、ガラスではない。本物もそうだが、金網越しでも特に景色が見にくいとは感じないし、ガラスで仕切られているよりも風を感じられて気持ちいい。(冬は寒いと思うが)
パリスはフォーコーナーにあるので、ストリップの夜景を十分に楽しむ事が出来る。目の前にはベラージオがあるので噴水をほぼ真上から見られるというのも特徴。噴水も夜はライトアップされているので、やはりここは夜景がメインだと思う。
昼ならストラトスフィアタワー、夕刻以降ならここといった感じ。

パリスのエッフェル塔

エッフェル塔の真下はカジノフロアなので、登るためにはパリスホテル内のカジノに行く。カジノは21歳未満禁止だが、カジノ内に滞留しない通過は子供でも許可されているので大丈夫。

ハイローラー

リンクプロムナード(インアウトバーガー等がある)の奥にある観覧車で、2018年現在では世界最大の大きさとのこと。
一周30分かかるので、じっくりと景色を楽しむ事が出来る。
観覧車に付いているカプセルは一度に20人くらいが乗れるもので、よく遊園地にあるような4人乗りのものではない。カプセルは全方位ガラス張りで、基本的に立って全方位の景色を楽しめる。(座れるベンチももちろんある)
チケットは昼夜で料金が変わり、飲み物付き等、各種販売されている。(ネットでも購入可)
我々が乗ったのは昼間で、同乗したのは二人のみで計四人だったので、カプセル内は広々。
夜景の方が人気があるだろうし(夜の方が値段が高い)、実際ストリップの景色が綺麗に見えると思うが、夜だとストリップの夜景のみということになって、せっかく360度見渡せる意味はないかもしれない。昼間は遠くの山並みまで全方位の景色が楽しめる。

ハイローラー

リンクプロムナードは食事等で行く機会の多い場所なので、ついでに乗るというのも有りかと思うが、一度乗ったら30分は降りられないので注意。

ということで、三箇所行ってみた感想としては、夜景ならパリスのエッフェル塔、日中ならストラトスフィアタワー、日中でも夜景でもお好み次第でハイローラーといった感じだろうか。
それにしてもいずれも料金設定がかなり強気。(つまり高い)
今回全てに行ってみたが、高いところから景色を楽しむという意味ではどれも一緒なので、一つに決めて行ったほうがいいだろう。
アトラクションに興味があるならストラトスフィアタワー一択だが、そうでないならストリップの中心にあって、移動も楽なパリスのエッフェル塔かハイローラーがお薦め。