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WDWのマジックバンド


フロリダのウォルトディズニーワールド(WDW)で運用されているマジックバンドという優れものの腕輪。
これは直営リゾートに宿泊する場合は無料で、それ以外のホテルに滞在で欲しい場合はWDW内のショップで有料で購入後、チケット情報等のリンクが出来る。(直営リゾートではチェックイン時にフロントで受け取り)
出来る事は以下の通り。

  • 直営リゾート宿泊者はルームキーになる
  • パークチケットになる
  • ファストパス+(直営リゾート宿泊者は60日前、それ以外の方は30日前から予約可能)を記録
  • クレジットカードを登録してWDW内で使える電子マネーに(任意)
  • メモリーメーカー(以前のフォトパス)を記録

マジックバンドがあれば財布もルームキーもパークチケットも要らないということ。
防水仕様なのでマジックバンドを付けたままプールに入っても大丈夫、パークチケットとしては指紋認証、電子マネーとしては任意のPINコード入力が必要なので、紛失しても不正使用される心配はいらない。
マジックバンドにクレジットカード機能を入れる(リンクさせる)場合は使用限度額(リゾートのランクにより500〜1,500ドル)が設定されるので、もし限度額を超えた場合には各リゾートのゲストサービスで限度額を再設定してもらえる。

個人情報を腕輪一つに入れて大丈夫かと思う人がいるかもしれないが、このマジックバンドには記憶チップの様な物は入っていない。中身はマジックバンドの固有識別番号と通信チップのみ。
情報の記録はマジックバンドでは無く、WDWのサーバーにされていて、その情報と各人のマジックバンドがリンクされるという仕組み。マジックバンドは常に「何番のマジックバンドです」という情報を送信しているだけ。
なので、自分でMy Disney Experienceから登録、修正、削除した情報もマジックバンドにそれを繁栄させるような作業は一切必要無く、そのまま即時に繁栄される。

直営リゾート予約とMy Disney ExperienceがリンクされていればMy Disney Experienceからマジックバンドのカスタマイズも行える。色が選べて、ファーストネームを刻印してもらえる。(チェックインの30日前までがカスタマイズの期限)
カスタマイズしていない(出来ない)場合は無料で貰えるのはグレーのみ。もちろん名入れは無し。

My Disney Experience

私はブルー、娘はピンクにカスタマイズ

かなり便利なシロモノだが、この機能を完全に使いきる為にはやはりMy Disney Experienceの登録と、リゾート情報とチケット情報のリンクが事前に行われていた方がいい。

(これらを行っていなくても直営リゾートに宿泊すればルームキーとしてのマジックバンドは貰えるし、チケット情報等をその場でリンクしてもらう事は出来るが)
現在WDWのほぼ全域でWi-Fiが提供されているとのことなので、このマジックバンドと、現地でネットが使える(My Disney Experienceアプリがインストールされたスマホ等)機器があれば、常に手元でファストパス+の取得や変更、レストラン予約、キャンセル(キャンセル規定に注意)と言った作業が行えるので便利この上ない。

マジックバンドのアクセサリー

マジックバンドを飾るアクセサリーもたくさん売っているらしい

オーランドのWDW旅行でパッケージツアーを使う場合、直営リゾートに泊まるなら、旅行会社がリゾート予約番号等を事前に教えてくれるかどうかは申込み前に確認した方がいい。もし必要な情報を教えてもらえないと、My Disney Experienceの事前利用が制限されてしまい、せっかく直営に泊まるのにその特典を受けられなくなってしまう。
パッケージツアーの場合、ホテルの部屋を旅行会社がブロックで買っていて、当日か直前までどの部屋を誰に割り当てるか決まらないというケースがある。この場合は当然予約番号を教えてもらえない。
My Disney Experienceの利用について尋ねて、即答できない様なツアーは避けた方が無難。 

オーランド旅行記 目次




ディズニーアンバサダーホテル(TDR)


東京ディズニーリゾートの直営ホテルにはディズニーアンバサダーホテルとディズニーランドホテルに泊まったことがある。
直営の中で最も安価(似た様な価格設定だけど)なのがアンバサダーホテル。
ディズニーランドの目の前にあるディズニーランドホテル、ディズニーシーの中にあるかのようなミラコスタに比べると魅力に欠ける感じがすのは確かだが、その代わりイクスピアリと繋がっているというのは買い物や食事にとても便利。
それに直営ホテルの中では唯一のキャラクターダイニングであるシェフミッキーもここにある。

ディズニー直営ホテルの魅力は浴室に洗い場があってとても使いやすいこと。
小さな子供がいる家族連れにはとても魅力的だと思う。(オフィシャルでも洗い場付きの部屋はあるが)
そしてさすがに直営だけに他のオフィシャルホテルに比べてディズニー色も強いので、寝ても覚めてもディズニーを味わいたいと思うような人には最適。

ディズニーアンバサダーホテル

アメニティももちろんディズニー

サービスや特典の多くはオフィシャルホテルと大差ないのだが、直営だけの特典としてはアーリーエントリーとマルチデーパスポート・スペシャルがある。
アーリーエントリーはハッピー15エントリーと言い、一般開園の15分前にパーク入場出来るのだが、この15分というのはアメリカのディズニーホテルのアーリーエントリー(エクストラマジックアワー、或いはマジックモーニング)に比べるとかなり淋しい。(アメリカでは1時間前が普通)
開園20分くらい前にパークに着くと、直営ホテル宿泊者の列がかなり長くなっているため、結局入場出来るのは一般のゲストと同じ時間になる。
本当に15分前に入場したければかなり早めに行っていないと無理だと思える。

マルチデーパスポート・スペシャルは通常のマルチデーパスポートと異なり、初日からランドとシーを自由に行き来出来る。

アンバサダーだけの特徴としてはディズニーリゾートクルーザー(ミッキーのバス)がランドとシー、2つのパークに直接運行しているので、イクスピアリと共通の駅(リゾートゲートウェイステーション)まで行って乗らなければならないリゾートライン(モノレール)を使うよりも早くアクセス出来る。

 そして何と言ってもシェフミッキー。
かなり人気のレストランで予約が取りにくいのだが、直営ホテル宿泊者ならホテル予約成立と同時に予約が出来るので、1ヶ月以上前で有れば希望の時間でとれる確率は高い。(直営ホテル宿泊者以外の予約開始が1ヶ月前なので)
世界中のキャラクターダイニングがそうであるように、値段の割に料理は大したことはないが、TDRの中では、労せずミッキーを初めとしたディズニーの人気キャラとグリーティングが出来る数少ない場所なので、価値はある。

シェフミッキー

初めて行ったシェフミッキーにて。ミッキー、ミニー、ドナルド、プルート、日によってディジーがいる。

直営ホテルはそれぞれにホテルオリジナルのグッズも販売しているので、売店も要チェック。
せっかく直営に泊まったのなら、やはりオリジナルの商品は欲しくなる。


アメリカのレストランで食事をする


テーブルサービスのレストランで食事をする時はメニューがちんぷんかんぷん、注文する際の英語、お勘定の仕方にチップと、難題がたくさん。
これが面倒でファストフードやバフェ(バイキング)のみで食事するという人もいるようだが、基本的な事さえ分かっていれば大した事はない。
そもそもこちらはお客さんだし、外国人観光客なのだ。失礼なことさえしなければ、問題ない。

まず日本のレストランとの違い。

  • お冷やは出ない。もちろんおしぼりも。(水が欲しければ別途頼む)
  • 席には案内されてから着く。勝手に席に座れない店が日本より多い。
  • 担当のウェイター、ウェイトレスが決まっている場合も多く、他の従業員に頼めない。
  • お勘定は通常テーブルで行う。
  • もちろんチップが必要。
  • 高級店のディナーではドレスコードに注意。(日本でもそうだろうが)

メニューは日本人観光客の多い場所なら日本語メニューがある場合も多いので、あるかもしれない様な場所なら「ドウーユーハブア、ジャパニーズメニュー?」と聞いてみよう。無ければ英語のメニューを読まなければならないが、基本的なメニューの構成は前菜、サラダやスープ、メイン、デザート、飲み物とセクション毎に書かれている。

  • StarterもしくはAppetizerが前菜
  • Soupはスープ、Saladはサラダ
  • Side Dishは付け合わせ
  • MainもしくはEntreesがメインディッシュ
  • DessertもしくはSeweetsがデザート
  • Kids menu又はChildren’s menuは子供専用料理(小学生くらいまで)

そしてDrinksやBeveragesと書かれた飲み物のメニューがある。別になっている場合もあれば、料理のメニューと同じ場合もある。ワインのみ専用メニューというのが一番多いパターン。

料理素材の単語は頑張って読むとして、基本的な調理方は以下の通り。

  • sauté(炒めた)
  • steamed(蒸した)
  • grilled(焼いた)
  • fried(揚げた)

メインディッシュにはServed with ○○○と書いてある事が多い。これは○○○が付いているという意味。例えばServed with riceならライス付きということ。
この付け合わせは選べることが多いので、例えばYour choice of French fries or Baked potatoなんて書いてあればフレンチフライ(日本で言うフライドポテト)かベイクドポテトかを選べるという意味。
メニューの中に「or」とあればチョイスするということなので、それを聞かれると思っていれば間違い無い。
ステーキを頼めば焼き加減も聞かれるが、これは日本と同じでミディアムやレア、ウェルダンで答えればいい。日本の感覚よりも焼いてしまう店が多いので、ミディアムが好みなら、ミディアムレアくらいが丁度いい場合が多い。

よく前菜、メイン、デザートと一通り注文しなければならない等と言う話を聞くが、それは高級店での話。ドレスコードがカジュアルな店ではメインさえ注文すれば問題はない。

又、「Would you like something to drink?」等と食事を選ぶ前に飲み物のオーダーを聞かれる事も多い。

注文が無事に済めばあとは食べるだけ。なのだが、多くの場合、食事中に担当ウェイター(ウェイトレス)がやってきて「Everything OK ? 」と声をかけられる。
味に問題があればOKではないとこの時に伝えていいのだが、まあ普通は「ベリーグッド、サンキュー」と言えば良い。

それ以前に入店時からこちらの返事を必要とする様な挨拶、例えば「How are you today?」等と言われるので、「ファイン、サンキュー」等と簡単でいいので返事はしよう。
このへんはフレンドリーこそがサービスという文化なので仕方が無い。

一通り食事が済むとデザートやコーヒーの注文を聞きにくるので、欲しければその際に注文できる。いらなければ「ノーサンキュー、チェックプリーズ」とお勘定を頼んでしまおう。

お勘定の仕方は「チップの払い方」を参照。

あと、アメリカのレストランではどこでも食べ残しを持ち帰りできる。
量が多く食べきれないので夜食にでもしようと思うなら、遠慮無く頼もう。
「I’d like to take this to go.(アイライクトゥー、テークジストゥーゴー)」と言えば、持ち帰り用の箱を持ってきてくれるか、皿を下げて箱詰めして持ってきてくれる。
箱だけ渡された場合は自分で入れましょう…。

チーズケーキ

デザートなら持ち帰りに適してる